ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
先日台南を訪れる用事があったので以前から台南に滞在する際は利用しようと考えていた、日本のBOOK AND BED TOKYOのように本屋に泊まっている感覚になれる「Caoji Book inn」に宿泊してきました。
今回はCaoji Book innの場所やアクセス方法、中の様子や設備を紹介していきたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
Caoji Book innの場所とアクセス方法
Caoji Book innは台南の代表的な観光地のひとつである「孔子廟」のすぐ側にあります。
また台南で有名な、入り口が狭すぎるカフェ「窄門咖啡(ナロードアカフェ)」のすぐ隣に位置しています。
台南駅からは徒歩20分くらいなので歩いていけないこともないですが、台南駅からYouBikeに乗ると楽にたどり着けます。
Caoji Book innの専有・共用スペースや設備の紹介
専有スペース
Caoji Book innでは大きくわけて
- 廊下の本棚と一体化したベッドスペース
- ドミトリールーム内のベッドスペース
上記2つのベッドスペースの内いずれかを予約することができます。
僕は今回ドミトリールーム内のベッドスペースを予約したので、その部屋の様子をお届けします。
各ベッドスペース。ベッドのサイズはシングルです。
しっかり目の暖簾風カーテンでプライベートを守ります。
枕元には色々な角度に曲げることができるベッドライト。
各ベッドのコンセントの穴はUSBと全タイプのプラグに対応したものがひとつずつ。日本と同じAタイプも挿せます。
もちろんフリーWi-Fiもあります。
個々に用意されたアメニティとして、ランドリーバスケットとバスタオルとハンガーが2本あります。
更に使い捨て耳栓サービスも。
ホステル内移動用のサンダルは1階の受付で言えば貸してくれます。
また貴重品を入れるためのダイヤル式クロークがあります。
僕が今回利用した部屋のクロークは容量が大きめでした。写真はA4サイズのPCケースを入れている様子ですが大分持て余しています。
共用スペース
続いて共用スペースを紹介していきます。こちらが受付。
チェックインをするとホステルの利用方法が詳しく書かれた冊子を渡されます。
もちろんスタッフから説明がありますが、ホステルを便利に使うための情報が日本語でも書かれているので改めて確認しておきましょう。
ホステル利用者が自由に移動できるのは1階から4階です。
外からも中の様子を見ることができる1階手前のリーディングエリア。
ここはホステルの宿泊客以外でも自由に利用できるようで、休日には地元の学生達が自習のために利用していました。
置いてある小物がいちいちセンス○。
到るところに木片の芳香剤がおいてあり、ホステル内は常に優しい木の香りが漂っています。
1階と4階にある無料で使えるコーヒーマシンとウォーターサーバー。
1階の奥に進んでいくと地下のギャラリーを挟んでもうひとつリーディングエリアがあります。
この奥のリーディングエリアに行くためには一度階段で地下に降りてから再び上がります。構造がアジトみたいで素敵。
こちらのリーディングエリアも雰囲気が良いです。
さて1階から上へいってみましょう。1階から2階へ上がるための階段の扉のように、ホステル内の扉は基本的にカードキーを使用して出入りします。
2階・3階へ上がり、まず目に入るのは廊下にある各ベッドスペースと一体化した本棚。
本棚の間に設えてあるこのベッドにも泊まることができます。
ただし人の往来があるスペースなので、ノイズを少しでも減らしたい人は僕と同じように個室のベッドに泊まるのをオススメします。
本棚前に設置されたソファ。夜中にベッドを抜け出し寝っ転がって本を読みたい。
本棚に並んでいる書籍のカテゴリは歴史、政治、芸術、文化、写真集などが多いです。
次にベッドがある2階・3階の水回り(洗面台・シャワールーム・お手洗い)を紹介していきます。
男性用エリアにはありませんが、女性用エリアには中へ入るためにカードキーが必要です。
男性用エリアに入ってみると洗面台x3、シャワールームx3、お手洗いx2があります。
洗面台は非常に清潔です。
脇には洗顔料とハンドソープが置いてあります。
黒綿棒と歯間ブラシも自由に使用できます。
洗面台の下にはドライヤーが2つ。
シャワールーム。
シャンプーとボディーソープが用意されています。
個室内にはフックが2つありますが棚はないので、各ベッドスペースに置いてあるランドリーバスケットを活用しましょう。
各シャワールームに木の扉がついていますが、中に入ると水場を仕切るためガラス扉がもう1枚あります。
お次はトイレ。
台湾では珍しいウォレットも付いていて、脇には除菌用アルコールスプレーも置いてあります。
4階の共用エリアへ。4階には主にラウンジがあります。
自由に使えるキッチンや冷蔵庫もあり、朝はここでトーストやフルーツなどの簡単な朝ごはんが提供されます。
木で統一されたインテリアに馴染む共用iMac。
テラス。僕が訪れた時期(4月初旬)は夜になると気温が20度近くまで下がって涼しかったので、ここで過ごすと気持ち良かったです。
雨でも安心のガラス張りエリア。
4階には小さいですが洗濯物を干すスペースもあります。
台数は多くないですがコイン投入式の洗濯機と乾燥機もあります。
Caoji Book innの惜しい点
そんなに多くはありませんが、Caoji Book innに数日間滞在して気になった点も紹介します。
昇降手段は階段のみ
ホステル内を昇降するための手段が階段しかないので、Caoji Book innを拠点に毎日荷物を沢山持って外出する人にとっては少し不便です。
共用スペースが涼しくないことがある
人がほとんどいない時間帯やエリアはエアコンの設定温度を抑えているようです。逆に常にエアコンが効いているのが苦手な人にとっては良い環境かもしれません。
共用スペースのコンセント数が少ない
1階・4階に共用スペースがありますが、1階にはコンセントはなく4階にも数個しかありませんでした。人が多い時間帯にPCを使って長時間作業をするのは難しそうです。
最後に
以上、台南にある書店型ホステルCaoji Book innの紹介でした。
一泊の料金は750元(約2,700円)なので、台南にあるホステルのドミトリールームの相場からするとやや高めですが、本好きの方以外にもオススメできる、細部まで美意識が行き届いたホステルです。
台南で非日常的な空間に泊まってみたい方は是非利用してみてください。
施設情報
Caoji Book inn
台南市中西區南門路71號地図(Googleマップ)で見る
「Caoji Book inn」の宿泊予約はこちら
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。