台湾師範大学の語学センターに入学申請をしてから早4ヶ月、ついにこの日がやってまいりました。いよいよ本格的に台湾師範大学の語学センターで語学留学生活が始まります。
実際の授業はまだ1週間以上先ですが、台湾師範大学の語学センターの新入生は履修登録のために台湾現地の学校へ直接行く必要があります。同時に自分が学ぶクラスの振り分けテストなども実施されます。
今回はこの台湾師範大学の語学センターでの履修登録の流れと現場の様子を写真付きで紹介したいと思います。どうぞご覧ください。
必要な持ち物
- パスポート
- 入学許可書
- 登録料+1期分の授業料(クレジットカード払い可)、またはオンライン決済の証明になるもの
意外と少ないですが履修登録に必要な持ち物はこれだけです。また台湾での住所や電話番号も確認しておきましょう。
履修登録会場
履修登録は台湾師範大学にある「博愛大樓」という建物の5~6Fで行われるのですが、博愛大楼は地図上でメインのキャンパスがある敷地の右上に位置していますので間違えないようにしましょう。最寄り駅はMRT「古亭」駅で5番出口から出ると一番近いです。
履修登録流れ(計6ステップ)
【ステップ1】 5階で資料を受け取る
まずは指定された時間に、師範大学の博愛大樓5Fの廊下で、履修(新入生)登録に必要な資料を一式貰います。
8:30~とのことだったので、8:30ちょっと過ぎくらいに着くように博愛大楼の5Fに向かったのですが、僕が5Fのフロアに着いたら30人くらい待機していて写真のような行列が出来ていました。
入学許可書に書いてある、Reference Numberによって並ぶ列が違うので、確認してから並びましょう。
自分の番が来たら入学許可書を提示して資料を受け取ります。この時「新学生(新しく入学する生徒)?」みたいなことを質問されると思うので、過去に入学したことがなければ「はい」と答えます。
【ステップ2】 504号室で身分確認
パスポートと入学資料を提示して、次のステップ(ステップ3:504号室で授業料を支払う)のための整理券を渡されるので待機します。
【ステップ3】 504号室で学費を支払う
自分の整理番号が呼ばれたら、1期分の授業料と登録料を支払います。授業料はレギュラーコースが29,100元(約130,950円)、インテンシブコースが39,600元(約178,200円)です。
授業料(台湾元/NTD) | 国立台湾師範大学国語教学センター
最近学費はオンライン決済にも対応しているので、学費のオンライン決済の証明ができればこのステップは省略可能です。
クレジットカードで支払う場合は、普段使っているカードが使えない可能性も考慮して予備のカードをもう1枚持っていくとより確実でしょう。
【ステップ4】 500号室でクラス分けテスト
【ステップ4-1】 口頭試問
クラス分けテストではまず中国語の会話能力を測るために先生と1対1で対話形式の口頭試問があります。
一応参考までにどんなことを質問されたか下に書いておきますが、ここで妙な方向に力を入れてもクラスが振り分けられた時に困るのは自分だと思うので、現状の会話能力で臨むことをおすすめします。
面接官の先生はゆっくりはっきりと中国語を発音してくれ、リスニング力がまだ未熟な自分でも理解しやすく対話は比較的スムーズに進みました。
口頭試問中に周りの様子を少し伺っていましたが、日本語や英語などの母国語で答えている新入生もいたので、この口頭試問で中国語が話せないと話にならないという状態にはならないと思います。
【ステップ4-2】 筆記テスト
口頭試問が終わった後は教室を移動して、オール中国語(文章で英語の補足も一部あり)で出題されるリスニングや文法などのテストを行います。筆記というかPCを使って4択の中から正しい答えを選択していく形式でした。
制限時間は45分間。最初に出てくるリスニングの問題をじっくりやっていると時間がなくなるので、できる問題から解いていくのが良いかもしれません。テストを終えたら近くにいるスタッフの方に終わったことを伝えましょう。
この筆記テストは事前にオンラインで受けることもできるようなので、その時のテスト結果を持っていけば筆記テストは免除され履修登録の時間も短縮できます。
【ステップ5】 604号室で個人情報を入力する
6階の604号室に移動し、案内された席のPCで個人情報を入力していきます。入力事項は自分の名前と生年月日・国籍・台湾での住所・電話番号・日本での緊急連絡先などなど。
ここにはボランティアの学生が沢山待機していて中には日本語が喋れる学生や日本人もいたので台湾に来てから久々に日本語を使いました。
【ステップ6】 612号室で学生証を受け取る
5番窓口に新入生登録票とパスポートのコピーを提出して、学生証を受け取ったら履修登録の手続きは全て完了です。
これで色々なサービスが学割料金で使えたり、たくさんの恩恵が受けられるようになります。この学生証は悠遊カードとしても使用出来るようになっているので常に携帯しておくと便利です。
お国柄「今日の手続きは全て終わりです。」とはちゃんと言ってくれず不安になりますがこれで履修登録は終わりです。この日はもう帰ってしまって問題ありません。
全ステップを終えた頃には11時になっていたので約2時間かかりました。僕の時は履修登録受付時間が午前の部が8:30~11:00、午後の部が14:00~16:00と指定されていて、ゆっくり行くと対応時間外になってしまう可能性もあるので、なるべく開始時間から手続きした方が良いと思います。
最後に
台湾師範大学の語学センターの履修(新入生)登録は、さすが沢山の外国人を受け入れてきた実績があるだけに非常に分かりやすかったです。ほとんど迷うことなく学生証の受け取りまで辿り着くことができました。
各ステップの案内は日本語を含め各言語に対応していますし、ボランティアでサポートをしてくれる学生もとても親切で日本人および日本語が喋れる方も沢山います。この時点では日本語しか喋れなくてもほとんど問題ないでしょう。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。