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台湾の澎湖(ポンフー)を観光してきたので現地の写真と共に旅を振り返ってみる

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。先日澎湖へ初めて遊びに行ってきました。

いつものように澎湖への行き方や観光地などの情報を書こうかなとも思ったのですが、澎湖は個人・法人による専門サイトがいくつかあるので僕が今更書くまでもない雰囲気が漂っています。

そこで今回は、普段台北市に住んでいる自分から見た澎湖への所感を写真ともに振り返る記事を書きたいと思います。それではご覧ください。

目次

澎湖観光について

澎湖空港

今回澎湖には松山空港から飛行機で行きました。時間にして1時間弱で澎湖空港に到着します。ちなみに台湾中南部の空港から出発した場合は30〜35分で行けてしまうそうです。

立榮航空の航空機

行きは立榮航空、帰りは華信航空を利用して、航空券代は往復で1万円ちょっとでした。

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澎湖の公道

現地で利用したタクシーの運転手さん曰く、澎湖はそこまで大きくないので車・スクーターで移動すれば大体2日で澎湖空港のある島は一周できるそうです。

僕は隅から隅まで観光地を訪れたわけではありませんが、確かに丸2,3日あればそこそこ遊べてしまうと思います。

澎湖の気候や街の様子

澎湖の水道

次に澎湖の街に数日滞在して気づいたことを。

澎湖空港に到着し、お手洗いでうがいをした時に感じたのが、若干塩分を含んだ水道水の味でした。(同行者はそうでもないと言ってましたが…)

馬公市の排水溝

水繋がりで紹介したいのが、馬公市内でよく見られたこのタイプの排水溝です。コンパクトで可愛いですが水が溢れないのか心配になりますね。澎湖の水事情をもう少し深く掘っていきます。

澎湖の節水に関する張り紙

澎湖のホテルや公共トイレなどで、節水を呼びかける張り紙を頻繁に見かけました。

台湾の交通部中央気象局のサイトでデータを見てみると、2018年の年間降水量は台北が1,621mmなのに対し、澎湖は958.9mm。しかもその雨量の2/3は8月に降った雨で、澎湖は夏を除きあまり雨が降らない環境だということがわかります。

つまり澎湖は基本的に水不足であり、水道水も部分的に海水を利用して作っているそうです。

洗濯物

気候のその他特徴としては風がそれなりにありました。モンスーンの影響などで風が強い地域だそうですが、10月から3月にかけては平均風速10m/sを超える日が56%もあるそうです。

風速10m/sがどのくらいの驚異かと言うと、日本は労働安全衛生法に基づき10分間の平均風速が10m/sを超えた場合、悪天候とみなされ安全確保のため屋外作業を中止する必要があるそうです。

馬公市の街並み

澎湖の土地は普段くぼんだ場所で生活している自分にとっては意外と起伏がありました。

タクシー内

あと台湾っぽくないなと思った点が屋外で聞こえるクラクション音が少ないことです。比較的人通りの多い道路沿いのホテルに宿泊しましたが基本的に静かでした。

澎湖の軍事施設

街で軍事施設や軍用車両を見かける機会も多かったです。

澎湖のレストラン

僕は澎湖以外の離島では金門へ遊びに行ったことがあるのですが、金門にあってここ澎湖で見つからなかったのが百貨店です。

あとで調べてみたのですが澎湖においての大型ショッピングセンターはPier3と呼ばれる免税店しかないようでした。

澎湖のドリンクスタンド

あと、上の写真はあまり関係ないのですが澎湖で売られている商品の産地が『台灣』と『澎湖』で書き分けられている点も興味深かったです。

澎湖は“台湾”ですが、産地の表記は『台灣』『澎湖』と分けて表示するようです。

逆さまに貼られたアイスクリームの広告

これは台湾で初めて見た逆さまに貼られたアイスクリームの広告。

中華圏や日本の中華料理店で逆さまに貼られた『福』の文字を見かけたことがある方もいらっしゃると思いますが、あの風習に習った澎湖独自の土俗でしょうか。

カラフルな外観の民宿

建物外観がカラフルに塗られた民宿を島内のいたるところで見かけました。

個性的な澎湖の民宿

個性強めのコンセプト民宿もちらほら。

澎湖の食べ物

澎湖のお土産屋

澎湖の食ですが、やはり島だけあって海鮮が豊富です。

牡蠣丼

生活拠点である台北に滞在している時はあまり海鮮を食べることはないのですが、澎湖に滞在していた時はたくさん頂きました。

炸粿

台湾本島ではあまり見かけない食べ物もありました。写真は『炸粿』という名前の、餃子の中身に海鮮をミックスし衣をつけて揚げた食べ物。

澎湖のサボテン

こちらはかつてオランダによって澎湖に持ち込まれたサボテン。今では澎湖三宝のひとつとして知られ、食用に適している種もあります。

サボテンの実を使用したミルフィーユ

澎湖にはそのサボテンの実を使った珍しい食べ物もたくさんあります。

澎湖で訪れた観光地

澎湖で訪れた観光地の中からいくつか印象に残った場所を紹介します。

通樑古榕

通樑古榕。300歳を超えると言われているガジュマルの老木で覆われたお寺。

施設情報

通樑古榕

澎湖縣白沙鄉通梁村地図(Googleマップ)で見る

竹灣大義宮の地下にいる海亀

同じく台北に住むHozさん(@HOZ_attaiwan)から教えて頂いた、地下に海亀を泳がせている空間がある竹灣大義宮。想像の3倍くらいのスケールとクオリティでした。

施設情報

竹灣大義宮

西嶼鄉竹灣村76號地図(Googleマップ)で見る

池東大菓葉玄武岩

池東大菓葉玄武岩。絵になる場所で若い台湾人女性が多く訪れます。停車できる場所の関係上バイクで行く方が便利です。

施設情報

池東大菓葉玄武岩

澎湖縣西嶼郷地図(Googleマップ)で見る

山水沙灘

澎湖はビーチが多いのでいくつか訪れてみましたが、北部はゴミが気になるビーチが多かったです。ただ南部のビーチはなかなか綺麗でした。写真は南部にある山水沙灘。

施設情報

山水沙灘

澎湖縣馬公市山水里地図(Googleマップ)で見る

期間限定のイベント『澎湖國際海上花火節』

立榮航空の機内誌

今回の澎湖を訪れた目的のひとつ『澎湖國際海上花火節』。

実は比較的最近できたイベントで、2002年に発生した航空事故の影響で減ってしまった澎湖の観光客を呼び込むために2004年から始まったものです。

澎湖國際海上花火節会場の出店

澎湖國際海上花火節では毎年4月から6月にかけて月曜日・木曜日に打ち上げ花火を見ることができます。

花火が打ち上がる日は花火鑑賞できるエリア(觀音亭親水遊憩區)がフェス会場のようになり、ステージでのライブパフォーマンスや、屋台の出店などがあり賑わっています。

ドローンの複数操作によるパフォーマンス

パフォーマンスは日本ではなかなか見れないドローンの屋外複数操作から始まり、

澎湖國際海上花火節の花火

花火がメインの演出へと移っていきます。

ギリギリまで近寄って鑑賞すると、次々に打ち上がる花火達は視界に収まりきらず、時にはのけ反るようにして花火が打ち上がる様子を見上げる必要があったりと、日本の花火大会とはまた異なる、とても見応えのある内容になっています。

澎湖國際海上花火節に集まった人々

開催日が平日なのにも関わらず、もの凄い数の人が集まるのですが、台湾好きな方や台湾に住まれている方は一見の価値があると思います。

最後に

ホテルの装飾品

以上、台北に住む僕がはじめて澎湖を訪れた所感でした。

新幹線で台北から高雄へ行く感覚の距離感であり、観光地としても確立されているので、気軽に訪れることができる上、リラックスして楽しめる場所という印象を抱きました。

次に澎湖を訪れる時は離島も攻めてみたいので、雙心石滬を見たり船で藍洞へ行ってみたいです。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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