ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。まず初めに台湾に対して謝りたい気持ちでいっぱいです。
誤解しないで欲しいのは台湾に対して何か悪い事をしたとか台湾人の名誉を傷つけたとか決してそういう事ではないです。
何故かというと、今まで僕は台湾の魅力は美食と台湾人にあると思っておりまして、そんな自分は台湾を旅行する予定のある日本人の友人から「日本で紹介されていた台湾のおすすめ観光地に行ってみたいんだけど…」と相談を受けても
「九份!?あんなところ日本人だらけで狭いし、提灯がぶら下がった階段があるだけだよ!」
「台北101!!?わざわざ高い金払って高いところ登って曇り空見て何が楽しいの?」
と、台湾のシンボリックな観光地に対して個人的な感情をぶつけては、現地の美味しいご飯をひたすら食べさせ、台湾人と触れ合う個人ツアーを勝手に組むことで有名な僕ですが、先日2泊3日で台東へ初めて旅行に行ってきたんですよ。で、感想をちょっと言わせてください。
台東よかった。凄い良かった。
つまり今回は台湾に対しての印象を一部誤解していたお詫びの印…というわけではないのですが、僕が訪れて良かったと思った台東の観光地を紹介させてください。ではどうぞ。
紹介する台東のおすすめ観光地9つ
01.加路蘭遊憩區
可愛いオブジェがあちらこちらに置いてあるエリア。台湾の原住民族の伝統的な家のレプリカなどもあります。
全体的に日本の直島のような雰囲気。そういえば草間彌生さんって日本国内より台湾の方が人気が高いですよね。僕が知り合う台湾人は大体彼女のことを知っている。
施設情報
加路蘭遊憩區
台東縣台東市台11線地図(Googleマップ)で見る
02.國際地標(海濱公園)
木で作られた大きなドーム状の開放的な建物が印象的な公園。加路蘭遊憩區と同じようにオブジェも置いてあります。
ドームを超えて奥に進んでいくと、自転車で走りながら湖などの自然を楽しむことができる、広めの敷地に整備されたサイクリングロードなどもあります。
施設情報
國際地標(海濱公園)
台東縣台東市大同路地図(Googleマップ)で見る
03.台東糖廠
道路側から見ると殺風景な工場なんですが、中に入って行くと、ちょこちょこセンスを感じる場所やオブジェがあります。
台湾原住民ゆかりのグッズを売ってる場所もあって、彼らのグッズは配色・柄が可愛く、オシャレな雰囲気もありつつ伝統的な雰囲気を感じさせてくれます。
施設情報
台東糖廠
台東縣台東市中興路二段202號地図(Googleマップ)で見る
04.鐵花村音樂聚落
むかしむかし台東駅とか利用されていたらしい場所。写真の提灯は当然暗い時の方が綺麗に見えるので夜に行くのがおすすめ。たまにライブ等のイベントも開催されています。
施設情報
鐵花村音樂聚落
台東縣台東市新生路135巷26號地図(Googleマップ)で見る
05.蘴源國小
「海外にある通ってみたい小学校ランキングTOP10」みたいなテレビ企画があったら真っ先に選ばれそうな、白・青・オレンジのキュートな配色と独特な校舎の形状が目を引く台東にある現役の小学校。
僕が行った時は悔しくも敷地内に入れませんでしたが、日にち・時間によっては中まで入れるようです。
施設情報
蘴源國小
台東縣台東市中華路四段392號地図(Googleマップ)で見る
06.國立台東大學知本校區
どことなく代官山蔦屋を彷彿とさせる校舎がある國立台東大學知本校區。そういえば日本の代官山蔦谷は台湾の本屋「誠品」をモデルにしたっていう噂もありますね。
施設情報
國立台東大學知本校區
台東縣臺東市大學路二段369號地図(Googleマップ)で見る
07.朗‧克徠爵風車教堂
RPGでしか見たことないような山の上にある風車付きの小さな旧教堂。現在は中身は民宿として生まれ変わっています。
アクセスが超絶不便なところあるので行くのは結構気合が入ります。雨の日にレンタルバイクで登って行ったら、エンスト・ブレーキ故障などに見舞われ悲惨な状況になりました。
施設情報
朗‧克徠爵風車教堂
台東縣卑南鄉卑南鄉溫泉村民生22號地図(Googleマップ)で見る
08.多良車站
海と砂浜・緑・紅い塀、それだけで何も言葉は要らない。(※他には何もない)
昔は駅として利用されていましたが今は観光地化されています。海をバックに目の前を走る電車が走ってくる時間に立ち会えたらラッキー。多くの台湾人カメラマンも訪れるスポット。
施設情報
多良車站
台東縣太麻里鄉多良村瀧溪路8-1號地図(Googleマップ)で見る
09.大武彩虹村
おそらく後1時間ほど車やバイクで南下していけば、台湾最南端の墾丁まで行けちゃう場所にあるひときわ異彩を放つ場所。台中にある彩虹眷村のちょっとオシャレ版みたいな雰囲気?
施設情報
大武彩虹村
台東縣大武鄉大武街地図(Googleマップ)で見る
まとめ 台東は独自の雰囲気を持ち、自然がたくさん残る美しい風景を楽しむことができる場所
こうして振り返ってみると、台東には台湾の他の地域とは異なる魅力を顕著に感じました。
もともと台東は台湾の原住民族が多く住む地域として知られていますが、原住民族の文化に加え日本・中国の文化を取り込み、手付かずの自然を活かし、台東オリジナルのものとして昇華させた結果でしょうか。
台湾の美しい自然や、原住民文化と中国文化、さらには日本文化が融合した街の佇まいを見てみたい方、そして台湾は好きだけどまだ台東に行ったこと無いという方、是非行ってみてください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。