ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
先日、高雄にある非常に特徴的な外観を持つ「慈玄聖天宮(石頭廟)」という場所へ行ってきました。
今回はその慈玄聖天宮(石頭廟)を紹介したいと思います。それではご覧ください。
目次
慈玄聖天宮(石頭廟)とは?
慈玄聖天宮(石頭廟)は高雄市の田寮区にある廟です。
石と貝殻を使用し建造されているからか、まるでひとつの巨大な芸術品のような外観をしていて、建築物としても非常に興味深い場所です。
慈玄聖天宮(石頭廟)へのアクセス方法
慈玄聖天宮(石頭廟)は少し不便な場所にあるのでタクシーをチャーター、車・バイクを借りるなどして行くのが良いと思います。
バスで行くことも可能です。高雄MRTの南岡山駅へ行き、駅前にあるバスターミナルから8013路線のバスに乗って『田寮入口』というバス停で降りると近いです。
休日限定で、田寮入口の次に『石頭廟』という慈玄聖天宮(石頭廟)が目の前にあるバス停にも停まってくれます。
ただ8103路線のバスは1日3本と非常に少なく、慈玄聖天宮周辺も時間を潰せるような場所はほとんどないので、行き帰りの交通手段として宛にするのはおすすめできません。
慈玄聖天宮(石頭廟)の現地の様子
慈玄聖天宮(石頭廟)前に到着しました。今回紹介する写真の建物は正確には慈玄聖天宮の後殿ですが、便宜上、現地の通称に習って『慈玄聖天宮(石頭廟)』と呼ばせていただきます。
近づいてみるとテーマパークの施設と見紛うような幻想感溢れる外観をしています。
建材は石や貝殻を使用しています。
言い伝えによるとこの廟の建設には設計図はなく、開祖の指示の下、建設作業が進められたそうです。
台湾の神様がいらっしゃる施設は色をたくさん使用しているところが多いので、無彩色に近い空間に祀られているのは逆に新鮮です。
面積はそこまで大きくありませんが、精緻な造りの廟内を歩くのは非常にワクワクします。
池にかかる橋も見事としか言いようがありません。
鍾乳洞のような様相の空間。
そのまま使用していると思われる石や、加工してから建材として使用されたような石もあります。
一体どれほどの労力がかかったのか想像もつきませんね。
僕がこちらを訪れたのは9月で、高雄ということで日中はまだまだ汗ばむ陽気でしたが、やはり風通しが良いのか内部は気持ち暑さを和らげてくれる快適さがありました。
最後に
以上、高雄にある慈玄聖天宮(石頭廟)の紹介でした。
少し高雄の市街地から離れていてアクセス方法も限られるのですが、建築に興味のある方は同じく高雄にある佛光山と合わせて行ってみてほしい廟のひとつです。
施設情報
慈玄聖天宮
高雄市田寮區新興路2之7號地図(Googleマップ)で見る
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。