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台湾の病院で診察を受ける流れ(台湾の健康保険に加入済の場合)

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

海外で病院へ行くのって緊張しますよね。けど住んでいる期間が長くなればなるほど病院のお世話になる確率は上がっていきます。

今回は台湾の健康保険(全民健康保険)に加入している方向けの、台湾の病院で診察を受ける流れを自分の経験をもとに紹介したいと思います。それではご覧ください。

目次

総合病院の場合

1. 診察予約

総合病院の公式サイトやアプリを利用して、診察を受けたい科と医師、時間帯を選択して診察予約を行います。

予約完了後のメッセージに病棟や診察室番号、自分の診察番号などが表示されるはずなので、写真やSSを撮るなどして保存しておきます。

2. 予約した日時に病院へ行く

台湾の総合病院にある批價/掛號カウンター

予約した時間帯に合わせて診察室がある病棟へ行きます。

初診の場合は『初診』と書かれているカウンターがあればそこへ、なければ『批價/掛號』と書かれているカウンターへ保険証を提出して初診用の受付を行います。

3. 診察に並ぶ

診察室前に設置された健康保険証リーダー

診察室まで行き、扉の横に設置されているモニターの健康保険証リーダーに自分の健康保険証を挿入して、自分が診察室に到着して診察に並んでいることを知らせます。

診察の進み具合は診察室前のモニターで確認できますが、スマホからでも病院のサイトやアプリで確認できるようになっているので、自分の順番が回ってくるまで待ち時間にまだ余裕がありそうだったら一度外へ出て、丁度よい頃合いに戻ってくることも可能です。

4. 身長・体重、血圧・脈拍を測る

身長体重計、血圧計

診察を待つ間に、診察室の近くに設置されている身長体重計・血圧計を使い、身長体重と血圧脈拍を測っておきます。

初診の受付で受け取った紙に身長・体重、血圧・脈拍の記入欄がある場合は埋めます。

5. 診察を受ける

診察室のモニターに自分の診察番号が表示されたら診察室の扉を開けて中へ入り、健康保険証を渡して医師の診察を受けます。

再診が必要な場合は『回診單』という再診の予約情報が書かれた用紙を受け取り、薬が出る場合は処方箋、そして診察費・薬代の支払い用紙も受け取ります。ちなみに再診の日程と時間帯は基本的に指定されます。

6. 薬の受け取り

台湾の病院で処方された薬

薬が処方された場合は指定された病棟(基本的には診察を受けた病棟と同じ病棟)の『藥局』や『領藥』と書かれた場所へ行き、窓口に表示された番号が処方箋に書かれている番号以降なったら、窓口へ保険証と処方箋を提出して薬を受け取ります。

7. 費用の支払い

自動繳費機

『批價/掛號』カウンターで支払い用紙を提出するか、自動繳費機を使って支払い用紙に記載されたバーコードやQRコードをスキャンして診察費や薬代を支払います。

自動繳費機での支払いは、クレジットカードなど様々な支払い方法に対応している他、利用する人があまり多くないので有人カウンターで手続きをするほど時間がかからないのでおすすめです。

市中病院の場合

1. 自分が診察を受けたい科目の病院を探す

市中病院で診察を受ける場合は、まず自分が診てもらいたい症状や病気などを扱う専門科の病院を探す必要があります。

地域名+診察を受けたい科目の名前で検索するか、Googleマップで科目名を打ち込むなどして病院を探します。

2. 診察予約

病院の公式サイトやFBページ、Googleマップなどに予約用電話番号や予約方法が掲載されているので、電話をするかオンライン予約システムを利用するなどして診察の予約を行います。

中には予約に対応していない病院もあるのでその場合は現地で受付をします。歯医者などは大体事前予約できるようになっており、予約して行ったほうがスムーズです。

3. 予約した日時に病院へ行く

問診票

予約した日時に病院へ行き、到着したら受付で予約時間と名前を伝えて健康保険証を提出します。

初診の場合は問診票に基本情報を記入します。

4. 診察費の先払い

科目によっては診察を受ける前に診察費(掛號費)を先払いします。歯医者での定期検査・クリーニングは基本的に先払いです。

5. 診察を受ける

待合室で待っていると名前を呼ばれるので、指定された診察室へ入り医師の診察を受けます。

6. 費用の支払い

台湾の市中病院の廊下

診察費を先に支払っていない場合、診察後に受付で診察費や薬代を払い、処方箋や領収書を受け取ります。

再診が必要な場合はここで次回の予約を取ります。

7. 薬の受け取り

薬局

医師から薬が処方された場合は、病院を出た後に指定された薬局へ行き、保険証と処方箋を渡して薬を受け取ります。

最後に

以上、台湾の健康保険に加入している場合の、総合病院や市中病院で診察を受ける流れの紹介でした。

日本とほぼ同じですが、台湾の病院では健康保険証を活用して一部の業務を効率化しているのが分かるかと思います。

流れが異なったり順序が多少前後する病院もあるかと思いますが、経験上基本的には今回紹介した流れで進行するはずなので、台湾で病院へ行かれる際はご参考ください。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。

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台湾の総合病院にある批價/掛號カウンター
ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。

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