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台湾で見た新型コロナウイルスをめぐる防疫対策と人々の危機意識

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

2019年中国・武漢市で新型コロナウイルスに関連した肺炎患者の発生が報告された後、台湾でも本格的な対策が始まって約1ヶ月が経過しました。現地ニュースは依然として新型コロナウイルスを取り巻く状況や防疫に関する内容が多くを占めています。

日本からは少なからず台湾で生活する僕の身を案じる連絡があるのですが、台湾では防疫措置が次々に講じられているため、その現状を説明するようにしています。

今回はそんな台湾における新型コロナウイルスをめぐる状況と対策、台湾の街の様子などを、台湾生活で生活する日本人として記録しておきたいと思います。それではご覧ください。

目次

台湾の新型コロナウイルスをめぐる状況と対策

まずはこの1ヶ月間の台湾における新型コロナウイルスをめぐる状況と実施された対策をご覧ください。

日付状況・対策
2020年1月13日中国・武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎患者が発生しているのを受け、専門家2人を武漢に派遣。
1月21日台湾で新型コロナウイルスの患者を初確認。
1月22日中国・武漢市からの団体客受け入れ停止。
1月24日中国への団体旅行を停止。
1月25日中国・武漢市への旅行を禁止。
1月26日中国・湖北省の中国人の訪台を禁止。
中国全域の中国人の訪台を制限。
1月28日台湾内で感染(二次感染)した患者を初確認。
1月29日台湾旅行者に健康調査票の記入・提出を義務付け。
各コンビニで政府備蓄マスクの販売開始。
1月30日マスク高額転売防止用の通報ダイヤルを設置。
1月31日台湾鉄道の車両内・設備の消毒実施を発表。
2月2日中国・広東省及び浙江省溫州市の中国人の訪台を禁止。
高校以下の教育機関の冬休み延長、夏休み短縮を発表(新型コロナウイルスの流行は2020年の冬休み中に開始)。
2月3日大学の冬休み延長、夏休み短縮の発表。
中国・武漢市在住台湾人を帰国させるチャーター機が台湾に到着、帰台者を検査後指定場所に隔離。
2月5日中国・浙江省の中国人の訪台を禁止。
2月6日中国全域の中国人の訪台を全面的に禁止。
海外クルーズ客船の寄港を禁止。
マスクの公平分配を目的にマスク販売に実名制を採用し、マスク購入の際は指定薬局で健康保険証又は身分証明書の提示を義務付け。
2月7日直近の14日以内に中国(香港・マカオ含む)渡航歴及び居住歴のある外国人の訪台を制限。 ※台湾の居留証を持つ外国人は中国・ 香港・マカオ渡航後に台湾へ戻った場合、14日間の在宅検疫措置を行う。
香港・マカオの住民が訪台する際は入境後14日間の在宅検疫を義務付け。
1月31日ダイアモンドプリンセス号が台湾の基隆港に停泊した際、感染源と見られる乗客が観光した場所及び同日に該当地点に立ち寄った人への指示を携帯電話用緊急速報でお知らせ。
2月10日中国・香港・マカオで乗換を行い台湾に入境する旅客に14日間の在宅検疫を義務付け。

以上のように短期間で国民全体の生活が大きく変化する、とても重要な対策が連日決まり実施されています。特に台湾で新型コロナウイルスの患者が初確認されてからは怒涛の日々です。

現在、台湾における新型コロナウイルスの感染確定患者は合計18名(回復者1名を含む / 2020年2月15日時点)と発表されており、発生初期と比較すると感染拡大は落ち着きを見せつつありますが、まだ余談を許さない状況です。

※参考サイト
衛生福利部 https://www.mohw.gov.tw/
中華民國外交部 https://www.mofa.gov.tw/
內政部移民署-新聞訊息 https://www.immigration.gov.tw/5385/7229/7238/
中央通訊社 https://www.cna.com.tw/

台湾の街や公共空間、人々の様子

マスクを着用して台北MRTに乗る乗客

  • 屋外では半数以上、公共交通機関などの密閉空間ではほぼ全員が自主的にマスクを着用(あくまで感覚値)

    ※政府は、健康な人は医療機関や密閉空間に入る場合を除きマスク着用は必須ではないと説明した上で、本当に必要な人へマスクを譲って欲しいと呼びかけている。

  • マスク未着用で医療機関へ入ることは禁止
  • 一部のお店や施設で客の体温検査・手の消毒を義務付け
  • 一部のスーパーや商店では設備などの消毒を実施

僕の生活する台北市内では、少し外に出るだけでも以上のような対策が見受けられます。

また、この他にも

など、オンラインプラットフォームを活用した細かい防疫対策も積極的に行われています。

このように台湾の人々は、自分達の国に迫る脅威に対し、非常に強い危機感を持って取り組んでいると言えます。

最後に

以上、台湾で生活する日本人が台湾で見た新型コロナウイルスをめぐる状況でした。

これだけ重要な対策がスピーディーに決定していくのを見れば、国民のために休む間もなく動き回っている方々がいるのは想像に難しくありません。今回の問題にあたり奮闘されている皆様に敬意を表します。

そして1日も早く事態が収束し、台湾に住む人々が普段通りの生活を送ることができるようになり、観光客も安心して台湾旅行を楽しめる日々が戻ってくるのを願っています。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京で会社員として約7年間働いた後、台湾で1年間の中国語留学、更に1年間のワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外しました。現在は台北を拠点にフリーランスとして生活しています。

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ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

1985年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京で会社員として約7年間働いた後、台湾で1年間の中国語留学、更に1年間のワーホリを経て日本社会から足を大きく踏み外しました。現在は台北を拠点にフリーランスとして生活しています。

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