ども台湾の台北に住んでいるナカジマチカ(@nakazimachica)です。台湾のバスは日本と比較すると交通費が非常に安く、路線も豊富で基本的にどこへでも行くことができます。
例えば台北から台中へ行く場合、主な交通手段としてはバスや新幹線がありますが運賃には少し開きがあります。
バスなら移動時間は大体2時間半で運賃が約1,400円。一方新幹線は1時間で台中市内に到着しますが運良く35%早割りセールのチケットが手に入ったとして約2,100円かかります。しかも到着するのは市街地から離れた場所です。
こういった要因から僕は普段台北から台中へ行く時バスに乗ることが多いです。そこで今回は台北駅(台北轉運站)から台中駅(台中火車站)へバスで行く方法を紹介したいと思います。どうぞご覧ください。
目次
台中駅行きバスチケットの買い方
台北にある台北轉運站という台北バスターミナルからは色々な会社のバスが出ているのですが、台中駅(台中火車站)まで行くバスを扱っているのは「Ubus(統聯客運)」です。
はじめにこのUbus(統聯客運)のバスチケットを買う方法をいくつか紹介していきます。運賃はいずれの場合も300元(約1,380円)です。
1. 台北バスターミナル(台北轉運站)で買う
Ubus(統聯客運)のバスは「台北轉運站」という台北バスターミナルから出ます。その台北轉運站の1階へ行くと各バス会社の窓口がずらっと並んでおり、こちらの11〜20番の「統聯」の窓口でチケットが購入できるようになっています。
購入する時は「台中轉運站,一張(タイヂョンヂュアンユンヂャン、イーヂャン)」と窓口の人に伝えます。もしくはこの文言を紙かなんかに書いて見せましょう。支払いにはクレジットカードも使えます。
2. コンビニにあるマルチメディア機器で買う
バスターミナル現地まで行って買わなくても台湾の至るところにあるコンビニで買うこともできます。下記の記事では台湾セブンイレブンにあるibonで購入する方法を紹介しておりますのでご参考ください。
3. アプリで購入する
チケットはアプリでも購入可能です。この場合は上記2つの購入方法と異なり、紙のチケットではなくQRコードチケットを提示しての乗車することになります。
バスターミナル及びバス乗り場の場所
チケットの用意ができて、バスに乗る日時を迎えたらバス乗り場へ向かいましょう。上でも述べましたが台北駅から出発する場合、バスターミナルの場所はチケットを買う場所と同じ「台北轉運站」です。
台北周辺の地下街から向かう場合は「台北轉運站(Taipei Bus Station)」の案内を追っていってください。バスターミナル現地で当日のバスチケットを購入した場合はそのまま各バス会社の窓口裏手にあるエスカレーターを使ってそのまま上の階へ上がります。
今回購入した台中駅(台中火車站)行きのバスは3階から出ます。3階で乗り場が更に何個かに分かれていますが今回乗るバスは「303」か「316」の乗り場から出発します。
3階に着いたら基本的には「303」か「316」の人が並んでいる方の乗り場へ行けば問題ありませんが、不安な人はフロア内のどこかにあるモニタ上にバスの出発情報が表示されていますので、自分の持っているチケットの出発時間(發車時刻)と照らし合わせて、乗り場(月臺)番号を確認しておくと確実です。
それでもハッキリしない場合は、カウンターにいる係員にチケットを見せて身振り手振りで聞いてみましょう。若い人なら英語ある程度話せますし親切に教えてくれるはずです。
バスの乗り方
予定出発時間になりバスがやって来ると、乗り場出口の扉上部に出発時間が表示され、係員の方が呼びかけてくれるので、係員の方にチケットを見せてバスに乗りましょう。
大きな荷物を持っている場合は乗車前にバスの下部にあるトランクルームに預けてください。
車内に入ったらチケットに書かれている番号の席へ座りましょう。ちなみにチケットをバスターミナルの売り場で当日購入した場合は、この座席番号が書いていないことがあります。
その場合は当日乗車の列に並び、座席が決まっている人の優先乗車が終わった後、空いている席に座る流れになります。
Ubus(統聯客運)のバスの車内設備
今回台中駅に行くために乗車するUbus(統聯客運)のバスの車内の様子も少し紹介します。座席はこのように3列シートになっていてとても広々しています。
各座席にUSBの充電用コンセントが設置されている上、(速度は期待できませんが)フリーのWi-Fiも飛んでいます。
バスによっては車内にお手洗いもあります。これで長時間の移動も安心です。
バスの降り方
台北バスターミナルを出発し、2時間〜2時間半くらい走ると終点の「台中バスターミナル(台中轉運站)」前に到着するので下車します。荷物を預けている場合は降りる際に忘れないよう受け取ります。
バスを降りたら台中バスターミナルの建物の中へ入り、「台中火車站」の案内に従って進んでいくと巨大なアーチ屋根の台中駅が見えてきます。
Ubus(統聯客運)の台中駅行きバスの情報
運賃(料金)
バスの運賃は片道300元(約1,380円)です。
所要時間
台北駅(台北轉運站)から台中駅まではスムーズにいくと大体2時間です。台湾の連休などと重なって渋滞が発生している場合は3時間以上かかることもあります。
時刻表
台北から台中駅まで行くバスは2路線ありそれぞれ別の時刻表があります。どこを経由するかによって路線が変わりますが終点はいずれの場合も台中駅のすぐ近くにある台中バスターミナルです。
どちらかのバスが早朝深夜を除き大体10〜20分間隔でやってくるので、台中駅まで行くならば基本的にどちらに乗るかは気にせず購入したチケットに書かれた出発時間(發車時刻)に来たバスに乗りましょう。
台中から台北への帰り方
台中へ来た時と同じUbus(統聯客運)に乗って台中から台北へ帰りたい場合は、台中バスターミナルから行きの出発地点だった台北バスターミナルへ行くことができます。
台中バスターミナル内にUbus(統聯客運)のチケット売り場があるので、行きと同様にカウンターで「台北轉運站,一張(タイヂョンヂュアンユンヂャン、イーヂャン)」と伝えてバスチケットを購入しましょう。
11番乗り場で待機し、バスが来たら係員に購入したバスチケットを見せてバスに乗ります。
※1元=4.6円で計算(2022年10月30日現在)
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。
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