ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
感染症対策のために2020年から続いているマスク生活ですが、この状況を活かしてできることはないだろうかと思い、気分転換も含めて美容医療を受けてきました。
自分と会ったことがある方は、何かのタイミングで再び会った際に、僕が以前より鼻筋が通っていたり、目が大きくなっていたり、フェイスラインがやけにシュッとしていても驚かないでくださいね。
というのは冗談で、タイトルで既にあるように今回僕が台湾で受けた美容医療はピコレーザーです。台湾ではピコレーザーが日本より安く受けられる美容クリニックがある話を以前から小耳に挟んでいたので気になってたんですよね。
台湾での美容クリニック選びにあたり、日本人がよく利用する美容クリニックは日本人的に価格もサービスも満足できる確率が高いことは伺っていたので、まずはあえて日本語で情報収集。
僕は現在台中に住んでいるので「台中 ピコレーザー」等のキーワードで検索してみました。台北の美容医療情報は確かに出てくるのですが、台中の情報はほとんど出てきません。どうやら台中には多くの日本人がピコレーザーを受けに訪れる美容クリニックは少ないようです。
改めて中国語で情報収集を行い、時には軽い気持ちで予約したカウンセリングで強引なセールスを受けつつ、最終的に納得できる価格でピコレーザーを提供している美容クリニックを見つけたので、早速ピコレーザーを受けてまいりました。
さて前置きが長くなりましたが、今回の記事は台湾でピコレーザーを受けてみた記録です。どうぞご覧ください。
目次
そもそもピコレーザーとは?
この記事にたどり着いた方は既にピコレーザーについて調べられていると思うので詳しく説明はしませんが、ピコレーザーはレーザー医療のひとつで美肌効果があります(雑)。
台湾におけるピコレーザー
台湾でピコレーザーは『皮秒雷射(ピィミァオレイシャ)』と呼ばれています。
ただピコレーザーと言っても機材は色々な種類があり、台湾の美容クリニックで導入されているピコレーザーの機材も様々で、日本で行ったことがある美容クリニックのものとは機材が異なる場合があります。
ピコレーザーを受けた台湾の美容クリニック
僕は愛爾麗という台湾全国に分院がある美容クリニックでピコレーザーを受けました。
このクリニックで施術を受けることに決めた理由は下記の通り。
- 診療内容が豊富、もちろんピコレーザーも導入している
- ピコレーザーがそこそこ安い(料金については後で詳しく説明)
- 自宅から近い
- LINEやMessengerを通していつでも質問・連絡が可能
ネット上にある評価に関しては、僕は美容業界を特に本音が書きにくいPRや人為的な操作による競争が激しい所だと思っているので熱心には調べていません。笑
いずれにせよ効果は個人差がありますし、施術を担当した方によっても大きく印象が変わるのが美容医療だと思うので、美容クリニックの良し悪しは実際に1回施術を受けてみないと分からないというスタンスです。
無料カウンセリングから施術内容の決定までの流れ
まずはクリニック公式のLINEやMessengerを通して疑問点を質問し、無料カウンセリングの予約をします。
担当者がこちらの質問に回答する度に「いつ予約する?」と尋ねてくるので多少しつこく感じましたが、値段を含め聞いたことに対してはしっかり答えてくれたのは安心感がありました。
そして迎えた無料カウンセリング当日。予約した日時にクリニックへ行き、受付で予約名を伝えると問診票を渡されるので記入します。
問診票の記入が終わると医師・カウンセラーとの無料カウンセリングが始まります。
自分の要望などを伝え、医師が状態を診た後、おすすめの美容医療方法と必要な回数を指示してくれ、それには費用はどのくらいかかるかをその場で計算してくれます。
もちろん医師のおすすめは絶対ではなく、事前にネットなどで見た自分がやりたいコースの施術があればそれを選択する自由もあります。
今回僕は、ネットで事前にチェックしていたこともあって、最終的に希望したのは
- 杏仁酸ピーリング
- ピコレーザー(discovery pico)
- 保湿パック(水潤光保濕)
上記の3つがセットになったコース。価格は事前に問い合わせた通りでした。
希望施術回数が決まるとすぐに受付で費用の支払いに移ります。支払いは現金だけではなくクレジットカードにも対応しています。
カウンセリングから施術内容の決定までの個人的な感想としては、無駄に高いコースを勧めたり、クリニック専用スキンケア商品のセールスなどは全くありませんでしたが、とにかく大勢の客を捌いていく感が強かったのは否めません。
ただ、台湾でよくある「Googleマップで星5の評価で投稿してくれたらこんな特典があるよ」みたいなのがなかったのでそこは好印象です。
ちなみにこの日は費用の支払いが終わると「じゃあこれから施術を始めるので2階(施術室のあるフロア)に上がって!」と言われ、同日に早速ピーリングとレーザーを受ける運びになりました。心の準備ができていない人はここで施術日の予約だけして帰りましょう。
施術の様子
案内された待合スペースで待っていると、名前を呼ばれるので指定された施術室に入ります。施術台で仰向けになって洗顔してもらい、杏仁酸ピーリングを行って、ピーリングが終わったらコメド圧出。
その後は冷却用ジェルでクールダウンし、次のピコレーザーに向けて顔に麻酔薬を塗ってもらいます。麻酔代は別料金の美容クリニックもありますが、こちらは最初に払った費用に麻酔代などは全て含まれています。
そしてピコレーザーを行う施術室があるフロアの待合スペースに移動し、麻酔薬の浸透を待ちます。
麻酔薬の浸透が終わると、ピコレーザーの施術室に移動し麻酔薬を落としてもらいます。そして一度撮影スペースに移動して施術前の写真撮影を行います。
準備が整ったらレーザーの照射をするために専門の医師がやってきます。もちろんレーザーは全顔打ってくれますが、特に気になる箇所がある場合は事前に伝えておくとその部位は重点的に打ってもらえます。
ピコレーザー照射が終わったらもう一度撮影スペースで施術後の写真撮影。
その後は別室へ移り、保湿+必要に応じてクールダウンを行い、完了したら受付で次回の予約をして施術は終わりです。また愛爾麗では予約日時の変更・キャンセルをクリニックごとのLINEアカウントでも受け付けています。
こんな感じで僕が行った台湾の美容クリニックでの施術は、日本の美容クリニックのようになるべく同じ施術室で他の患者さんと接触しないよう担当者が代わる代わるやってきて各施術を行うわけではなく、受ける施術の準備がある部屋に合わせて患者が動きます。
日本の美容クリニックの施術に慣れていると少し個人のプライバシーが気になりますが、その分サクサク進むので、初回の無料カウンセリングから施術完了までは約2時間弱でした。
翌日にはカスタマーサービスセンターから施術後の経過を尋ねる旨の電話、もしくはメールが届くのでもし何か問題が発生した場合は詳細を伝え、指示を仰ぎましょう。
ピコレーザーの料金(日本との比較)
日本(湘南美容クリニック)
比較用にまず、日本全国にあり比較的安価で美容医療が受けられる湘南美容クリニックのピコレーザー(enLighten)料金を見てみましょう。
ピコトーニング | |
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顔1回 | 11,000円(税込) |
顔5回 | 49,900円(税込) |
ピコレーザーフラクショナル | |
顔1回 | 28,310円(税込) |
顔5回 | 127,310円(税込) |
台湾(愛爾麗)
次に今回施術を受けた台湾の愛爾麗のピコレーザーの料金です。使用機材や治療方法、その他美容医療との組み合わせによっても値段は大きく変わるので、単純な料金比較はできないことを了承頂いた上でご覧ください。
今回受けたコースは上述したように杏仁酸ピーリング+ピコレーザー(discovery pico)+保湿パック(水潤光保濕)のセットです。
僕がカウンセリングを受けた時は、上記3点セットのピコトーニングが1回で2,999元(約11,400円)になっていました。ちなみによくある初回限定の体験価格ではありません。レーザー照射前の麻酔代も含まれています。
更にこのコースを3回分まとめて契約すると7,500元(約28,500円)になってお得になりました。3回以降はまとめて契約しても特に割引はないとのことだったので料金表は下記の通り。
ピコトーニング | |
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顔1回 | 2,999元(約11,400円) |
顔3回 | 7,500元(約28,500円) |
顔6回 | 15,000元(約57,000円) |
3回以上まとめて契約した場合は、1回2,500元(約9,500円)で杏仁酸ピーリング+ピコレーザーが受けられるので、そこそこお得なのではないでしょうか。
僕は更に上記3点セットへピコフラクショナル(蜂巢雷射)を加えた施術、所謂シミ・くすみ・ハリ・毛穴などのトータルケアを行うピココンビネーションを後日受けたのですが、ピコトーニング+ピコフラクショナルにすると価格は少し上がって下記の通りです。
ピコトーニング+ピコフラクショナル | |
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顔1回 | 5,999元(約22,796円) |
顔3回 | 16,997元(約64,588円) |
これら料金に関しては、セールで安くなったり価格調整で少し高くなるなど変動があると言っていたので、同じ施術内容でも一定の価格ではないようです。
価格やセールに関する最新情報は、公式サイトではなく公式FacebookページやInstagramで投稿されているので、今回紹介したピコレーザーやその他美容医療が気になっている方はクリニックの各SNSをチェックしてみましょう。
最後に
以上、台湾の美容クリニックでピコレーザーを受けてみた記録でした。
日本の美容クリニックのような献身的な姿勢の対応に慣れていると、台湾の美容クリニックのスピーディーな進行には驚くかもしれませんが、細かい事を気にしない効率重視の対応が気にならない人には向いているかもしれません。
あとはコミュニケーションさえ取れれば、日本の美容クリニックとほぼ同じ感覚で施術を受けることができるのではないかと思います。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。