ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
最近ホタル観賞へ行ってきました。実は台湾では僕が住む台北でも意外と簡単にホタル観賞ができる場所がたくさんあります。
そこで今回は台北の和美山に生息するホタルの見頃の時期や現地の様子、鑑賞をするにあたっての注意点や思ったことなどをシェアしたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
台北でホタルが鑑賞できる場所
台湾では全体で見ると日月潭や阿里山などでホタルが見れるそうですが、交通機関が発達していて比較的観光しやすい台北では、新北市にある和美山という山でホタルを鑑賞することができます。
和美山への行き方
台北MRTで行く場合はまず緑色の松山新店線に乗って新店駅で降り「碧潭風景區」側の出口へ出ます。
駅を出たら碧潭の吊橋を渡り、
八方雲集が見えたら左折し「和美山步道」という案内に沿って進みます。
この登山道を登っていきます。和美山の登山道はそこそこ急なので動きやすい格好で行きましょう。
和美山に生息するホタルを紹介
僕が和美山を訪れたのはホタルが出る最盛期を過ぎた頃だったので、決して多くのホタルを見ることができませんでしたが、ホタルがそこそこまとまって飛んでいる場所で三脚を構え撮影してきました。
真っ暗闇にホタルの光が薄っすらとしか写っていないので、次回ホタルを撮る時はもう少し撮影方法を学ぶ必要がありますね。
ちなみに和美山に生息しているホタルの種類は、この光跡を見るとヒメボタルでしょうか。
ホタルが出現するポイントについて
実はホタルを鑑賞しにいった当日、意気揚々と入山してはみたもののホタルが出現するポイントを調べていかなかったんですね。
そんな下調べ不足の僕が和美山へホタルを見に行く様子をTwitterに上げていたら、同じく台北で生活されているebiiiiiraさん(@ebiiiiira_tw)からリプライを頂き、厚かましくもついでにホタル出現ポイントまで教えてもらいました。
そこで教えて頂いた情報をもとに実際に確認してきましたが、ホタルは山頂へ向かう途中にある少し広がっている空間の茂みや、つづら折りになっている階段の横の茂みなどに現れます。ピークの時期は普通の道にも結構出るそうです。
和美山のホタルの見頃の時期
和美山のホタルの見頃の時期は4月中旬〜5月初旬、ホタルがよく出現する時間帯は19:00〜20:00だそうです。また安全面から20:00以降に入山するのは控えた方が良いとのことです。
ホタル観賞が可能な時期はかなり限られていますが、和美山はホタルがいない時期でも普通のハイキングコースとして楽しめます。
ホタル観賞における注意点
大雨や満月の日はホタル観賞に適さない
天候悪かったり明るすぎるとホタルがやる気をなくします。
人口の光に注意
ホタルが逃げてしまうのでハンディライト、スマホの画面の光、カメラのフラッシュなどはホタルに向けないようにしましょう。
防虫スプレーは禁止
防虫スプレーなどの防虫グッズはホタルも影響を受けてしまうので控えましょう。
服装は長袖・長ズボン・スニーカーが良い
けど山の中なので防虫対策は必要です。防虫グッズが使えないとなると物理的にカバーしてしまうのが一番なので長袖・長ズボンで行きましょう。
また仮にも山登りなので靴はサンダルなどよりは動きやすく足にフィットするスニーカーの方が良いです。
陽が落ちると真っ暗になる
和美山には電灯がほぼないので陽が落ちてしまうと「ここで山賊に攫われたら誰にも発見されないだろうなぁ」と不安になるくらいあたりが真っ暗になるので、4人以上のグループで行くのをお勧めします。
ホタルの撮影方法を学んでおくとより楽しめる
写真撮影が好きな方やプロの方には言うまでもないことですが、知識0の状態でホタルの様子を写真に収めようと思ったら、三脚や長時間露光撮影などのことを事前に調べておくとホタル撮影がより楽しくなります。
最後に
僕が訪れた時は見頃の時期を既に過ぎており、目の前に光が溢れる夢のような光景とまではいきませんでしたが、初めてのホタル鑑賞だったので点滅する小さな光が自分の目の前を横切った時は結構感動しました。
このホタルが鑑賞できる和美山は台北駅からでも1時間以内でアクセスできる位置にあり、和美山へ向かう途中に出てきた碧潭というレジャースポットとセットで楽しむこともできます。
もし4月中旬〜5月初旬に台北を訪れる予定があり都合がつく場合は、是非和美山へホタルを見に行ってみてはいかがでしょうか。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。