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3年で台湾での生活費はどう変化した? 2015年と2018年の台湾(台北)での1ヶ月の生活費を比較してみた

2015年3月に台湾での1ヶ月の生活費を公開しましたが、早いもので記事公開から3年以上が経ちました。台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

今回のテーマはタイトルにもあるように「台湾(台北)の1ヶ月の生活費」です。このテーマに関する記事は本ブログで2記事目なのですが、2015年から僕自身の状況も変わり台湾も変化してきました。

そこで今回は2018年現在の僕の台湾(台北)の1ヶ月の生活費を改めて確認し、2015年の1ヶ月の生活費と比べてみました。どうぞご覧ください。

目次

自分の身分や状況の比較

2015年2018年
職業語学留学生(兼フリーランス)フリーランス
住んでいる場所新北市台北市

自分の身分や状況が3年前とは多少異なるので先に整理しておきます。

まず2015年当時は職業は語学留学生(兼フリーランス)で新北市在住でした。そして2018年現在はフリーランス一本、住む場所も同じ台北エリアではありますが台北市に変わっています。

その他はほとんど変わっていません。あと生活費に影響を及ぼしそうな部分は、2015年は台湾での暮らしを始めた初年度であったことくらいでしょうか。3年以上こうして台湾で暮らし、日々本ブログのネタ探しをしていれば自然と生活の知恵みたいなものはついてきます。

2015年と2018年の生活費(1ヶ月)を比較

項目2015年(3月)2018年(3月)
家賃(ネット代・水道代・ケーブルテレビ代込み)11,000元11,000元
光熱費(電気代のみ)965元395元
食費8,920元11,177元
通信費450元0元
交通費800元1,000元
日用品代323元0元
ファッション代600元470元
交際費360元0元
医療費0元1,850元
合計23,418元25,892元

全項目で説明したように自分の身分や状況が変わったものの、生活スタイルに関しては2015年も2018年現在もほとんど変化は無いです。

毎月の固定費は家賃・光熱費・食費の3つ、あとの項目は月によってそれなりに変動するので、合計額を見て単純に2015年から2018年にかけて1ヶ月の生活費が2,000元近く上昇した。というわけでもありません。

現在も月によっては生活費の合計が23,000元を下回ることもあるので、1年を通してみれば僕の生活費はほとんど変わっていないと言えます。(台湾に出入国するための航空券代、台湾以外の国での滞在費用は除く)

2015年〜2018年の間、台湾に何があった?

壁に書かれたメニュー

僕個人の生活費はあまり変わっていませんが、2015年〜2018年の間に台湾で生活費に影響を及ぼす出来事が何も起きていないわけではありません。

台湾の物価高騰を引き起こすきっかけとなった「一例一休」という休日制度の施行がありました。

僕は消費欲がほとんどなく、アレがいくらになったコレがいくらになったなど多方面に渡る細かな説明はできませんが、一番身近且つ毎日必ず消費するものとして食についての物価高騰の例を簡単に紹介します。

簡単に言うと今まで100元だった牛肉麺は110元になり、一粒5元だった水餃子は6元に…といった具合に各飲食店で値上げが起こりました。数字だけだと一見大したことはないように思えますが日々消費するものがいきなり10%近く、またはそれ以上値上げになったりしています。

時々利用する長距離バス(客運)に関しても路線によっては運賃が2倍になるという事態にも発展したので、台湾の給料水準からするとかなりの衝撃でした。

台北での生活費の下げ方の話

台北の街並み

結局のところ台湾で生活する上で一番効果的な生活費を節約する方法は台北以外に住むことなのですが、僕のように台北の利便性やバランスの良さを台湾の魅力と感じている人間はやはり台北から離れ難いのです。

というわけで台北での生活費の下げ方の話もします。1ヶ月の生活費が10万円を切ると何となくお得感が出るので月10万円以下を目標に考えてみましょう。

結局のところ台湾のどこに住んでいたとしても同じことが言えますが、生活費を下げる鍵は家賃・食費の2つをどれだけ下げるかです。

1ヶ月の生活費10万円以下をシミュレーション

まずは家賃からです。「日本人が台北で住める部屋は大体月0,000元〜」みたいな基準をどこかで見かけたことがあるかもしれませんが、この基準は育ってきた環境や経験などによっていくらでも変わるのでかなり曖昧です。人によっては月5,000元の部屋でも問題ないでしょう。

ただ月の家賃予算が5,000元だと台北では”日本の所謂1人暮らし用の部屋(獨立套房)”に住める可能性は0に近いので、ここでは経験上台北で1人暮らし用の比較的清潔な部屋を借りることできる確率が上がる12,000元を家賃とします。

次に食費です。一例ですが

  • 朝:朝ごはん屋(早餐店)
  • 昼:弁当、ビュッフェ形式のお店(自助餐)
  • 夜:昼と同じ、1人用の鍋、餃子屋、チェーン店のセットメニュー 等

3食の内容を上記のようにすると、1日の食費が大体400元前後になるので400元x30日分で12,000元になります。

価格がローカルフードの2倍3倍になる日本料理を含めた海外の料理を食べるのは週に1回くらいに抑えます。また毎週とまではいかないかもしれませんが付き合いもあるでしょう。この分が+1,000元で食費が合計13,000元。

そして、その他光熱費や通信費、交通費、日用品代、交際費などを全てあわせて2,500元とします。

すると家賃(12,000元)+ 食費(13,000元)+ その他(2,500元)= 27,500元(約99,000円)となります。

僕の場合、家賃は上述の通り11,000元だったり習慣的に昼食はとらない等多少の違いはありますが、実際僕も上の項目で紹介しているように基本的にはこのくらいかもう少し低い生活費で生活しています。

とは言ってもやっぱり海外生活なので知らず知らずのうちに消耗してしまうものもあります。それらを軽減するために数ヶ月に1度は日本へ帰ったり、他の国へ行ったりしています。これらの諸々の費用の合計が年20〜30万円といったところでしょうか。

最後に

以上、台湾(台北)における僕個人の2015年と2018年の生活費の違い、生活費に影響を与えた台湾の変化、台北での生活費の下げ方などについての紹介でした。

台北で生活しようと思っている方は是非ご参考ください。数年後もしまだ台湾に住んでいたら、この時の生活費と比べる記事を書きたいと思います。

※1元=3.6円で計算(2018年7月15日現在)

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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