ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台湾に住んでいると、時々台湾旅行を予定している日本人の皆様から台湾に関する質問を受けることがあるのですが、必ずと言っていいくらいついでに聞かれるのが「台湾には何を着ていけばいいですか?」という質問です。
そこで今回は台湾に住み、日本から台湾へ行く機会も多い自分の、台湾旅行におけるファッションについてのざっくりとした見解を書きたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
服選びの基本は日本と同じ
スマホに入っているデフォルトの天気アプリでも、日本気象協会やYahoo!の天気予報サイトでも何でもいいのですが、台湾で訪れる予定の地域の気温を表示し、その最低気温・最高気温に対応できる服を準備していけば良いと思います。
例えば日本で朝から終日外出することが決まっている場合、事前に訪れる場所の天気予報を確認しますよね。
そこで表示されている気温が
- 最高気温25℃ / 最低気温18℃
→ 長袖シャツ・カットソーなどを着て、状況に応じて上着を羽織る - 最高気温33℃ / 最低気温27℃
→ 半袖で出かけて、後は日中の日焼け対策
みたいなことを多くの人は考えると思います。もちろん着ていく服に多少の個人差はあると思いますが台湾も基本はこれでいいと思うんですよね。
具体的な気温が気になる方は台湾の交通部中央氣象局が発表している1991〜2020年の月平均気温データをご覧ください。
参考までに台北の1年を僕の感覚で日本の四季にざっくり例えると、3,4月が春、5〜10月が夏、11月が秋、12〜2月が冬といったところでしょうか。ただ台湾は冬でも急に暖かくなったりするので気温ベースで服を選んだほうが良いと僕は思います。
気温15℃を下回る可能性がある場合はちょっと注意
ただ台湾の気候ならではの例外もあります。例えば日本の晴れた日の10℃より、台湾の小雨降る日の15℃の方が寒く感じることがあります。
日本は冬になると気温と共に湿度も低くなりますが、台湾では地域にもよりますが気温が下がっても湿度は比較的高いままです。台湾ではこれを「日本の乾冷(乾いた寒さ)」「台湾の濕冷(湿った寒さ)」と表現したりします。
実際に台湾現地で冬を過ごすと理解できるんですが湿った寒さは案外寒いわけです。また風が強い日もあるので体感温度は実際の気温より低くなることもあります。追い打ちをかけるように台湾ではホテルを含め暖房設備がある場所も多くはありません。
しかし例えば冬に最低気温が0〜5℃くらいの日本にしばらく滞在した後、10〜15℃くらいの台湾へ行くと少し暖かく感じるなど普段過ごしている環境によって感じ方は変わります。
僕は台湾の天気が悪い最高気温が15℃前後の日だと、上半身の装いは長袖ヒートテックにニットやスウェット、薄手のジャケットを重ねる位が丁度良いのですが、台湾に住み始める前はTシャツにパーカーだけでも今ほど寒く感じなかったので、人によっては着る量を減らしたり、逆に着込むなり、服の素材を選ぶ必要があるかもしれません。
その他台湾の設備や気候に関係あること
室内の冷房対策としては羽織るものを持ち歩く
台湾では猛暑の日はもちろん、肌寒い日でさえ冷房が過度に効いている施設やレストランがあり、僕は半袖姿で台湾のお店に入り、冷房に耐えられず1時間以内に席を立ってしまうことがしばしばあります。
夏でも炎天下の外を歩く際の日焼け対策にもなるので、UVカット機能のある軽く羽織れる上着を一着持っておくと便利です。
プルオーバーより前が開けられる服の方が便利
旅行の基本とも言えることかもしれませんが、プルオーバーの服を使ったオシャレ優先でなければ、持っていくのはボタン留めやジップアップなどの着脱が楽にできる服の方が良いです。
理由としては上述の冷房対策に関係することはもちろん、観光のため歩き回って体温が上がってくる場面もあると思うので、着脱によって体温調整をスムーズに行うことができる服の方が台湾観光には適しています。
晴雨兼用折りたたみ傘を用意
台湾の天候状態の話ですが、北部・東部は非常に雨が降りやすく、日差しに関しては全地域言わずもがなです。
この天候状態に対応するために傘を断続的に使用することを加味すると、台湾には折りたたみ傘を持ってくるのが良いと思います。
現地調達してもいいのかもしれませんが、経験上その辺のお店で手軽に手に入る安価の折りたたみ傘は結構脆いので、飛行機預け入れ荷物の重量制限と数百グラムの戦いをしている場合を除き、普段使っている日本で買った折りたたみ傘を持っていくのを推奨します。
最後に
以上、基本台湾に住み、たまに日本に帰って台湾にまた戻ってくるという生活をしている自分による、台湾で何を着るべきという見解でした。
個人差があることはご理解頂いているとは思いますが、これは「台湾に行くんだけど何を着ていけばいいか分からない」という人に向けた参考程度の情報です。楽しい台湾旅行になりますように。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。