ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
日本で購入して持ってきた腕時計が、台湾に来て1ヶ月も経たないうちに電池が切れて瞬く間に単なるリストウェイトと化したんですが、皆さん腕時計の電池交換はどうしてらっしゃいますか?
自分で電池を買ってきて時計をバラして交換すれば一番安く済むと思いますが、工具を揃えたりとかもありますし初心者には一見厳しい作業なので、日本ならその腕時計を買ったお店か修理屋さんみたいなところに持って行って直してもらう流れになるかと思います。
が、僕は今台湾に住んでいるので日本の専門店に行くということが容易に出来ません。
どうしようかなーと思っていたところ、以前「台湾の腕時計の電池交換をすると、日本とは比較にならないくらい安い!」という情報をどこかで聞いたことを思い出し「そう、台湾のお店で電池交換しちゃえば良いじゃん。」となり、思い付いたらすぐ行動ってことで行ってきました。
というわけで今回は電池の切れた腕時計を持って台湾の時計屋さんへ突撃してきたレポートです。果たしてどうなるのでしょうか、そしてその衝撃的な安さとは。どうぞ最後までご覧ください。
目次
今回電池を交換する腕時計
数年前に頂いた吉岡徳仁さんがデザインされた「ISSEY MIYAKE」のTOというシリーズの腕時計です。(静止画な上、盤面デザイン的にも分かりづらいですが1時55分あたりで時間が止まってます。)
もちろんメイドインジャパン。拘り抜かれたデザインだということはパッと見で分かるかと思います。裏の止めネジもこの時計専用に作ったそうです。
洋服のコーディネートを選ばず、シンプルで廃れない格好良さがあるのでずっと大事に使ってます。よって度々電池交換が必要になるというわけです。
電池交換をしたお店
台湾の時計チェーン店「寶島鐘錶」です。台湾全国にあるお店ですが、台北には特に沢山店舗がありますので旅行者でも行きやすいです。
電池交換をしてもらう流れ
店内に入ったらカウンターへ行き、電池を交換してもらいたい腕時計を見せながら「我的手錶沒電了,請幫我換電池(ウォダショウビャオメイディエンラ、チンバンウォファンディエンチー)」と伝えます。
どこで買った時計とかは深く確認されないので当然日本で購入した腕時計だろうが対応してくれます。身分証明なども特に求められません。このフレーズさえ覚えていれば外国人旅行者であろうが誰でも腕時計の電池交換できます。
すると「どれ、ちょっと見せてごらん…」と職人さんが真剣な眼差しで腕時計を確認しはじめ慣れた手つきで時計を分解していきます。
ドキドキしながらその様子を眺めていると「はいOKだよ」と渡されました。
ちなみにここまで3分。3分です。日本でも腕時計の電池交換をしたことはあるのですが、たしか比較的作業が速いところでも最低でも半日は必要だったような。
そして速いからといって決して仕事が雑なわけではありません。ここがガタついているとか、電池交換前と様子が変わってしまったなんてことは一切ありません。素早く正確な仕事です。
台湾で腕時計の電池交換をした場合の料金は?
比較対象として…日本の「ミスターミニット」で電池交換をした場合
日本でも同じくらいの頻度で見掛けるお店ないかなーと思っていたら思い出しました、駅中とかによく見掛けるミスターミニットの存在を。電池交換の他には靴やバッグの修理・合カギ作製などもやってるところですね。むしろそっちがメイン。
若かりし頃はここで家の可愛い合鍵をつくって彼女にプレゼントしたりしましたね。今思うとキスがプレゼントと同レベルで恥ずかしいことしてたな。
そんな話は置いておき、ミスターミニットで腕時計の電池交換をした場合はいくらになるか見ていきましょう。
『アナログ電池 ¥1,300+税~/デジタル電池 ¥1,500+税~』とありますね。腕時計専門店で電池交換をお願いした時、お店によっては3,000円近くいったところもあったのでなかなか安いと思います。
台湾の寶島鐘錶の場合
OK!それではいよいよお待ちかねの台湾の時計屋「寶島鐘錶」で電池交換をした場合の価格を発表したいと思います。一体いくらかかったのでしょうか。
ドーン、100元(約320円)。安い!
今回はチェーン店で電池交換をしてもらったんですが、台湾の2ちゃんねる的存在のpttにある情報を見ていると、街の時計屋さんや夜市などに来ている時計屋さんは、さらに半額の50元(約160円)という破格で電池交換を承っているところもあるそうです。いやコレは本気で安いぞ。
まとめ 電池が切れている腕時計があったら、台湾旅行がてら電池交換しにいっても全然良いと思う
日本人の皆様は台湾へ旅行に来る際、電池が切れて動かなくなっている腕時計の存在を思い出しましたら、まとめて持ってきて交換しに行ってください。安く一瞬であなたの腕時計が再び動き出します。もう1度言いますが日本と全く変わらない内容でひとつたったの100元です。
日本は時計などの分野も含め、あらゆる製造業において管理や保守・点検などの面で高い水準を誇っていることは間違いないと思いますが、『日本の』高い技術にはお金が掛かることを盲信してしまうと、必要以上にお金を払っている時も気づかないような気がしてなりません。
しかも僕は特に海外で生活しているので日本だけで生活していた時よりその様子を肌で感じてしまいます。分野によってはその技術力が他の国ともほぼ差がなくなっているでしょう。
今回はそういった面における価格のギャップを、腕時計の電池交換をここ台湾で行ってみて改めて思い知らされました。
というわけで、家の引き出しの奥で電池切れで眠っている腕時計があれば、台湾に来るきっかけはできたようなものです。腕時計の電池交換付きの台湾旅行プランを立ててみてはいかがでしょう。
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。