ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。台湾はそろそろ夏真っ盛りです。ビールが美味しい季節になってきました。
さて、もしあなたが台湾を訪れる予定があり、ビールを飲みながらワイワイするのが好きならば是非行ってほしいのが「熱炒」という場所です。いや、個人的には普段お酒を飲まない方でも行ってほしいです。
今回はその台湾にある熱炒の魅力や、僕が熱炒でよく食べているきおすすめメニューを紹介します。どうぞご覧ください。
目次
熱炒とは?
熱炒は「台湾式居酒屋」とも言える存在で、台湾料理を含む様々な料理を食べることができ、台灣啤酒(台湾ビール)を中心に酒類も提供しているレストランです。
提供されている料理は「熱炒」という漢字の通り炒め物や揚げ物が多く、料理の味付けも台湾の水準で言えば少し濃いめになっていて、ビールや白ごはんに合うようになっています。
更に特筆すべきはそのコストパフォーマンスの高さ。
料理の値段は1品100元〜200元(約460円〜約920円)くらいなので、ひとり大体500元(約2,300円)あればお腹いっぱい飲み食いすることができます。
また台湾式の居酒屋と紹介しましたが、熱炒は白ごはんがおかわり自由になっているところも多いので、お酒を飲むだけではなく普通のレストランとして利用する台湾人も多いです。
熱炒で提供されている酒類はビールが中心になりますが、ビール好きな人にとってはその辺の日本の居酒屋チェーン店に入るより圧倒的に満足度は高いでしょう(けど個人的に鳥貴族と塚田農場は見捨てきれない)。
熱炒がある場所
Googleマップなどを使い「熱炒」と検索すれば色々なところに出てきますが、台北市内では長安東路という台北駅と中山駅の間に位置する通りに、熱炒がたくさん並んでいます。
熱炒の難点?
基本的に熱炒の注文方法はメニュー表へ記入して店員さんに渡す方式なので、注文したいものを口頭で伝える必要がなく、漢字がなんとなく分かる日本人にとっては安心です。
ただ我々日本人がいくら漢字が分かると言っても台湾なのでメニュー表はもちろん漢字のみ。漢字だらけの料理名が敷き詰められたメニューをずっと眺めているとかなり目が疲れますし、文字からはなかなか想像できない料理もあります。
すると、とりあえずメニュー表の隅っこに書かれていて目に止まりやすい日本でも知名度の高い「空芯菜」を選んでしまうのが日本人の常(空芯菜はもちろん美味しいですけどね)。
今回はせっかくなので台湾在住の僕が、熱炒でよく注文している空芯菜以外のおすすめメニューを次の項目で紹介していきます。
熱炒で食べたいおすすめのメニュー
1. 宮保雞丁
鶏肉とピーナッツ、ネギ、唐辛子などを炒めた料理。ほぼすべての熱炒で提供されている熱炒定番メニューなので、あれば頼んでおいて間違いないです。
2. 炒水蓮
水蓮という日本では少し珍しい植物を炒めた料理。シャキシャキした食感が新鮮。
3. 菜脯蛋
フワフワとした卵の中にコリコリ食感が楽しめる菜脯が練り込まれた台湾風卵焼き。
4. 薑絲大腸
豚の大腸と細く刻んだしょうがを酸っぱく炒めた客家料理。かなりお酢が利いているので一口目はびっくりしますが食べていると意外とクセになってきます。
5. 酥炸豆腐
お店によって名称と内容は多少変わりますが、熱炒の豆腐メニューは大体ハズレがないので頼んでおきたいところです。
6. 炒劍筍
小さいタケノコを炒めた料理。辛いのが好きな人はおすすめです。
最後に
以上、台湾の熱炒とその熱炒で僕がよく注文しているおすすめメニューの紹介でした。
熱炒はビールに合うたくさんの美味しい料理を比較的安価で食べることができ、台湾人の活気に囲まれ台湾の空気感も味わえる場所なので、日本人観光客にもとても人気があるレストランです。
僕も日本から台湾へ友人やお客さんがやってきた際には必ず連れて行く場所のひとつなので、是非台湾へいらっしゃる際には熱炒を訪れ今回紹介したメニューをご賞味ください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。