ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
年末に差しかかり台北も冬を感じる日が多くなってきました。夏が終わると一瞬で秋から冬へと切り替わるのは台北のいつもの流れですね。日本の冬と違い雨もよく振るのでこの季節は外に出るのが億劫になります。
そんな中、入場料100元さえ払えば暖かい室内でドリンクを飲みながら店内においてある本を時間無制限でゆっくり読むことができる、この時期にうってつけの本屋があるということを知りまして早速行ってきました。
そこで今回はその本屋『益品書屋』を紹介していきたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
益品書屋の場所
益品書屋は淡海ライトレール『淡水漁人碼頭』駅から歩いていける場所にあります。。
利用方法と店内の紹介

初めての来店の場合、まず受付でシステムの説明を受けます。そして入場料の100元(約500円)を支払います。

営業時間内(10:30〜18:00)ならば何時間滞在しても入場料金は一律100元(約500円)で店内にある本は全て読み放題です。

入場料のレシートを受付で提示すれば再入場できるので、途中で食事のために外へ出て再び戻ってくることも可能です。

店内にはドリンクバーがあり、コーヒー、各種お茶、冬瓜スムージー(謎のこだわり)は飲み放題になっています。

もちろんお手洗いもあります。非常に清潔で安心して使用できます。

置いてある書籍のジャンルは普通の本屋と異なり、料理、旅行、芸術、デザイン、建築、歴史、画集、絵本などがメインです。漫画や小説はありません。

日本語や英語の本もあります。

本を手に取ったら空いている席に座りましょう。こちらは開放的な窓際席。

店内に置かれている椅子は鉄製・プラスチック製がメインですが、カフェのような柔らかい椅子もあります。

今回は平日に訪れたのですが、客層は身なりのきちんとした人が多かったです。

店内は足音を立てるのを躊躇するくらい静寂が響いています。会話をしている人も勿論いましたがかなり声量を抑えていました。電話を受ける人も一旦外へ出るなどの対応をしていて台湾にいる気がしなかったです。

その静寂にそっと華を添えるようなヴァイオリンの生演奏まであります。

考えていることを整理したり何かアイデアを出す必要がある時に使えそうですね。
惜しい点?

ただこれだけ素晴らしい環境に対し残念なのは、Wi-Fiやコンセントの提供無し、飲食類の持ち込み禁止という点です。そこは普通の本屋と同じ環境とルールですね。
裏を返せば本屋として一定ラインの規律を設けていることが上質な環境を維持できている秘訣でしょうし、この空間では本を読むことに集中して欲しいという理念が伝わってきます。
最後に

以上、本を売らない本屋『益品書屋』の紹介でした。日本にある「泊まれる本屋」がコンセプトのBOOK AND BED TOKYOに近いシステムの本屋ですね。
シトシト雨が振り続け底冷えする台北の冬にぴったりの室内レジャースポットだと思うので是非利用してみてください。
施設情報
益品書屋
新北市淡水區中正路一段100號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/10:30〜18:00
定休日/なし
※1元=5円で計算(2025年12月4日現在)
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
本ブログの更新情報をチェック












