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コロナ禍に台湾・日本を行き来する際の注意点や準備すること

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

2020年10月下旬頃の話になるのですが、いよいよという状況になり仕事のためやむを得ず日本へ一時帰国していました。そして現在は既に台湾に戻っております。

コロナウイルスの世界的な流行後に台湾と日本を行き来するのは初めてで、ご存知の通り出入国前後は何をするにしても以前とは勝手が異なりました。

そこで今回は僕自身の振り返りも兼ねて、コロナウイルス感染拡大の状況下で台湾・日本を行き来する際の注意点や準備することなどを段階ごとに紹介したいと思います。それではご覧ください。

目次

台湾・日本を往来できる人

まず現在の状況下でそもそもどういう人が台湾と日本を行き来できるのかという話から。

日本人は台湾滞在を認められたビザや居留証を所持していれば、台湾から日本、日本から台湾への渡航が可能です。ただし平時と比較すると出入国の際に必要な書類が多く、在宅検疫などの規則があります。

ただし、防疫措置の緩和や制限の強化は随時行われており入国条件は常に変わっているので、必ず事前に各機関のサイトで最新の情報を確認しましょう。

台湾から日本へ

準備

僕は台湾に住んでいるので、まずは台湾から日本へ行く時の説明です。

  1. 日本における検疫期間中の滞在場所
  2. 空港からその場所への移動手段

日本へ行く前にこの2点を先に抑えます。

台北松山空港国際線のフライト情報

上記の準備が整ったら台湾から日本行きの航空券を購入します。

ですがどの航空会社もフライトスケジュールを見ると高い確率で欠航しています。僕は数週間フライトスケジュールを眺めて、確実に目的地の空港へ飛んでいる曜日・時間の航空券を購入しました。

それでも当日に飛行機が飛ぶのかは定かではありませんが、僕が日本へ行く時に利用したANAは出発5日前に搭乗の案内メールを送ってくれたので安心できました。

台湾から出国〜飛行機内

台湾新幹線

飛行機が無事運航することが確認でき、空港へ向かう当日ですが、台湾の空港行きのバス(客運)はどの路線も減便されているのでバスを利用して空港に向かおうと思っている人は注意が必要です。

例えば台北駅付近のバスターミナルから出ている桃園空港行き國光客運1819路線バスの時刻表を見てみると、これまで10〜20分間隔でやってきていたバスが1日4本に減便されています(2020年11月15日現在)。

ちなみに僕は台北にある松山空港から出発したのですが、現在台中に住んでいるので台中市の路線バスで台中の新幹線駅→新幹線で台北駅→台北MRTで松山機場駅という経路で松山空港まで移動しました。

日本入国のための質問票

チェックインを済ませ、飛行機に搭乗すると日本入国のための入国書類や税関申告書に加え、厚生労働省からの質問票などが渡されます。

日本に到着すると直ちにこの質問票の確認が始まるので搭乗前にボールペンなどの筆記用具を準備しておき、機内で記入を済ませておいた方が良いです。

日本到着から検疫期間の滞在場所まで

空港のカートに乗った荷物

書類審査を経て、入国審査から預け荷物の受け取り、税関検査を終えれば自由になるので検疫期間に滞在する場所へ向かいます。

滞在場所までの移動には空港から出ているシャトルバスに乗る、家族に車で迎えに来てもらう、レンタカーを運転して行く、ハイヤーを手配するなどの手段があります。

僕は自宅を検疫期間中の滞在先としたので家族に車で迎えに来てもらい、空港の到着ロビーから駐車場へ歩いていき家族と合流しました。

この時の注意点ですが、空港のフリーWi-Fiが場所によっては繋がりにくいこともあったので、日本到着後すぐに迎えなどの手配で連絡をとる必要がある人は、日本へ行く前に日本でネットに繋がるよう準備をしておいた方が安心かと思います。

日本における検疫期間

日本の検疫所からのお知らせ

滞在場所に移動したら、日本到着の翌日から起算して14日間は検疫期間となります。ホテルや自宅などからの外出を控え、人との接触を避けます。

また検疫期間中は体温を毎日測定し、LINEの専用アカウントまたは保健所から連絡がきたら健康状態を報告します。

僕はLINEを使用した報告が選択できなかったので保健所からの連絡を選んだのですが、連絡は毎日ではなく在宅検疫6日目に初めて入り、その時に検疫期間中の過ごし方、体調確認、疑わしい症状が出た場合の連絡先などの説明を受けました。

保健所も業務が逼迫しているのか、この6日目の連絡時に「今後は毎日の電話連絡は行わず、体調に問題がなければ最終日にメールで確認をして検疫期間を完了とする。」という提案があったので、そうしてもらうことにしました。

また、日本では新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため接触確認アプリの利用が推奨されています。

台湾からだとDLはできましたが利用はできなかったので日本に到着した日に利用を開始し、検疫期間終了後に外出した時はアプリを開いて、陽性者との接触があったか逐一チェックをしていました。

日本から台湾へ

準備

成田空港第1ターミナル

ここからは日本から台湾へ行く時です。日本へ行く時と同様にまずは

  1. 台湾における検疫期間中の滞在場所
  2. 空港から滞在場所までの移動手段

この2つを確保します。

滞在先は台湾に自宅がある人は自宅でも良いと思いますが、家族と距離を取って暮らすのが難しい人や台湾に家がない人、何らかの理由により自宅滞在を選択できない人は台湾の防疫ホテルから滞在先を探しましょう。

次に空港から滞在先までの移動手段ですが、台湾入境後14日間はバス・MRT・国内線飛行機などの公共交通機関を利用することはできせん。

ただ台湾の空港では防疫タクシー(防疫計程車)というものが用意されているので他に移動手段がない方は利用しましょう。

上記2点の準備ができたら航空券を用意します。飛行機はどの航空会社も欠航が多く出発する日が限られているので、欠航する可能性の低い曜日や時間を調べて航空券を購入する必要があります。

また理由は後述しますが、台湾に入るためには台湾の電話番号が必須になるので、SIMロックフリー(或いはロック解除済)のスマホを用意しておきましょう。

台湾の入境検疫システム(入境檢疫系統)

更に台湾行き飛行機に乗る3日以内になったらPCR検査を受けて陰性証明書(英語)の取得台湾到着48時間前になったら入境検疫システム(入境檢疫系統)を提出する必要があります。

※PCR検査結果陰性証明書は2020年12月1日〜2021年2月28日の期間を除き、外交公務、移民労働者、居留証を持っている人などは取得不要。

入境検疫システムには検疫期間中に滞在する住所や滞在場所への移動手段の他、台湾の電話番号を記入する項目などがあるので、台湾の電話番号(SIMカード)を所持していない人は、とりあえず日本の電話番号で提出しておき、台湾に到着後SIMカードを購入してからこの入境検疫システムを再提出する必要があります。

台湾入境にあたり自分が用意するべきもの、用意しなくてもいいものが分からない場合は、台北駐日経済文化代表処 の特別入国許可(ビザ)の申請についてにてご確認ください。

日本から出国〜飛行機内

EVA Airのチェックインカウンター

出国当日、チェックインカウンターではパスポートに加えて

  1. ビザ、居留証
  2. 入境検疫システムの提出完了画面
  3. (必要な人は)PCR検査結果陰性証明書

の3点を提出します。

更に僕が利用した航空会社(EVA Air)では旅客健康声明書へのサインを求められました。

EVA Airの飛行機内

また、飛行機搭乗後に機内で配られる紙の入国カードを受け取って記入する必要がありました(オンライン入国カードシステムが停止中のため)。

台湾到着から検疫期間の滞在場所まで

入境検疫システムに関するSMS

台湾に到着して入境検疫システムで登録した電話番号のSIMが入ったスマホの電源を入れると、入境検疫システムに関するSMSが届きます。届かない場合はスマホを再起動してみるか、入境検疫システムの再提出が必要です。

入境検疫システムの証明書

SMSに記載されているURLにアクセスすると、入境検疫システムの証明書(入境居家檢疫申報憑證)が表示されるので、スクリーンショットを撮るなどしてスマホに保存しておきます。

この入境検疫システムの証明書は後に何度も提示することになるのですぐに見せられるようにしておくと良いでしょう。

入境検疫システムの証明書の確認を受けている様子

飛行機を出て入境審査の案内に従ってしばらく進むと、衛生福利部疾病管制署の方々が入境検疫システムの証明書を取得済みか確認しているので、入境検疫システムの証明書を見てもらい問題ないかチェックを受けます。

まだ台湾の電話番号がなく入境検疫システムの再提出が必要な方は、ここでどうすればいいか指示を仰ぐのが良いと思います。おそらくSIMカードが購入できる場所へ案内され、SIMカード購入後に入境検疫システムを再提出することになるはずです。

上記の確認をしている場所の先に進むと、入境検疫システムの証明書の本チェックを行っている場所があるのでパスポートと一緒に提出します。その後は普段台湾到着した後と同じ流れで入境審査を受けます。

交通手段の案内

入境審査を終えて荷物を受け取ったら検疫期間中の滞在場所へ向かいます。

滞在場所への移動は防疫タクシーを利用する、家族などに車で迎えに来てもらう、レンタカーを自分で運転するなどの選択肢がありますが、僕は防疫タクシーで自宅に行くことを選んだので、防疫タクシーを利用する例を説明していきます。

桃園空港のタクシー乗り場

到着ロビーに出た後「防疫計程車」の案内に従い進んでいくとタクシー乗り場があり、横にカウンターが設置されているのでそこで防疫タクシーの乗車登録をします。こちらでも入境検疫システムの証明書が必要です。

乗車登録が完了し、他に乗客がいなければすぐに乗車して滞在場所に向かうことになります。防疫タクシー乗車後にお手洗いへ行く場合は少し面倒な手続きがあるので、必ず乗車前に済ませておきましょう。

また、僕が乗車した車種は運賃の支払いにクレジットカードが使用できましたが、できない車種もあるようなので台湾ドル(現金)を持っていない人は乗車前に確認しておいた方が良いでしょう。

防疫タクシーの各空港から各地域までの運賃は交通部の検疫対象者の空港から帰宅に関するQ&Aからご覧ください。価格は例えば桃園空港から一番距離のある台東まで行っても3,500元(約12,950円)と良心的です。

ちなみに防疫タクシー乗車前に身体・荷物へアルコール消毒液をビショビショになるまで吹きかけられるので、お気に入りの服ではなく色落ちしにくい素材の服を着ていくのを推奨します。

台湾における検疫期間

台湾に到着した翌日を1日目として14日間が検疫期間となります。滞在場所からの外出は禁止、原則として人との接触もできません。また何時でも連絡が受けられるようスマホは常に電源を入れ、身の回りに置いておきます。

この記事を読んでいる方は用心深いはずなので言うまでもないと思いますが、検疫期間中に外出するなど規則に違反すると10万元〜100万元(約37万円〜約370万円)という重い罰金がありますのでご注意ください。

体温計

次に検疫期間中に行うことです。朝晩1日2回の体温測定を行い健康状態を記録します(健康状態の確認項目は入境検疫システムの証明書のページを下にスクロールするとあります)。

更に台湾に到着した翌日以降、入境検疫システムで登録した電話番号に下記2箇所から連絡が入るので応答します。

機関・組織連絡内容
警察署検疫期間中における注意事項の説明(初日のみ)。
在宅検疫に必要な物(マスク・体温計等)の確認。
健康状態の確認。
中央疫情指揮中心(CECC)SMSでの健康状態の確認。

基本的に検疫期間終了まで各機関・組織から毎日連絡があるので、忘れずに日々の健康状態などを報告します。

自宅に用意した食料品

食事は防疫ホテルに滞在していれば提供されると思いますが、自宅の場合は配達を頼むことができます(常駐する管理人さんがいたり、建物の構造によってはUber Eats、foodpandaなどのフードデリバリーサービスの利用も可能?)。

食事の配達は地域によって手順が異なるはずなので、必要な方は連絡があった時に詳細を尋ねてみましょう。

僕は滞在場所を自宅にしたので、万が一に備えて台湾を出る前に保存が効く食料品や水をある程度準備していき、日本からもふりかけやインスタント味噌汁を持ち帰ってきました。

※台湾の空港では豚コレラ防疫対策も並行して行われているため、食品の持ち込みは注意が必要。

ゴミ袋

次にゴミ捨てのルールです。

防疫ホテルの場合はスタッフが回収してくれるので問題ないと思いますが、滞在場所が自宅の場合は自分でゴミを処理する必要があり、自治体ごとに処理方法が異なります。

例えば僕の住む台中市では、14日間の検疫期間終了後に従来のごみ処理ルールに則り自分でゴミを捨てにいきます。もし検疫期間中にゴミを捨てたい場合は衛生局または各區公所にお願いすると回収サービスを派遣してくれるようです。

臺中市政府環境保護局による検疫期間中のゴミの捨て方

ソファ

検疫期間中の滞在場所がホテルではなく自宅且つ同居人や家族がいる場合ですが、衛生福利部から発行された居家隔離及居家檢疫對象應遵守及注意事項を読むと

  • 在宅検疫期間中は極力別々の生活を送る(ひとつの住居の中で生活スペースや水場などを完全に分けることができれば同居人がいても良い)
  • マスクをつけて同居人とは1m以上の距離を保持する
  • 一緒に食事は禁止

などの注意事項があります。

紅包

あと大事なのが、条件に当てはまる方は在宅検疫1日につき1,000元(約3,700円)の補助金が出ます。

仔細は衛生福利部の受隔離、檢疫者和其照顧者防疫補償に書かれているので、受給資格を満たす方は検疫期間が終わったら忘れずに申請しておきましょう。

その他疑問がある、体調が優れない時は24時間受付のホットライン「1922」へ電話して訊くことができます。

台湾の自主健康管理期間について

14日間の検疫期間終了後、お待ちかねの外出が可能になりますが、台湾では更に7日間の「自主健康管理期間」が設けられています。

自主健康管理期間も引き続き朝晩1日2回の体温測定を行って健康状態を記録し、中央疫情指揮中心(CECC)からのSMSを使った健康状態の確認に答える必要があります。そして外出時は必ずマスクを着用し、公共空間への出入りも出来る限り控えます。

また禁止事項として

  1. 病院で診療を受けたり検査を受けること(緊急時を除く)
  2. 病院へ行く際の公共交通機関の利用

上記2つがあります。

こうして合計21日間の検疫期間+自主健康管理期間を経て、何も疑わしい症状が出ていなければ、防疫規則を守った上で台湾の街を自由に動けるようになります。

最後に

日本から台湾に向かう機内からの風景

以上、コロナウイルス感染拡大の状況下で台湾・日本を行き来する際の注意点や準備することなどでした。

ただ自分が日本へ入国する時は必要だった日本到着後の検査が自分の検疫期間中に不要になるなど、各国の水際対策措置は常に変化しています。

おそらくこの記事の情報も数ヶ月経てば大部分が過去のものとなるはずなので、台湾及び日本への渡航を考えている方は必ず事前に下記のサイト等から最新情報の確認をお願いします。

最後に台湾と日本で防疫作業にあたる皆様に御礼申し上げます。

※1元=3.7円で計算(2020年11月15日現在)

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後、台湾で語学留学・ワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外す。現在も台湾を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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ナカジマチカ

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神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後、台湾で語学留学・ワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外す。現在も台湾を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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