ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。前々から行ってみたかった嘉義にある故宮博物院(南部院区)に行ってきました。
日本人からすると嘉義は映画で聞いたことのある地名という方もいるかもしれませんが、観光地としてはあまり馴染みのない場所ですよね。
勝手な推測ですが、単体で観光するよりは台湾の他の場所へ行ってからセットで嘉義へ行き故宮博物院も参観してみようかなという流れになる可能性の方が高いと思います。
そこで今回は、台北を起点とした場合の故宮博物院(南部院区)を参観するための一連の流れを紹介していきたいと思います。どうぞご覧ください。
新幹線で台北から嘉義へ行き、故宮博物院(南部院区)を参観する手順
01.台湾新幹線で台北から嘉義へ行く
今回僕は自宅がある台北からの出発でした。まずは台湾新幹線に乗って台北駅から嘉義新幹線駅へ向かいます。
02.バスで嘉義新幹線駅から故宮博物院(南部院区)へ移動する
嘉義新幹線駅に到着したら2番出口から出てすぐの所にある上の写真周辺へ行き、下記5路線いずれかのバスを待ちます。
- 黄9
- 市区105
- 市区106
- 7702
- 7235
他にも故宮へアクセスできるバスはいくつかありますが、この5路線が嘉義新幹線駅から故宮博物院まで直通なのでオススメです。
上記路線のバスが来たら乗車し、ICカードを持っている場合は乗車時・下車時ともにICカードリーダーに当ててください。ICカードを利用した場合の運賃は21元(約75元)でした。
現金払いの場合は運転手さんに故宮まで行きたい旨を伝えて運賃を聞いて支払います。
たまに該当路線でも反対方向に向かうことがあるので、乗車時に念のため運転手さんに故宮へ行くか聞いてから乗ると安心です。聞き方は「請問,開到故宮?(チンウェン、カイーダオグーゴンー?)」です。
ちなみに嘉義新幹線駅から外に出ると必ずタクシーのお誘いの声がかかるので必要な人は利用しましょう。
少し聞いた感じですが故宮まではバスで行く場合の約5倍となる100元(約450円)で連れて行ってくれるそうです。4人で利用すればバスの運賃と同じくらいですね。
03.現地での参観の流れ
バスで現地へ行った場合、到着するバス停から展示エリアのある建物までは少し距離があります。案内に従って敷地内を歩いていきます。
入館したらまずは「售票處」へ行きチケットを購入します。普通チケットの値段は150元(約675円)です。
参観予定日が休日だったり、参観人数が多めの場合は事前にオンラインでチケットを購入しておくことをおすすめします。
また、条件によっては割引き、または無料で参観できるので事前に開館時間と観覧料を確認しておきましょう。
オーディオガイドやマルチメディアガイドが必要な方はこちらの售票處で申し込んでください。有料ですが日本語を含め各言語で利用可能です。
チケットを購入したら荷物を持っている人は展示エリアに向かう前に「寄物處」でロッカーに荷物を預けましょう。預ける時に10元かかりますが荷物を取り出す時に戻ってきます。
展示エリアはチケットを購入した場所の後方にある大きな階段を上がった先にあります。
展示エリアの入口でセキュリティチェックを受けたら、ゲートのQRコードリーダーにチケットのQRコードをかざして入場します。
04.展示エリアの雰囲気を少し紹介
建物は3階建てになっていて展示ホールは2階・3階にそれぞれ4つずつ合計8つあります。
展示ホール内は作品の品質を保つためかそこそこエアコンが利いているので、例え夏でも上に1枚羽織るものがあると安心かと思います。
一部の展示ホール・作品は日本語での説明もあるように、何気に日本の美術館から借りてきた作品も多く展示されています。
05.バスで故宮博物院(南部院区)から嘉義新幹線駅へ戻る
バスで故宮博物院(南部院区)から嘉義新幹線駅へ戻る時は、行きで降りた場所で下記5路線いずれかのバスを待ちます。
- 黄9
- 市区105
- 市区106
- 7702
- 7235
こちらも行きと同じく該当路線でも反対方向に向かうことがあるので、乗車時に念のため運転手さんに嘉義新幹線駅へ行くか聞いて乗ってください。聞き方は「有沒有到高鐵站?(ヨウメイヨウダオガオーティエヂャン?)」です。
施設情報
國立故宮博物院南部院區
嘉義縣太保市故宮大道888號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/月曜日〜金曜日 09:00〜17:00、土曜日・日曜日 09:00〜18:00
定休日/月曜日
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。