台湾で暮らして9年が経過したのでこの1年の出来事や考えたことなど

ども台湾在住のナカジマチカ（@nakazimachica）です。

前回の記事投稿から半年ほど空いてしまいましたが、1年に1回これだけは書いて台湾生活のリアルを伝えなければ…という使命感に駆られ、久しぶりにキーボードを叩くに至りました。

ただ時間が空いたとしても、幸い書いているうちに「そうだ、コレも書いておこう」となって1,000文字くらいはあっという間なので、自分は文章を書くのがそこそこ好きだったんだなぁと実感しております。

それでは例年の通り1年に1回の雑記となっておりますがご覧ください。

円安が大幅に進む

大部分の報酬を円で頂いている身としては正直ｵｷﾞｬｰと叫びたくなるくらい厳しい相場が続いています。

この記事を書いている日は1元=4.87円に到達し、いよいよ1元=5円が現実味を帯びてきました。こんな日が来ることを全く想像しておらず、「4円になる〜」と騒いでいた来台1年目の2015年が懐かしい。

僕は台湾での生活費は台湾ドルが足りなくなると台湾のATMでキャッシングを繰り返しているのですが、1回の取引で引き出せる最高額（2万元）に対しての支払額が日に日に増えていく様子を見ては、毎回小さなため息をついています。

この円安に伴い2023年は、訪日台湾人の数はコロナ前の2019年には届かなかったものの、台湾人のインバウンド消費額は過去最高を記録したようで、お金をバシバシ使って日本を楽しむ台湾人たちを羨ましく感じています。

僕は台湾に住んでいるため、台湾から日本へ行くときの意識は多分かなり台湾人と近しいものになっているはずです。

普段は台湾で慎ましく生活してお金を貯め、日本に行った時だけは欲望を開放し、滞在中の数日間は食べたいものを食べて買いたい物を買う…そんな日々は相当楽しいと思います。

逆に2010年代頃は日本人もかなりの数が台湾に遊びに行って消費をしていたと思うので、今は日本人のターンではないと思って耐えるしかないですね…。

今まで通り外貨を稼いだり得たり、台湾を含めた海外株に投資するなどして資産のリスク分散を続けて、このまま円安が続いても円の価値がコロナ以前まで戻っても、持ちこたえられるよう準備はしておきたい所存です。

ブログの更新頻度について

ずっとご覧頂いている方にとっては周知の通り、2023年に入ってから本ブログの更新頻度が著しく下がりました。

理由としては単純で、受注のお仕事をたくさん頂いているのと、コロナ禍をきっかけに新しく始めたことの中に、今の自分がしばらく注力し続けたいものが出てきて、こちらの優先順位が低くなっているからです。

自分は独立してから、それまでの会社員生活とは打って変わって思いついた色々なことに取り組んできましたが、中には全く先が見えずに終わってしまったもの、少し芽が出たけど力を注ぎ切れなかったものもあります。

そんなことを数年間繰り返して気づいたのは、しっかり目標を定めてコツコツ続けた物事に限り、大きな成長に繋がるような情熱を注ぎ込むタイミングが訪れることがあるということですかね。そしてその瞬間もしっかり見極めなければいけない…これに気づくのが少し遅かったかもしれない。

だから今せっせと水やりをしている苗の横で、僕が約10年前から手掛けてきた本ブログは現在ゆったりと佇んでおります。

ただ、紹介したいものがあれば記事にしていきたい気持ちは変わっていませんし、メンテナンス自体は毎日行っているので、これからもこのブログの運営は続けていきます。

なんにもならない時間が楽しい

20代の頃の自分を振り返ると、平日は会社員として働きつつ、土日はほとんど遊びに行かず、今後に繋がるようなことへ時間を費やし、収入アップと自分の成長に繋がらない過ごし方は無益だと思っていたふしがあります。

その反動なのか年齢のせいなのか分かりませんが、近年は家事をしたり散歩をしたり、自分以外の方の作品や活動を楽しんだりと、自分の成長とは直接的に関係なさそうな行いが楽しく思えるようになりました。

言い換えると、“一般的な生活”で満足感を抱く自らを肯定し、自分は非凡な人間ではないと認めるのが怖かったから、20代はガツガツ生きていたのかもしれないです。

実際そういう日々を送ってきて得たものも多かったのですが、常に張り詰めていて心身に負担もかかっていたと感じるので、これからは自分が前に進むための時間もなんにもならなそうな時間もバランス良く楽しんで生きていきたいと考えています。