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史上最大級と言われる台風が台湾に直撃!猛威をふるった台風が去った後の街の様子を見てきた

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

昨晩は物凄い風の音で睡眠中に何度も目が覚めてしまいました。まどろみの中が体が揺れるような感覚を覚えたのは気のせいではなく強風の影響でマンション全体が揺れていたようです。今回台湾を襲った台風は非常に強力でした。

台風はニュースによると台湾の一部の地域で最大瞬間風速が60mを超えたらしいです。とは言ってもその風速が一体どれくらい凄いのかいまいちピンとこないと思うので、100mの陸上競技の世界記録保持者のウサイン・ボルトで例えてみます。

彼が100mを約10秒で走るので10m/1秒とするとその6倍速で動きまわるウサイン・ボルトがそこら中にいると考えてもらえれば分かりやすいですね。これは速い…強い…!

さて日本での台風と言えば、日本に到達する前にいつも大体勢力が弱まって、地震と比べるとそこまで恐くないイメージの自然災害のひとつですが、今回台湾全島を飲み込んでしまった台風は風も雨も非常に強く、史上最大級という前評判もありました。

そんな台風をまともに受けた台湾の街の様子が心配だったので、夜が明け風が収まったお昼頃に外を見てまいりました。どうぞご覧ください。

街の様子

崩れた看板となぎ倒されたバイク

家を出てすぐのところで目に入ったのは、崩れて外れかかっているお店の看板と風でなぎ倒されたバイクです。

バイクと散らかったゴミと瓦礫

台湾はバイク社会なので、路上駐車されたバイクが倒されている姿が目立ちました。ゴミや瓦礫も散乱。

池化した公園

こちらは池…ではなく公園です。普段は砂地になっていて高齢者が運動したりコミュニケーションを取ったりする憩いの場です。

倒木

公園内の細い木は容赦なく折られたり、根こそぎ持ってかれてました。

倒木により塞がった道

倒木によりほぼ道が塞がっている場所も発見。

粉々に砕かれたプラスチック製の看板や広告、お店のメニュー

路上では至る所でこのようにプラスチック製の看板や広告、お店のメニューなどが粉々に砕かれ散らばっています。時にはガラスの破片が落ちているのも見かけました。

落下した看板

おそらく後付けの、補強が満足でなかったお店の看板の破損も目立ちます。

向かいの壁にもたれ掛かる剥がれた看板

剥がれ落ちた大きな看板が向かいの建物にもたれかかっている様子。

風にゆらゆらと煽られていた台湾大哥大の看板

この台湾大哥大の看板は風に煽られゆらゆらとしていて今にも落下しそうでした。周囲のお店の状況もひどいです。

営業を開始した50嵐

ドリンクスタンドの有名チェーン店のひとつである50嵐は風が落ち着いてきた頃に営業を開始。

普段は営業しているお店の様子

50嵐のように一部のお店、コンビニは営業をしていますが当然個人でやっているようなお店は9割が閉じています。やっていなければ確かに不便ではあるのですが、こういった時は非常事態なので全部閉めてしまっていいと思います。

最後に

僕が住んでいるマンションは幸い風で建物が揺れる以外はなんとも無かったのですが、紹介したように少し外を歩いただけで大きな被害を受けている場所を至る所で見かけました。これだけ大きな台風なので死亡者・行方不明者も出ています。

日本に居た頃の感覚で台湾の台風を甘く見ていると非常に危険なことが分かりました。特に台湾では今回何度も紹介したように、風で飛んできた瓦礫による二次的な被害が身近な事故に繋がるのが容易に想像できます。

キッチンがない我が家ですが今回の台風を受け、台風が来たら家で1日大人しくできるよう、そのまま食べられるような備蓄を用意せねばと改めて思いました。日本の美味しい保存食が恋しいなぁ…。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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