僕は現在台湾の台北市に住んでいるのですが、その利便性の高い場所故にMRTに乗る機会がめっきり減りまして、最近はバスかYouBikeばかり利用しています。
その2つの交通手段の中で特に活躍しているのがバスなんですが、今回はその台北のバス利用を快適にするアプリ『台北等公車』の使い方を紹介したいと思います。
目次
台北におけるバス移動を便利にするために使用するアプリ
台北におけるバス移動を便利にするために事前に準備しておくアプリは2つあります。
1つ目がGoogle マップ、そしてもうひとつが本記事のメインである台北等公車です。
現在地から目的地までの順路と到着時間を調べる手順
今回はバスでMRT中山駅周辺から富錦街という場所へ行くのを例に、台北でバスに乗る時の手順を紹介していきたいと思います。
なぜ目的地をそこ設定したかと言うと、オシャレなお店が並ぶ台湾でも有数のエリアなのですが、最寄りMRTから歩いていくと中途半端な場所にあるからです。バスの路線が張り巡らされた台北でそういった場所に行くにはバスに乗っていった方が速く安いです。
まずはGoogle マップを起動し『富錦街(目的地名)』と打ち込んで、目的地周辺のバス停を探します。
地図上で目的地付近にあるバス停のアイコンをタップし、右下のアクセス方法のアイコン(画面上では「徒歩のアイコン」)をタップします。
アクセス方法を電車・バスに切り替えます。するとMRTやバスを含めた色々なルートが表示されるので「最も所要時間が短い」などに表示された“バスマーク”のついている部分をタップします。
これで乗るべきバスの路線は『12』、現在地から一番近いバス停は『南京林森路口』、そして下車するバス停は先程調べた目的地周辺のバス停といった情報が揃いました。現在地から一番近いバス停『南京林森路口』に向かいます。
乗車地点のバス停に到着したら、台北等公車を起動し、「路線搜尋」をタップして先程Google マップ上で調べた、今回乗車するバスの路線番号『12』を打ち込みます。
表示された該当路線のバス情報部分をタップします。
するとその路線のバスが停まる各バス停名と予定到着時間が表示されるので、乗りたいバスが最寄りバス停へ後何分で来るか調べることが可能です。上の画面では3分後にバスがやってくるようです。
以上がバスを利用して目的地までの順路と到着時間を調べる方法です。あとはバスに乗って事前に調べた目的地付近のバス停で降りましょう。
実際にバスに乗る際の手順に関しては下記の記事をご参考ください。
「台北等公車」の便利機能
乗るバスと上下車地点を簡単検索
上の説明を読むと「ほとんどGoogle マップで足りてて台北等公車はそこまで役に立ってないよね?」と思うかもしれません。確かにその通りです。
ですが実は台北等公車にも、トップから「路線規劃」をタップして出発地・目的地を入力することで、乗るバスと上下車地点をサクッと教えてくれる機能が備わっています。
なぜGoogle マップを併用する方法を推奨しているかと言うと、上記の画面からは直接地図へ飛ぶことが出来ないからです。(この機能の惜しい点)だから僕は先に地図上で直感的に情報を得て、それから詳細を調べることにしています。
お気に入り機能
バス停一覧の画面からバス停を適当にクリックして「加到常用站牌」→「預設郡組」をタップしましょう。(グループ分けしたい場合は「== 新建郡組 ==」をタップして、グループ名を決めてそこに追加。)
これでトップ画面から「常用站牌」をタップすると上で追加バスの情報にすぐアクセス出来るようになるので、路線を再度検索する必要がなくなります。
バスが走る順路を調べる
バス停一覧画面から右上の地図のアイコンをタップすると、そのバスがどのバス停に停まって、どういう順路で走るかを確認することが出来ます。
始バス・終バスの時間、バスが来る間隔を調べる
バス停一覧画面から右上の「i」のアイコンをタップすると、バスに関する情報を見ることが出来ます。
こちらのバスは平日・休日ともに始バスが5:30、終バスが22:30。バスがやってくる間隔は大体15分〜20分のようです。
最後に
台北はバスの他にもMRTや鉄道、YouBikeなど公共交通機関が充実していて便利です。ですが目的地までの移動手段にバスを加え、最適なアクセス方法を選べるようになると台北の街をより隅々まで回れるようになります。
言葉が通じない海外でバスに乗るのは不安に思うかもしれませんが、このように台湾ではバスを使いこなすためのアプリも充実していて、実際に乗ってみると案外簡単です。是非台湾のバスを使いこなしてみてください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。