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ちょっと気持ちが沈む11ヶ月目。台湾師範大学で中国語を学んで11ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します

さてさて台湾師範大学で中国語を学ぶことが出来る期間もいよいよあと1ヶ月となってしまいました。しかも2月は旧正月に入り長期休暇がある関係で、実質半月くらいしか授業日がないのでもうジタバタできません。

そんな中でもなんとか思っていることを絞り出したいということで続けております、この「台湾師範大学で中国語を学ぶとどれだけ上達するのか!?」シリーズ、今回もどうぞご覧ください。

教科書が當代中文課程から遠東生活華語へ

當代中文課程

今月の途中で當代中文課程の4冊目の課が全て終わり、使用教材が1冊目からお世話になってきた「當代中文課程(試用版)」から「遠東生活華語」という教科書へ変わりました。

當代中文課程は現状では試用版も含めると5冊目まで用意されていて(現在は2冊目まで正式版として販売)、遠東生活華語は少し古い教科書なので既に正式版として3冊目まで販売されています。学校の方針でこの當代中文課程の4冊目を終えたところで遠東生活華語の3冊目から入る形と相なりました。

聞くところによると當代中文課程の5冊目は4冊目以前とは桁違いにレベルが高く、師範大の語学センターで4冊目を終えた学生が5冊目にそのまま入り、授業を受けてもほぼ理解できないという事態が続出したらしいです。学校側もカリキュラムをある程度は考えながらやってると思いますが、事実上人柱になってしまった人達にとっては本当に気の毒な話です。

という過去(結構最近だけど)の反省を考慮して学校側はその當代中文課程(5)へ行く前のステップとして遠東生活華語(3)を教材として扱うようになったらしいです。(クラスのレベルによっては別の教材を扱う可能性もあるそうです。)

ちなみに学校側が定めたレベルによると當代中文課程(5)がレベル7遠東生活華語(3)がレベル5當代中文課程(4)はレベル4で、ナンバリングされた通りにそのまま進むと、いっきに3つもレベルが違う世界で勉強することになります。そりゃ分かんねぇ。

遠東生活華語

さてこの新しい教科書「遠東生活華語」の中身ですが、當代中文課程で習ってきた事の復習っぽい部分が多少あるのは仕方ないとして、既に正式版として売られているだけあって今までの當代中文課程(試用版)と比較すると教材としての出来は格段に良く安定感があります。

新文法の解説は、後半になってくると齟齬が発生しやすい英語だけはでなく分かりやすい中国語で書いてあります。というか英文での解説はほとんどないですね。単語の説明には使用例の中国語の文章も乗ってます。中国語の教科書は本来はこうあるべきだとも思います。

あと教科書の名前にある通り台湾での生活と密接に関係したことをテーマに扱っているので、ゆくゆくは台湾での生活を考えている人にとっては非常に役立つものが多いはずです。

この遠東生活華語の1冊目、2冊目をじっくりと見たことはないですが、もし日本で中国語を独学するならこの遠東生活華語の1冊目を台湾で購入して勉強を始めてみても良いんじゃないかなと思いました。

全然成長してないなって思う瞬間

台湾師範大学の廊下

僕の今のクラスは1~2週間に1回くらいの頻度で教科書のテーマに沿ったプレゼン課題があるんですが、そのプレゼン自体は良いとして発表後の質疑応答に、僕ひとりだけ質問者(クラスメイト)の意図を汲み取れずちゃんと答えられなかったりするんですよね。

そんな中、今回初めて風邪で1週間学校を休んで家に引きこもったという事や、授業を受けなかった分皆から遅れをとってしまったという事実からくる不安も重なり、布団にくるまりながら回復を祈りつつ、この11ヶ月間自分は何をやってたんかなー…という弱気な気持ちに始めてなりました。

言語学習、そう簡単にはいかないって現実に最後の最後で打ちのめされてますね。出来る人に比べて足りない部分は分かっているんですが、なんか人間性そのものを更に変えていかないと改善しようがない気がしているので余計に悩みが加速してます。

台湾の残りの滞在期間で何をするか?

中正記念堂 自由広場

まぁ1年あるさーとゆっくりゆっくり生活してきましたが、現在の心境は残り滞在期間が本気で少なくなって途端に今の生活が惜しくなるあの感覚に襲われています。ということで最近は行ったことの無い観光地、レストランやカフェなどに積極的に足を運んでいます。

台北の観光地的なところは山以外ほぼ行ったと思うので台北は置いておき、台湾全体で見た時にまだ行ったことのない場所では、花蓮と宜蘭と懇丁、あと小さい島々があります。花蓮は2月の旧正月休みで行く予定、懇丁は3月の初旬に高雄へ旅行するので、その時ついでに行こうかなと考えております。

後は今普通に会える人たち、つまり台湾で知り合った人達ともうちょっと会っておきたいですね。LINEやFacebookやInstagramやなんやで繋がってるにしても、物理的な距離が離れるとよっぽど仲良くないと連絡が途絶える瞬間はやってきますし、それっきりになってしまうのもなんか寂しい。

こういう時僕がFacebookをマメに更新する人だと、離れてもなんとなく近くにいるみたいに感じることが出来ると思うんですが、僕はどっちかというとTwitterな人間なのでFBは半年に1回くらいしか更新してません。見てるのは自分のアカウントのページじゃなくて自分の管理しているサイトのFacebookページばかり。

だから逆にこのブログを見て頂いている人たちには、Twitterで僕のアカウント(@nakazimachia)もあわせてご覧になってくれたらなぁと思ってます。

と、お薦めしておいて実は有益なことは全然書いてないんですが、ブログに載っているような何回もフィルターを通したような文章じゃなく、限りなく素に近い状態のものがポコポコ打ち上がってます。やってない人は時々覗いてくれれば良いです。けどやっぱり恥ずかしいかも。

話が逸れましたが、既に帰国用の飛行機チケットも取って大家さんに出て行く日も伝えまして、帰国準備などを徐々に進めて、台湾にいるのももう少しだなーという実感が湧いてきてワキモキしてる毎日です。今の生活が名残惜しい気持ち、日本に帰ったらアレしようコレしようという期待感、半々です。

あと自分がやっておくべきことは何だろう?何をすれば満たされるだろう?好きな人には好きって伝えておくこと?(友人としての感情も含めて)

次回は最終回ということで“1年間の総まとめ”をします

こうやって11ヶ月の間続けてきた、最後の方にはきっと書くことなくなるだろうなぁと思っていたこのシリーズも、次回がちょうど語学センターに通って1年となるので最終回です。何とか毎月書くことがあって続けてこれました。これを毎日書いてるナクログ@台湾留学に対しては畏敬の念しか抱けません。

次回の内容はひと月に絞った報告ではなく、報告と言いながらここ数ヶ月は全然報告していない1年間での語学能力向上度の実態や、これから1年間台湾で中国語を勉強しようと思っている人への僕なりのアドバイス、そして台湾生活はどうだったか?を中心に書いたり、その他余計なことやあんなことを書く予定です。

長くなったら別記事に分ける可能性もありますが、よろしければどうぞ最後までお付き合いお願いします。

  1. 台湾師範大学で中国語を学んで2ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  2. 2ヶ月→3ヶ月の変化は横ばい。台湾師範大学で中国語を学んで3ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  3. 新学期(2学期目)が始まりまして。台湾師範大学で中国語を学んで4ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  4. 聴力に少し変化が出た気がする。台湾師範大学で中国語を学んで5ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  5. 居留ビザ申請を通して普段考えないことを沢山考えて喋った6ヶ月目。台湾師範大学で中国語を学んで6ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  6. 宿題に追われる日々。台湾師範大学で中国語を学んで7ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  7. 中国語が好きになってきた。台湾師範大学で中国語を学んで8ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  8. 忍び寄る母語の影響と軌道修正。台湾師範大学で中国語を学んで9ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  9. はじめてのレギュラーコース。台湾師範大学で中国語を学んで10ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  10. ちょっと気持ちが沈む11ヶ月目。台湾師範大学で中国語を学んで11ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
  11. 台湾留学1年間の総まとめ!台湾師範大学で中国語を学んで1年が経過したので、中国語の上達度を報告します
ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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ナカジマチカ

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神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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