ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。先日初めて台湾の「小琉球」という場所へ遊びに行ってきました。
おすすめ情報は大多数の方が書いているまとめ記事などを参考して頂ければいいと思うので、僕は澎湖島を訪れた時と同様に個人的な感想記事を書きたいと思います。
それでは小琉球現地で撮ってきた写真とあわせて旅行を振り返っていきます。どうぞご覧ください。
目次
小琉球の概要
小琉球は台湾の屏東県に属する離島です。正式な名称を『琉球嶼』と言い、台湾のリゾートスポットとして人気のある場所のひとつです。
特徴としては台湾本島付近にある離島の中で唯一の珊瑚島であり、季節風の影響を受けず気候は温暖で乾燥しています。
面積は約6.8平方キロメートル。南北に伸びる島の全長は4.1km、幅は2kmと決して大きくはないサイズです。バイクなら3,40分程度で島を一周できてしまうそう。
ただそれなりに起伏があるのと細い道が多いので、観光であちこち行くなら自転車や車よりバイクが適しているでしょう。
島内の雰囲気
この辺りがお店も多く人通りもある一帯です。ちょうど中秋節連休と雙十節連休の間の週に訪れたので、もしかしたら休業にしていたお店が普段より多かったのかもしれません。
コンビニは3つだけです。セブンが2つのファミマが1つ。
小琉球にはテラスや共用部にビーチチェアが置かれたリゾート感のある宿泊施設が多く存在しています。
僕が宿泊したところもテラスがあるタイプだったのですが、目の前が林だったためテラスで夜風に当たりながらお酒を片手にゆっくりとはいかない環境でした。。次に小琉球へ来る機会があれば目の前に何もないオーシャンビューのところに泊まりたいです。
土地公(その土地をお守りする神様)のひとつ上杉福安宮。このような立派な廟をいくつかあります。
南の方まで来るとスマホの電波の入りが悪くなりました(利用電気通信事業者は台湾大哥大)。
島民も観光客もヘルメットを被らずバイクに乗っている人が多かった印象…。小琉球は湿度が低く海沿いでも潮風のベタベタ感がないので、そういう気にさせてしまう空気感は確かにあります。
心地よい風を浴びながらバイクで海岸線を走るのは至高のひととき。
台湾では滅多に見かけない小学生くらいの年齢の子たちだけで遊ぶ様子。
魚の街灯が離島っぽい。
海亀がウインクしながら起立している郵便ポスト。後述しますが海亀は小琉球の観光資源の柱です。
海亀グッズを扱うお店も多いです。ここはよく見ると亀を装った恐竜も紛れている…。
屋外では犬より猫をよく見かけました。人馴れしてる子が多かったです。
マリンレジャー
小琉球の海は透明度が高く浅瀬でも様々な海洋生物を観察することができます。また年の平均水温は25度以上あり、春から冬まで1年中マリンレジャーを楽しめます。
現地では業者がカヌーやSUP(スタンドアップパドル・サーフィン)の他に、シュノーケリング体験プログラムなどを提供しています。泳ぎが得意ではないけど海のレジャーを体験してみたい人は参加してみるといいかもしれません。
日本と同じく四方を海に囲まれている台湾ですが、実は海水浴は日本ほど盛んではありません。海が好きという台湾人も僕も周りには全くいません。だから僕は小琉球のビーチで初めて全身海水に浸かった台湾人を見ました。
僕も小琉球滞在中に個人でシュノーケリングなど海遊びをする予定だったので、地元のスーパーで最低限の装備品を購入して小琉球へ向かったのですが、水泳用品は現地の個人店で買っても結構安かったです。
海パンやゴーグルは100元〜200元(約370円〜740円)で売られていました。
だから海水浴をするつもりで小琉球へ来ていなくても突然泳ぎたくなったら道具を現地調達するのもありです。ビーチによっては入口で水泳用品のレンタルも行っていました。
上でもちらっと紹介しましたが小琉球は野生の海亀を観察できるのが目玉のひとつです。
自分は野生の動物とあまり縁がないので、龜山島のホエールウォッチングの時と同様に海亀と会うのは難しいだろうなぁ思っていたのですが、旅行最終日前日に何気なく寄った龍蝦洞で海亀の姿を確認することができました。逢えてよかった。
ただし小琉球に生息する海亀に対し観察以外の行為で接触を図ると罰金や有期懲役があります。僕も小琉球に行く直前まで知らなかったのでご注意ください。
食関連
レストランなどは民生路・中山路〜中生路に集中していて、南の方へ行くとお店はほとんどありません。
ちなみにGoogle マップに載っているお店の営業情報はあてにしない方がいいです。行きたいお店があって無駄足を踏みたくない人は事前に電話確認した方が確実です。
夜になると宿泊施設が多いエリアでは海鮮やお肉食べ放題のバーベキュー店が営業を開始します。確かに複数人の旅行だとこういうところへ行きたくなります。
事前にチェックしていたお店や、通りがかって気になったお店など色々入ってみましたが、個人的にはネットで一度も情報を見かけなかったお店のご飯が一番美味しかったです。写真は土魠魚羹。
南の島に合うデザートと言えばやっぱりかき氷。
店名以外は85℃にしか見えないけど85℃ではないカフェで売られていた海亀ケーキ。
あと小琉球にはコンビニや各店舗で小琉球地区限定の卡布敦啤酒(キャプテンビール)というものが売られています。味はクラシックと桃の2種類。
小琉球にいるとあちらこちらでその文字列を見かける『麻花捲』というお菓子。味は数種類あり、僕はビールのつまみにするために青蔥胡椒味を買いました。
観光スポット
小琉球の三大観光地と呼ばれているのは『美人洞』『山豬溝』『烏鬼洞』。マリンレジャーをメインに考えている人は無理に行かなくてもいいかもしれません。
ちなみにこの3つの内のどれかで入場チケットを購入すると、翌日までそのチケットでその他の三大観光地も見学できるようになります。高雄集合ですがこれら小琉球の観光地などを巡る英語ツアーもあるみたいですね。
個人的に好きだったのが山豬溝。ハイキングコースなのですが、ハンターハンターの暗黒大陸に来たようなスケール感の大自然に包まれます。
行っておくと後で話のネタになる経験ができるのが烏鬼洞。上の写真はその烏鬼洞内で撮影したものです。
海水の侵食を受けて形成された何に似ている岩シリーズも豊富です。台湾北部にある野柳地質公園でお腹いっぱい感もありますが有名どころは一通り見てきました。写真はその内のひとつ老鼠岩(ネズミ岩)。
最後に
以上、初めて台湾の小琉球を旅行した時の感想でした。
個人的な話なのですがこの小琉球旅行で十数年ぶりの海水と戯れ、しかも透明度の高い水だったので、海で遊ぶ楽しさを思い出しました。
実は沖縄に行ったことがないのですが、かつて台湾と合わせて琉球と呼ばれていた沖縄も似たような風が吹いているのでしょうか。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。