ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。先日台湾のレシート宝くじが当選し、当選金を受け取ってきました。
「台湾のレシート宝くじ? 当選金? なんのこと?」と思われた方、もし今後台湾に来ることがあれば買い物の時などに出たレシートは必ず大事に保管しておいてください。
詳しい説明は省きますが、台湾ではほとんどのレシート(統一發票)が日本で言う宝くじになっていて、最高で1,000万元(約4,500万円)に化ける可能性がある上、外国人旅行者でもその当選金を受け取ることが可能なのです。
そこで今回は、その台湾のレシート宝くじの当選番号確認方法と換金方法を紹介していきます。どうぞご覧ください。
目次
台湾のレシート宝くじの当選番号確認方法
当選番号の発表日
当選番号の発表日は奇数月の25日です。2ヶ月に一度、年に6回発表されます。
具体例を書くと、1〜2月分のレシートについては3月25日、3〜4月分のレシートについては5月25日といった具合に2ヶ月に一度発表が行われています。
当選番号が確認できるサイト
台湾のレシートの当選番号は財政部稅務入口網というサイトで確認できます。
最新の当選番号の情報は25日の0時になった瞬間ではなく午後(日本時間で13時以降)に更新されることが多いです。
当選番号の見方
当選番号はレシート上部に印字された8桁の番号です。この番号を上で紹介したサイト財政部稅務入口網に掲載されている番号と照らし合わせていきます。
とりあえず番号さえ一致していれば良いのですが、当選番号の見方が分かりにくい所もあるので、下記に財政部稅務入口網に載っている当選番号の見方をまとめました。
等級 | 金額 | 当選番号(+当選条件の説明) |
---|---|---|
特別獎 | 1,000万元 | 番号8桁完全一致 |
特獎 | 200万元 | 番号8桁完全一致 |
頭獎 | 20万元 | いずれかの番号8桁が完全一致 |
二獎 | 4万元 | 頭獎の番号の下7桁が一致 |
三獎 | 1万元 | 頭獎の番号の下6桁が一致 |
四獎 | 4,000元 | 頭獎の番号の下5桁が一致 |
五獎 | 1,000元 | 頭獎の番号の下4桁が一致 |
六獎 | 200元 | 頭獎の番号の下3桁が一致 |
当選確認に便利なWebサイトやアプリ
もちろん当選確認に便利なツールもあり、下3桁の数字を入力すると当選を調べてくれるサイト統一發票自動對獎程式や、レシート上のQRコードを読み取って当選の有無を確認できるアプリ發票+などがあります。
旅行や出張などで手に入れた台湾のレシートが数枚だけの場合は、上記のWebサイトやアプリでさっと確認するのがおすすめです。
僕は台湾で生活していていて2ヶ月分のレシートがそれなりの枚数になるのと、レシートを極力紙で発行しないお店も増えているので、發票載具というアプリで台湾のレシートを管理しています。
当選した台湾のレシートを換金する流れ
レシート換金可能期間
台湾のレシートを換金できるようになる期間は、当選番号の発表があった月の翌月の6日から3ヶ月間です。
例えば1〜2月分のレシートなら3月25日に当選番号の発表があり4月6日〜7月5日までの3ヶ月間が換金可能期間となります。
紙レシートを換金する前に準備しておくこと
紙レシートが当選した場合、まずレシートの裏にある記入項目を埋めておきます。
項目名 | 記入内容 |
---|---|
年期別 | 当選した期間(レシートに書かれている年月をそのまま記入) |
中獎發票字軌號碼 | レシートに書いてある2文字のアルファベットと8桁の番号 |
中獎金額 | 当選した金額 |
中獎人 | 当選した人の名前(又はフルネームの印鑑) |
國民身分證字號 | 台湾の統一證號 ※ない人はパスポート番号 |
電話 | 台湾の電話番号 ※ない人は空欄 |
戶籍地址 | 台湾の住所 ※台湾に住所がない人は現在住んでいる国名 |
記入項目が微妙に異なるレシートやこれらの記入欄自体が無いレシートもあります。
項目が異なる場合は上記を参考に求められている部分だけ記入し、記入欄が無い場合はレシート裏面の空いている欄に上記必要事項を自分で適当に書きます。
台湾のコンビニや指定された機関へ行く
換金可能期間になったらレシートと身分証明書(パスポートや居留証)を持ってコンビニやお店、当選金が受け取れる銀行へ行きましょう。今回はコンビニを例に紹介していきます。
レジへ行き「發票中獎了,我要獎金(ファーピャオヂョンジャンラ、ゥオヤオジャンジンー) … レシート宝くじが当選しました。当選金をください。」と言いながら当選レシートと身分証明書を提出します。
店員さんが当選金受領手続きのためにレジで情報入力をはじめるので、それが終わると預けた身分証明証とともに現金をそのまま手渡しされます。
小額とは言えこうして臨時収入が発生すると嬉しいですね。お札に描かれた孫文さんの顔がいつもより優しく見えます。
台湾のレシートを換金する時の注意点
換金手続きが可能な場所は台湾に限る
記事冒頭でも紹介したように外国人でも換金は可能ですが、必ず台湾のコンビニや指定された機関に行く必要があります。日本では換金できません。
コンビニでの当選金受け取りはスムーズにいかないこともある
コンビニで当選金を受け取る場合、外国人が台湾のレシート宝くじの当選金をコンビニで受け取る方法を知らない店員さんもいます。
その場合、受け取り手続きのためのレジでの情報入力がうまくいかないと諦められてしまうことがあるので、説明ができないならば分かる店員さんがいることを期待して別のコンビニに行って同じ手続きを踏んだ方が早いです。
4等以上の当選金はコンビニでは受け取れない
5等(1,000元)・6等(200元)の小額当選の場合は今回紹介したようにコンビニでも換金可能ですが、4等(4,000元)以上が当選した場合はコンビニではなく第一銀行、彰化銀行、農業金庫などの指定された機関へ行き換金する必要があります。
さらに4等以上の金額は所得税が20%引かれるので記載金額全てを受領することはできません。
最後に
このように台湾ではたった数十元、数百元の買い物が一獲千金となる可能性もあるのでレシートに1枚1枚に夢が詰まっています。日本人からすると非常に羨ましい制度ですね。
台湾で生活している方はもちろん、旅行で台湾に来た外国人でも恩恵を受けることができるので、台湾で入手した番号付きのレシートは大切に保管してワクワクしながら25日を待ちましょう。
今回の僕のように200元(約900円)の当選では現地に住んでいない限りわざわざ台湾(の郵便局)へ行く理由になりづらいですが、1,000元(約4,500円)が当たればLCCがセールをしている時の台湾行き片道航空券代くらいにはなります。
台湾で受け取ったレシートは欠かさずチェックして再び台湾へ行く口実をつくりましょう。
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。