ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。先日台南へ遊びに行った際に、2019年に正式オープンした臺南市美術館2館へ行ってきました。
臺南市美術館2館は台南市内の目立つ場所にあるので、台南を訪れた際にその斬新なデザインに目を引かれた方も多いのではないでしょうか。
今回はその臺南市美術館2館のデザインに注目して見学してきたので、その様子をお届けしたいと思います。それではご覧ください。
目次
臺南市美術館2館とは?
臺南市美術館2館は台南市にある美術館のひとつです。建築家石昭永氏と坂茂建築設計事務所の共同設計により建設されました。
鳳凰木の花をモチーフにした五角形の建物、そして複雑に積み重ねられた展示スペースとフラクタル構造の屋根が特徴的な外観を構成しています。
台湾各地のアーティストの作品を中心に展示、研究や出版なども行われており、台湾の近代芸術を発展させる拠点にもなっています。
台南市美術館2館の様子
まずは外観。臺南市美術館2館は台南の有名観光地である林百貨店や台南孔子廟のすぐ近くにあります。戦前この場所には台南神社がありました。
こちらは正面エントランスです。入ってすぐそこにあるカウンターで入場チケットを購入します。代金は200元(約900円)、学生ならチケット代は100元(約450円)になります。
ちなみに2館で購入した入場チケットで1館にも無料で入場することができます。
館内に入ると真っ先に存在を感じるのが、光が降り注ぐこの大屋根。
この屋根によって館内の白い壁に映し出される陰影が、時間とともに変わっていくのが面白いです。
フロアマップは地面に書かれています。
2館の展示スペースは全部で16室。
作品はフラッシュ無しの撮影なら許可されている場合もあります。
柱と階段、エスカレーター、エレベーターが建物中央部で重なり合うような内部構造です。
本来この建物は色々な場所から中庭へ出ることができる構造ですが、この時は新型コロナウイルスの影響で出入りが制限されていました。
エレベーターに乗って5階のレストランへ行ってみます。
5階レストラン「LUMIÈRE美.食光餐酒館」に到着。ここまで来るとフラクタル構造になっている屋根のデザインがよく見えます。
太陽光をふんだん採り込む屋根が最接近する最上階なので若干暑いですが、内部のデザインと台南シティビューをじっくり眺めながら食事ができます。
最後に外へ出てもう一度建物をぐるり。鳳凰木の花をモチーフにしたというデザイン。その姿は確かにどの角度から見ても台南の青空に映える花のようです。
入場チケットを買わなくても周辺を見学することはできるので、個性的な外観デザインを背景に写真撮影をしている若い人達も多いです。
最後に
以上、台南にある臺南市美術館2館の紹介でした。
台湾人アーティストによる作品の展示はもちろん、モダンな建築も楽しめるので贅沢な時間を過ごすことができます。
2館の入場チケットで1館にも相互入場できますので、台南を訪れた際は是非両館の中に入って見学してみてください。
施設情報
臺南市美術館2館
台南市中西區忠義路二段1號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/火曜日〜金曜日 09:00〜17:00、土曜日 09:00〜21:00
定休日/月曜日
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。