最近台湾を出たり入ったりする機会が多いので、少しでも出入国を楽にするため入国時に専用カウンターで審査を受けられるようになる「常客証」を申請してきました。
常客証は、台湾居住者ではないけれど旅行や出張などで年に何度も台湾に来る人向けの、台湾入国がスムーズになる便利ツールです。
今回はこの常客証の申請と使用方法について紹介していきます。どうぞご覧ください。
目次
常客証の申請・取得条件
常客証を申請できるのは過去12ヶ月間の内3回以上台湾を訪れたことがある人です。
申請方法
常客証の申請ページにアクセスし下記の項目を埋めます。
項目 | 記入するもの、補足説明 |
---|---|
First Name/Given Name | 名前 |
Last Name/Family Name | 名字 |
Date of Birth | 生年月日 |
Sex | 性別 |
Nationality | 国籍 |
Email Address | メールアドレス |
Home Address | 日本の住所 |
Cell Phone Number | 携帯電話番号 |
Home Telephone Number | 「Telephone Country Code」に81と入力し、Telephone Numberに先頭の0を抜いた自宅電話番号を入力。(携帯電話番号でも可) |
Passport Number | パスポート番号 |
Passport Issuing Country | パスポート発行国 |
Passport Issuance Date | パスポート発行日 |
Passport Expiration Date | パスポート期限日 |
Identity Card Number | マイナンバーカードや運転免許証などの第2身分証の番号を入力 |
Visa Type | 「Visa-Exempt」を選択 |
Visa Number | ※省略可 |
Another Passport | 過去12ヶ月間の内3回以上台湾を訪問した証明が別パスポートに渡る場合は「Yes」を選択した上で該当パスポートの番号を入力、1冊で直近3回の台湾訪問を全て証明できる場合は「No」。 |
Entry Date 1 | 最近台湾に来た日1を入力 |
Entry Date 2 | 最近台湾に来た日2を入力 |
Entry Date 3 | 最近台湾に来た日3を入力 |
Permit Number | ※香港、マカオ、中国大陸の方以外は省略可 |
Permit Issuance Date | ※香港、マカオ、中国大陸の方以外は省略可 |
Permit Expiry Date | ※香港、マカオ、中国大陸の方以外は省略可 |
Purpose of Visit | 旅行目的を選択 |
Address in Taiwan or Hotel Name | 台湾の住所、または宿泊したことがある(予定含む)宿泊施設の住所 |
Telephone Number in Taiwan(option) | 台湾の電話番号 ※省略可能 |
Verify Code | 右に表示されている英数字を入力 |
入力し終わったら「Appy」をクリックします。
確認画面が表示されるので、記入した内容に誤りがないかチェックして「Print」をクリックします。
すると常客証のPDFデータがダウンロードされるので、このPDFデータを印刷しておきます。元の申請フォームの画面は閉じてしまって問題ありません。
常客証の使い方(桃園国際空港における入国時)
常客証の使い方を解説していきます。ここでは桃園国際空港での入国時を例に紹介します。イミグレーションに到着したら「常客證 Speedy Immigration Inspection」と表示されているレーンに並びます。
自分の番がきたら、パスポート、入国カード、印刷した常客証の3点を提出します。顔写真撮影や指紋採取などの手続きは通常レーンに並んだ時の審査と同じように行います。
ちなみに常客証はPDFをDropbox等に入れておき手持ちの端末上で見せても問題ありません。更に入国カードも事前にオンライン提出しておけば手持ちの荷物はパスポートだけにすることも可能です。
常客証の有効期限と再発行について
常客証の有効期限は申請日から1年間です。
再発行したい場合は有効期限が切れたら条件が満たされているか確認し、もう一度同じ手順で常客証の申請ページから再申請してください。
最後に
以上、常客証の申請と使用方法の紹介でした。常客証は無料で申し込める上、ネットで気軽に手続き可能です。
年に何度も台湾へ行く機会があり申請条件を満たしている方は、所持していると台湾への入国がスムーズになるのでお試しください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。