さて台湾に移住してからというものの、日本で一人暮らしをしていた頃は徹底した自炊生活を行っていた僕も、今では食事は完全に外食だけになってしまいました。家にあるキッチン雑貨は飲み物用のコップくらいしかありません。
そもそも台湾にはキッチン付きの単身向け賃貸が少ないということもありますが、それだけ外食文化が発達しているということでもあります。外に出て少し街を歩けば庶民向けの飲食店が沢山あるので安くて美味しい食事が楽しめます。
しかし、旅行中ならば数日間の滞在なので気になりませんが、毎日の食事となると台湾では揚げ物だったり麺や米をメインとした食べ物が多いので、日本で食事の栄養バランスを気にしていた僕はだんだん栄養の偏りが気になってきてしまいました。
そこで今回は僕と同じように栄養バランスで悩めるアナタのために、台湾に住み毎日外食生活をしている僕が考える野菜も摂れてお腹いっぱい食べられる台湾のおすすめ飲食店を4つ紹介してみたいと思います。
野菜もしっかり摂れる台湾おすすめ飲食店4つ
01.自助式餐廳
自助式餐廳は店内に並んだ沢山の種類のおかずの中から、自分で好きなオカズを選んで食べることができるお店です。台湾式ビッフェとも言えるでしょうか。(一度精算した後におかずをおかわりするとお金がかかります。)
好きなおかずが自分で選択できるということは、野菜が不足していると思った時には野菜ものをたくさん選べば野菜不足の悩みが解消できるというわけです。
ただこちらの自助式餐廳は野菜ものも含めて全体的におかずが少し脂っぽいのが難点です。煮野菜や生野菜は置いてません。
この時の食事代:70元(約217円)
02.鍋貼水餃專賣店
こちらは餃子の専門店です。野菜がたっぷり入った餃子を1つ5元~8元(約15円~25円)で食べることができます。
鍋貼(日本でいう普通の焼き餃子)もありますが、焼いた餃子の油が気になる場合は、皮で包んだ餡をお湯で煮るだけという調理法の水餃(水餃子)を食べるとヘルシーです。
個人的に水餃子はあまり飽きがこない食べ物なので、この鍋貼水餃專賣店には頻繁に足を運んでいます。
この時の食事代:105元(約325円)
03.小火鍋
火鍋は2人~複数人で食べる形式の台湾では定番の鍋料理ですが、小火鍋は複数人向けではなく1人で食べられるくらいの丁度良い量のお一人様用の鍋です。台湾にはこの小火鍋を専門に提供しているお店が沢山あります。
お肉や野菜がバランスよく入ってた鍋メニューが揃っていて、ご飯や飲み物はお代わり自由なお店が多くて嬉しい限りです。写真のお店はアイスクリームも食べ放題でした。
この時の食事代:130元(約403円)
04.日式涮涮鍋
日式涮涮鍋は「日本式のしゃぶしゃぶ」を謳うお店です。台湾人の人気は高く、街中ではいたる所でこの文字を掲げた看板を見かけます。
日本でしゃぶしゃぶと言えば国産の高いお肉をメインとした高級食のイメージがありますが、台湾のしゃぶしゃぶ店はそこまで値段は高く設定されておらず、どちらかと言えば庶民的なお店で台湾要素が盛り込まれたオリジナルの飲食店として変化を遂げています。
日本のしゃぶしゃぶと思ってお店に入るとちょっと違和感を抱きますが、たくさん野菜が食べられるお店のひとつとして重宝しております。ここも小火鍋のお店と同様、ご飯や飲み物が何度もお代わり出来て、アイスクリームも食べ放題という形式のお店が多いです。
この時の食事代:160元(約496円)
最後に
以上が僕が台湾で知っている比較的安価な野菜が沢山食べられるお店です。今回紹介したお店は台湾の街ではよく見掛ける、多くの台湾人が利用している庶民的な飲食店です。
現地の人がそうしているように1人でも気軽に入ることができますし、1食約200~500円という比較的リーズナブルな価格で野菜を含めた美味しい食事を楽しむことができます。
台湾で生活を行っている方で、外食中心だとしても野菜を摂って健康に気を使いたい方は是非参考にしてみてください。もちろん旅行の時に行くのもおすすめできるお店です。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。