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一時帰国中でネット環境に飢えている僕が東京都公式フリーWi-FIサービス「Free Wi-Fi & TOKYO」は実用に耐えるレベルなのか検証してみた

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。現在一時帰国で日本にいるのですが、スマホでネット使うためだけに月極の契約を結ぶのも勿体無いので、糞高いプリペイドSIMカードを買ったりして何とかスマホでのネットライフをしのいでます。

日本で売られているプリペイドSIMカードなんですが、価格の割にはデータ容量が非常に少ないのです。自宅ではWi-Fiを利用すれば良いのですが問題は外出時です。必然的にプリペイドSIMに頼らざるを得なくなるわけですが、希望としては外でもなるべく節約したいところ。

ここで気になるのは、普段生活している台北では当たり前のフリーWi-Fiの存在です。けど僕が台湾で生活を始める前の、日本のフリーWi-Fi環境はとてもじゃないけど良いとは言えなかったのでネガティブなイメージしか持っていません。

けど待てよ、2020年には東京オリンピックもあるし、外国人労働者の受け入れを徐々に拡大している今の日本ならもしかしたら何とかしてくれるんじゃ…?

ということで現在の日本のフリーWi-Fiは実際どんなもんなのかを調べるために、国が提供しているフリーWi-Fiのひとつ「Free Wi-Fi & TOKYO」を実際に利用してきまして検証を行ってきました。今回はその模様のレポートをお送りします。

目次

事前準備

まずはJAPAN Connected-free Wi-Fiというアプリをダウンロードします。

「JAPAN Connected-free Wi-Fi」利用登録画面01

ダウンロードが完了したら起動して利用登録を行いましょう。

「JAPAN Connected-free Wi-Fi」利用登録画面02

必要事項はメールアドレス、名前、性別、年代です。

なぜ「JAPAN Connected-free Wi-Fi」を用いるのか

実はFree Wi-Fi & TOKYOを利用するための方法は他にもいくつかあります。しかしなぜこのJAPAN Connected-free Wi-Fiを使うかというと、下記のようなメリットがあるからです。

  • 利用時に行う登録の手間を省ける
    現地で利用の準備をするより、電波がしっかりあるところで事前準備を行っておけば、Wi-Fiがある場所へ来た時に少ない手間で落ち着いてネット接続が出来るようになります。
  • 他のエリアのフリーWi-Fiも使えるようになる
    メールアドレスやSNSのアカウントで登録する方法もあるのですが、それだと他のエリア(今回の場合は東京以外)で都度利用登録が必要になってしまいます。このアプリを使うことでエリアごとの登録が不要になるわけです。

簡単に言うと日本全国のフリーWi-Fiを使うための煩わしい手続きを、このアプリひとつで全てまとめてやってくれるってわけです。

アプリ「JAPAN Connected-free Wi-Fi」の使い方

「Free Wi-Fi & TOKYO」アクセスポイント

  1. フリーWi-Fiスポットがある場所へ行く
  2. 端末のWi-FiをONにして、利用可能なフリーWi-Fiを探す
  3. JAPAN Connected-free Wi-Fiを起動する
  4. Wi-Fiに繋がっているのを確認したら画面中央の「Connect」をタップする
  5. 認証が終わるとインターネットへ接続可能に

実際にWi-Fiスポットへ行って、Free Wi-Fi & TOKYOを使ってみる

池袋の街並み

今回は一時帰国者が都内の街をちょっとブラブラするというイメージで、池袋駅周辺にある比較的立ち寄りやすいWi-Fiスポットがある場所へ行き、国が提供しているフリーWi-Fiを利用してみました。

勿論、都内には池袋以外にもWi-Fiスポットは沢山あります。また具体的にどういった施設で使えるかというと、こちらに利用可能な場所の一覧が載っていますのでご参考ください。

下記は池袋駅周辺で検証を行ってみた施設・エリアごとの感想です。

JR東日本の主要駅 [アクセスポイント名:JR-EAST_FREE_Wi-Fi]

池袋駅では切符券売機周辺で繋がることを確認しました。すぐ繋がるとは思っていなかったので意外です。

主要駅の詳細が書かれていないので具体的にどの駅で使えるかどうかは分かりません。沢山の路線が乗り入れる乗換駅なら多分大丈夫しょう。

東京メトロ [アクセスポイント名:Metro_Free_Wi-Fi]

東京メトロのフリーWi-Fi

こちらは改札前はWi-Fiリストに名前が出てくるものの繋がらず、改札を抜けて駅のプラットホームに降りて行くことでようやく繋がるようになりました。JRと同様全ての駅に設置されているわけではないようです。

ただ良い面として、他のWi-Fiに比べて連続通信時間が長めなのが嬉しいですね。

セブンイレブンなどのセブン&アイ・グループの店舗内 [アクセスポイント名:7SPOT]

セブンイレブンは店頭や店内でも繋がりました。セブン&アイ・グループの店舗ということで今回は池袋駅東口にある西武でも確認してみましたがこちらも普通に繋がります。

ファミリーマート [アクセスポイント名:Famima_Wi-Fi]

セブンイレブン同様繋がります。

ローソン [アクセスポイント名:LAWSON_Free_Wi-Fi]

コンビニは全体的に優秀ですね。ローソンも普通に繋がりました。

ビックカメラ [アクセスポイント名:Bic_Free_Wifi]

ビックカメラのフリーWi-Fi

サイトに載っていた「Bic_Free_Wifi」というアクセスポイントは見つかりませんでしたが、上のスクリーンショットにあるおそらくビックカメラが独自で用意している「Bic_Wi2_WiFi」というアクセスポイントを選択し、専用ページで利用登録することでネットに接続出来るようになりました。

ルミネ [アクセスポイント名:LUMINE_Free_Wi-Fi]

池袋のルミネはアクセスポイント自体も見つからず繋がりませんでした。フロアを2つほど登りましたが、アクセスポイントが一向に現れる気配がなかったので諦めました。

都内の公園、庭園、文化施設、都庁舎等 [アクセスポイント名:FREE_Wi-Fi_and_TOKYO]

東京芸術劇場

今回は池袋ということで、駅の近くにある東京芸術劇場へ行ってみました。ここはWi-Fiもしっかり繋がるし、ちょっとしたフードコートがあって、座り心地の良い椅子も沢山あるのでちょっと休憩するに最適です。

その他 成田空港・羽田空港

今回用に特別検証は行っていませんが都内から空港へ行くとしたら殆どの場合は成田か羽田になると思います。

また海外からの帰国時、日本のSIMカードを持っていない場合は帰国したら真っ先にお世話になる場所ということで紹介しますが、この2つの空港に関しては2年前くらいからちゃんと接続は出来たので今も問題はないと思います。

まとめ コンビニや国の施設は安定して繋がるが、駅や百貨店などの大型販売店はまだ不充分。けど一時帰国中の日本人が使うのは充分アリ

というわけで、本来は訪日外国人向けのサービス「Free Wi-Fi & TOKYO」ですが、私のような一時帰国中の日本人が使っても全然アリだと思いました。コンビニさえあればなんとか息継ぎ出来ます。

暗号化はされていないのでセキュリティ面などの不安はありますが、外でも通信費を節約したい方は是非試してみてはいかがでしょうか。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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