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聴力に少し変化が出た気がする。台湾師範大学で中国語を学んで5ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します

今月は休日ほぼ予定がなかったわ外は暑いわで1ヶ月の電気代が2ヶ月連続で6,000円超えました。こりゃ日本で一人暮らししてた時より高いですね。台湾の賃貸は水道料金込みがデフォルトですが、電気代だけは高いことが分かりました。

7月度は予定が少なかった割には、この少々お高い電気代のせいか、1ヶ月の生活費が初の10万円に達しました。10万いっちゃうと海外で生活しているお得感が何となく薄れるのでなんとか9万前後で生活をキープしていきたいところです。

やはり台湾内で生活を突き詰めて行った先は台中・台南になるんでしょうか。台中のMRT早く開通しないかな。

さてさて、だんだん1ヶ月の総括代わりになってきている「台湾師範大学で中国語を学ぶとどれだけ上達するのか!?」シリーズの記事ですが、今月もどうぞご覧くださいませ。

言語交換

師大夜市のかき氷

最近は主に、学校で知り合った日本人の友人から紹介してもらった日本語レベルがかなり高い方と週1,2回で会って言語交換をしてます。とても真面目な方で、相手の提案で互いにテーマを出しあい中国語または日本語のみを使って討論することを主に行っています。

真面目な方と強調してみたのは、今まで会った言語交換相手は互いのレベルに開きがある方もいて、こちらがひたすら中国語を喋って終わることも少なくなく(話す練習になるから僕としては良い)、最近は「お。言語を交換してるなぁ。」と実感してます。

それにしても言語交換における双方の学習に対してのモチベーションと言語のレベルのバランスって難しいですねぇ。やる気だけある初心者同士だと確実に2人して何を話していいか路頭に迷いそうですし。

多分お互いに基礎が出来ていてお互い同じくらいのレベル、或いは差は少しだけってのが一番やりやすいんだろうなぁ。しかしそのレベルに関しての物差しは検定の有り無しくらいしか手がないのでしょうか。

話を言語交換の内容に戻すのですが、この討論という形で自分の言いたいこと・考えていることをハッキリ口に出す。相手がお勧めしてくれた通り、これがなかなか良いトレーニングになります。

最近は決して深くまでは切り込めないながらも、言いたいことを手持ちの中国語で大体伝えられるようになってきているので、今は少しゆっくり喋って細かい部分(発音・声調・文法)を互いに指摘し合って、より高みを目指すかたちでやっています。

って言うとちょっと聞こえ良い感じでまとまりますが、実際は討論しながら相手の発した言語の誤りを指摘するのって、聞くことに必死になってしまって結構難しい。

相手からも「ちょっとでも発音や文法が間違ったらすぐ指摘してね。」と言われているのですが、物事を教える経験が有るわけでもないので、スマートにはなかなかいかないものです。

皆さんは「てにをは」の使い方を外国人から突っ込んで聞かれたら分かります?

聴く力

耶穌基督後期聖徒教会

週に1,2回は言語交換を含めた台湾人と中国語だけで長時間喋る機会をつくったり、家にいる間はひたすら中国語吹き替えのアニメをBGM代わりに聴き続けた甲斐もあり、5ヶ月目にして少しずつ聴力の向上を感じています。

分からない単語はあるものの長文で喋られた場合も、前後の文脈で何を言っているかなんとなく分かるようになり、相手の言っていることの意図が「何を言ってるんだかさっぱり分からねぇ…」と考え込むことが減りました。

けど初めて話す人の第1声はやっぱり「えっ?」って聞き返してしまうことが多いです。その人の声とか癖とか話し方に慣れてくると会話が出来るようになったりするので、やっぱり色んな人と喋って色んな声を聞いたほうが良いですね。

どちらかというと女性の声の方が聴き取りやすい気がします。中国語を学習している男性の皆さんの沢山の台湾人女性と喋りたいその気持ちは分かります。分かりますが!台湾人男性とも話をする機会もちゃんと設けましょう。

日本語を使った会話も、話す相手が初めて話すお爺ちゃんお婆ちゃんだったりすると、最初のうちは聞き取りづらかったりするのであの状況と一緒ですね。(母国語の場合は一言二言くらいで即慣れますが。)

話す力

東門駅近くの市場

台湾人との会話においては相変わらず低空飛行を続けているわけですが、クラスメイトと中国語で会話をしている時に思うのは、随分色々な話題で盛り上がれるようになったなぁと。

台風があった日にクラスのみんなでリビングの広い家に住んでいるクラスメイトの家に遊びに行ったのですが、所謂宅飲みのような感じになり年頃の少年少女が集まって酒が入れば恋話とかもするわけで、別の国で育った人間の、テレビやネットでは手に入らない生の意見や価値観を聞けたのは貴重な体験でした。

数ヶ月前までの「元気?」→「元気」、「どこ行くの?」→「家に帰る」、「テストの準備はできてる?」→「うん」のような、村のNPCみたいな会話をしていた日々が懐かしいですね。

僕のクラスには前学期からの持ち上がりで今学期も一緒のクラスメイトがいて、比較的長い時間と共にしているだけあって彼とは色々なことを話すのですが「俺達、最初に比べると突っ込んだことを話せるようになったな~。」ってよく言ってます。

例え相手がネイティブだろうがそうでなかろうが、中国語能力の上達を実感する瞬間です。

学校

師大敷地内

そういえば7月から台湾師範大学ではサマークラス(暑期班)が始まりました。

サマークラスとはなんぞやって話なのですが、僕はてっきりサマースクール専用のクラスが出来るものだがと思っていたわけですが、サマークラスを申し込んだ生徒はただ単純に既存の空席のあるクラスに混ざる形になります。

僕達は既に6月から授業を開始していて、当然7月時点のクラスの状態はクラス変更希望者を受け入れた後のクラスです。

当然人気のクラスは既に空席が無く(インテンシブコースのクラスは最大8人まで)、サマークラスから入学する生徒は余り物のところに入ってくるような形になってしまうので若干不公平感ありますね。

加えて既にクラスの雰囲気も出来上がっていたりもするので、基本的に皆暖かく迎え入れますが、そこにいきなり入ってくるのはなかなか勇気が要ると思います。

個々のスケジュールの都合もあるかとは思いますが、サマークラスっていう少し気取ったネーミングとは裏腹に、実際は夏季クラスから始めた人達から単純に1ヶ月遅れで授業に参加する授業形態です。

なのでもし師範大学の語学センターに通うなら、正式な節目で始まり3ヶ月フルで授業を受けられる学期から始めた方が、色々と恩恵が受けられて良いかなーと個人的には思います。

そんなひと夏の思い出的な経緯がありまして、今のクラスは最終的に韓国人・イギリス人・インドネシア人という、また新たに知り合う国籍の人を含めた3人の生徒(全員女性)が加わり、現在は8人体制で授業を行っています。

狭い教室に8人がひしめいていた前学期のクラスと比較して、今学期は広々と席を使えて良いなぁと思っていたのですが、また教室が若干窮屈になってしまいました。授業中は当然教科書を見ながらノート取ったりするんで使えるスペースは広ければ広い方が良いです。

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ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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