ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
長期居留の滞在証明書を得て台湾で生活されている皆さんはご存知だと思いますが、台湾には日本の国民健康保険に相当する全民健康保險という医療保険があります。
この全民健康保險は台湾人だけではなく台湾に居留している外国人も加入することが法律で義務付けられており、台湾に仕事で長期滞在する方は必ず加入することになります。
また、自分のように台湾で被雇用者ではないけれど有効な居留資格を持っており、居留証を取得して満6ヶ月経つと台湾人と同じように全民健康保險に加入する義務が発生します。
今回は実際に自分で全民健康保險へ加入してみたので、自分で加入をする場合の全民健康保險の申請方法から健康保険証受け取りまでを紹介したいと思います。それではご覧ください。
目次
台湾の全民健康保險への加入申請条件
自分で全民健康保險に加入する場合、加入申請ができるようになるのは居留証の交付から
- 台湾に連続して180日以上滞在
- 出国した場合は、その出国日数が30日以内であり、居住期間から出国日数を差し引いた合計滞在日数が180日以上に達する
以上の条件を満たしたときです。
全民健康保險への加入条件を含む詳細は、全民健康保險の日本語版ハンドブック(全民健康保險民眾權益手冊(日文, Japanese))に記載されているので事前にご確認ください。
全民健康保險への加入申請に必要な持ち物
- 申請書(加入申請を行う保險署にあります)
- 居留証
- 証明写真(2年內に撮影、2吋半身照(4.2×4.7cm)1枚
ただし、居留理由によって加入申請に必要な持ち物は変わるようで、上記の持ち物に加えて外國人居留證明書(移民署で取得可能)や、台湾人配偶者の身分證が必要になる場合もあります。詳しくは加入申請を行う保險署にお尋ねください。
全民健康保險の加入申請を行う場所
全民健康保險への加入申請は「衛生福利部中央健康保險署」という機関で行います。
全民健康保險への加入申請の流れ
まずは保險署へ行きます。僕は台中に住んでいるので西屯區にある衛生福利部中央健康保險署 中區業務組で加入申請を行いました。
施設情報
台中市西屯區市政北一路66號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/08:30〜17:30
定休日/土曜日・日曜日
入口付近にあるサービスカウンターで「我要新申請加保」と伝えると整理券を渡されます。
番号が呼ばれたら窓口へもう一度「我要新申請加保」と伝えます。居留証を提示して全民健康保險への加入条件を満たしていれば加入申請用紙を渡されるので、必要事項を記入して証明写真を渡します。
この時、通訊地址(連絡先住所)が現在自分が住んでいる住所になっていることを確認しましょう。
申請用紙の控えと、正式な健康保険証が届くまでの臨時健康保険証(14日間有効)を渡されるので、全民健康保險への加入申請は完了です。
数日後に正式な健康保険証が郵便局から登録した住所へ掛號(書留郵便)で送られてきます。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。