1. 先祖の戸籍を辿って曾曾曾祖父(高祖父の父)まで遡ってみたら約200年前に到達した

先祖の戸籍を辿って曾曾曾祖父(高祖父の父)まで遡ってみたら約200年前に到達した

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

先日、私事のために日本へ一時帰国して戸籍謄本を取得してきたのですが、そのついでに自分の父方の先祖の戸籍も集めてみました。

今回は先祖の戸籍の取得方法、そこから分かることなどを紹介していきたいと思います。それではご覧ください。

目次

戸籍を辿って先祖を遡るとは?

祖母の幼少期の家族写真

日本には戸籍という制度があります。

現代の戸籍は国民各個人に関することや家族構成などを証明する台帳としての役割を果たし、戸籍に記載されている人の氏名や本籍地、生年月日、続柄、婚姻日などの細かい情報が分かるようになっています。

自分の戸籍謄本はパスポートの申請や婚姻届提出、相続手続きの際などに必要な公文書なので取得したことがある方もいらっしゃるかと思います。

実はこの戸籍は、自分のものだけではなく直系尊属(自分より前の世代の直通する系統の親族)の戸籍も取得することができます。

つまり先祖の戸籍をひとつひとつ取得していくことで、自分の祖父母達より更に上の代の実際に会ったことがない先祖の個人情報を知ることができ、家系図の作成なども可能になります。

戸籍の保存期限は除籍になった時から150年で、現存する最古の戸籍に辿り着けば200年以上も前の自分のルーツを知ることが可能です。

先祖の戸籍を取得する方法・流れ

1. 本籍地の役所で自分の戸籍謄本を取得する

先祖の戸籍を取得するためには、先祖との家族関係を証明するため、まず自分の戸籍謄本を取得する必要があります。

本籍地がすぐに分からない場合は現住所の役所で、本籍地の記載を希望して住民票を取得すると、自分の本籍地を確認することができます。

戸籍証明等請求書

本籍地の役所に行き「戸籍証明等請求書」の下記の欄を埋めます。

本籍地本籍地の住所を記入
筆頭者氏名・生年月日戸籍のはじめに書かれている人の情報を記入
全部事項証明(謄本)1通
窓口に来た人の住所・氏名・生年月日自分の情報を記入
請求者本人は「この戸籍に名前のある人」にチェック
請求の理由○○家の家系図作成のため(戸籍について辿れるだけ発行)

記入が済んだら対応窓口の整理券を取り、番号を呼ばれたら窓口に上記請求書と運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書を提出します。

これで少し待つと自分の戸籍謄本が手に入ります。

戸籍謄本の請求は郵送でもできますが、僕の場合は電車で数十分の範囲だったので直接本籍地の役所へ行きました。

2. 本籍地の役所で親から上の代の戸籍を辿れるだけ発行する

改製原戸籍

もし自分の本籍地と親や祖父母の本籍地が同じ場合は、自分の戸籍謄本を取得すると同時に、親から上の代の戸籍を辿れるだけ発行します。

転籍や分籍、婚姻などで自分の戸籍をつくっていなければ父親と自分の戸籍は同一であることが多いので、家族構成を確認して家系図をつくりたいだけの場合、父親の戸籍は個別に請求する必要はありません。

よって僕は自分の戸籍謄本を取得すると同時に、祖父の戸籍の請求手続きを行いました。

手順は、自分の戸籍謄本を請求した時と同じように「戸籍証明等請求書」の必要事項を埋めます。

記入内容は自分の戸籍謄本の時とほとんど同じで、異なる点は「どなたの証明が必要ですか?」の欄に、現在手元にある戸籍の上の代の親族の「氏名(※自分の場合は祖父の名前) 他」と書きます。

役所の戸籍課

請求する戸籍の種類が分からなければ未記入のまま窓口へ持っていくか、全てのチェックを入れておけばあるものを全て出してくれます。

これで同じ本籍地の親から上の代の戸籍が手に入ります。僕の場合は自分の本籍地の役所で祖父の戸籍(改製原戸籍)まで発行できました。

3. 本籍地で最後に取得できた戸籍のひとつ上の代の親族の戸籍を請求していく

同じ役所で先祖の戸籍を発行できなくなったら、最後に取得できた戸籍に記されているひとつ上の代の親族の戸籍を辿っていきます。

僕の先祖の場合は、祖父の戸籍に「○○○○○○○○○(住所)○○○○(その戸籍の上の代の親族)戸籍より入籍」と、祖父が曽祖父の戸籍から抜けた旨が記されていたので、次に曽祖父の戸籍を上記住所の役所に請求することにしました。

戸籍謄本の郵送請求書

上記と同じ手順で直接役所の窓口で請求しても良いですが、自分と本籍地が異なる=戸籍を保管している役所が遠方である可能性も高くなります。もし足を運ぶのが難しい場合は郵送でも請求できます。

郵送請求の流れですが、まずは請求したい戸籍の住所の役所を調べます。もし住所が現在は存在しない旧地名になっていて、役所がどこになるのか分からない場合は検索をすれば大抵どこに編入された・合併した等の情報が出てきます。それでも分からない場合は近隣の市町村役場に問い合わせます。

役所が判明したらその役所の戸籍の郵送請求を担当する課などに下記の資料を送ります。

戸籍の郵送請求に必要なもの

  • 戸籍謄本の郵送請求書
  • 身分証明書のコピー
  • 自分の戸籍謄本のコピー
  • 先祖の戸籍(改製原戸籍・除籍謄本等)のコピー
  • 定額小為替
    収入証紙の代わりになるもの。郵便局・ゆうちょ銀行で購入可能。※過剰分は戻ってくるので、1枚につき手数料100円かかることや一連の戸籍を取得することを考慮して、1枚の最高額である1,000円の定額小為替を3,4枚同封すると良い。
  • A4サイズの返信用封筒
  • 返信用切手
    250g以内に対応できる250円分の切手を返信用封筒に添えれば確実。

これで資料に不備がなく、送った定額小為替や切手が充分であれば数日後に請求した戸籍が返送されてきます。

以降は取得した戸籍の先祖がその戸籍に移る直前までどこの戸籍にいたのかを読み取り、その戸籍の役所に対して戸籍請求を繰り返していきます。

戸籍謄本の郵送請求書の書き方を参考にしたページ

先祖の戸籍を収集して作成した家系図

家系図

戸籍を集めて作成した僕の直系尊属の家系図がこんな感じです。実際に戸籍が手に入ったのは4代前の高祖父までで、5代前までの存在を確認することができました。

曽祖父が一人息子だったのが当時にしては少し不思議なのですが、おそらく何か事情があるのでしょう。また高祖父の兄弟姉妹に関しては、高祖父の父の戸籍が取得できなかったので不明です。

先祖の戸籍を見て気になった点

高祖父母は江戸時代生まれ

高祖父母の出生日

高祖父母の出生日を見ると

  • 高祖父: 嘉永2年(1849年) 8日1日
  • 高祖母: 文久元年(1861年) 1月20日

と記載されていました。バリバリ時代劇に出てくる年号ですね。

高祖父の父はいつ頃生まれた?

5代前である高祖父の父の戸籍は手に入りませんでしたが、彼がいつ頃生まれたのかを推測してみます。

当時の男性の初婚年齢や、嘉永2年(1849年)生まれの高祖父が次男であることを考慮すると、僕の5代前にあたる高祖父の父は文政(1818年〜1831年)生まれである可能性が極めて高いでしょう。

文政は江戸時代後期、第11代将軍徳川家斉の治下だった時代。この記事を書いている現在から約200年前です。

先祖の戸籍収集にかかった費用

自分の戸籍謄本450円
祖父の改製原戸籍750円
曽祖父以前の親族の戸籍取寄せのための定額小為替2,250円
定額小為替の発行手数料300円
切手120円
合計3,870円

先祖の戸籍を辿れるところまで辿った費用は合計3,870円でした。

※返信用の封用や各資料のコピー代に関しては自宅にあったものや設備を使用したので除く

最後に

以上、先祖の戸籍の取得方法、先祖の戸籍を集めることで分かることなどの紹介でした。

そこそこお金はかかりましたが、僕が現在暮らす台湾で使われる繁体字に似た旧字体を使用した古い戸籍を見ただけでも気持ちが盛り上がりましたし、数百年前に実在した自分の先祖が確認できたことに一種の感動を覚えました。

自分の先祖の個人情報が気になったり、家系図を作成してみたい方はご参考ください。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京で会社員として約7年間働いた後、台湾で1年間の中国語留学、更に1年間のワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外しました。現在は台北を拠点にフリーランスとして生活しています。

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1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京で会社員として約7年間働いた後、台湾で1年間の中国語留学、更に1年間のワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外しました。現在は台北を拠点にフリーランスとして生活しています。

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