ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台北から台南へのアクセス方法は色々あります。中でも高速バスはやや時間がかかるものの、運賃が非常に安く車内設備も充実していて快適に台南へ行くことが可能です。
今回は台北(台北轉運站)から台南(台南轉運站)へ高速バスで行く方法を紹介していきます。どうぞご覧ください。
目次
台南行きバスチケットの買い方
台北にある台北轉運站というバスターミナルからは台湾全国各地へ行く高速バスが出ていて、もちろん中には台南行きのバスを用意している会社もあります。
今回はその数あるバス会社の中から、僕が一番乗り心地が良いと思っている和欣客運のバス(2列シート)で台南へ行く方法を説明していきます。
まず台北轉運站の1階へ行きます。各バス会社の窓口が並んでいるので『和欣』と書かれた窓口でチケットを購入します。
購入する時は「台南轉運站,二排,一張(タイナンヂゥアンユンヂャン、アーパイ、イーヂャン)」と窓口の人に伝えるか、この文言を紙に書くかスマホ上に表示して見せましょう。
詳細は後述しますが和欣客運は、乗車する時間帯やシートの列数によって運賃が変わります。
今回僕が選んだ時間帯の2列シートのバスだと660元(約3,036円)でした。3列シートのバスにすると少し安く乗れますが日本円で500円くらいしか変わらず、台北から台南だと少し長旅になることもあり、個人的にはより快適な2列シートをおすすめします。
支払いには現金又はクレジットカードが使用できます。
台湾旅行に慣れてきたら、その他のバスチケット購入方法もおすすめ
他にもバスチケットの購入方法は色々あります。特に目的地に向かう日時が決まっている場合は下記のような方法をおすすめします。
- コンビニのマルチメディア機器で買う方法
- スマホ上でチケット購入からチケット取得まで完結するアプリで購入する方法
いずれも乗車する時間帯や席などの希望を口頭で伝える必要がなく、自分のペースでゆっくり選びながら購入することができます。
下記の記事で各購入方法を紹介しておりますのでご参考ください。
バス乗り場の場所
チケットが購入できたら各バス会社の窓口裏手にあるエスカレーターで4階へ上がります。
4階へ行くと乗り場が更に何個かに分かれていますが、和欣客運のバスは401〜405乗り場から出ます。
バスの乗り方
出発時刻の数分前になりバスがやってくると、401〜405のいずれかの乗り場の上部にあるディスプレイが「発車時刻・行き先」に切り替わります。
その表示されている内容と自分が乗るバスの発車時刻と行き先が一致していたら、その乗り場前に立っている係員にチケットを見せてバスに乗りましょう。
大きな荷物を持っている場合は乗車前に荷物をトランクルームに入れます。
車内に入ってバスチケットの「座號」に書かれている番号の座席に座ります。
和欣客運のバスの車内設備
共有設備
今回乗車したバスは2列シートの少しグレードの高いタイプで、非常に広々としています。
日本の高速バスからすると、台湾の高速バスのスタンダードである3列シートでも既にゆったりなのですがその上をいく開放感。
車内にはお手洗いもあります。バスを利用した台北から台南への移動時間は約4時間半と少し長旅になるので、いざという時もこれで安心ですね。
無料提供されている水は和欣客運のカウンターでバス乗車前にも取ることができますが、バス内にもお手洗い前の棚にも入っています。
各座席設備
これが各座席です。
充分なゆとりがある足元の空間。座席の下からフットレストを伸ばすこともできます。
USBの充電用コンセントも設置されています。
右手側の肘置きを上げると、椅子に内蔵されているマッサージ機能を使ったり、背もたれの角度だけでなく色々な箇所を細かく調整できるコントローラーがあります。
左手側の肘置きを上げるとブランケットが入っています。
他にも備え付けのモニターで映画を視聴したり
右手側の肘置きの中にあるコントローラーを取り出すことでテレビゲームも楽しめます。(但し自分が乗ったことがあるバスは全てコントローラーのキーが効かず、デモ画面を眺めることしかできませんでした。笑)
バスの降り方
台北を発って4時間半くらい走ると終点台南バスターミナル(臺南轉運站)に到着するので下車します。乗車前に荷物を預けた場合は忘れないよう受け取りましょう。
下車した後は道路上にある「台南火車站」の案内に従い10分ほど歩くと台南駅に辿り着きます。
台南バスターミナルのすぐ横にはタクシー乗り場があるので、複数人で行動していたり荷物が多い場合はタクシーを利用するのもひとつの手です。
バスの基本情報(運賃・所要時間・時刻表)
運賃(料金)
バスの運賃は今回乗った2列シートのバスは片道560元〜660元(約2,576円〜約3,036円)です。3列シートのバスに乗る場合の運賃は片道450元〜500元(約2,070円〜約2,300円)。
料金が一定ではない理由ですが、和欣客運の運賃は月曜日の12時以降〜金曜日の午前中までの時間帯に乗ると一番安く、その他の平日の時間帯や週末は若干高くなるように設定されています。詳しくは料金表からご覧ください。
所要時間
台北(台北轉運站)から台南(台南轉運站)まではスムーズにいけば大体4時間半で到着します。連休と重なったり時間帯によっては渋滞が発生し、更に時間がかかることもあります
時刻表
バスは20〜40分に1本は必ずやってきます。深夜から早朝にかけては本数が若干減少しますが基本的には24時間運行です。
出発時間の詳細は和欣客運のサイトの時刻表からご覧ください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。