ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台北市内にある他の観光地とは少し異なる「寶藏巖國際藝術村」というアート村と呼ばれる場所へ行ってきました。
独特の雰囲気を持っていてなかなか楽しかったので写真とともに紹介していきたいと思います。それではご覧ください。
目次
「寶藏巖國際藝術村」とは?
昔台北に存在したとある集落が歴史的建築物として登録され、その後、作家さん達がその集落の空き建物を再利用してアトリエにしたりギャラリーにしたりすることで現在の形を成していった場所です。(色々な要素を省いた説明)
つまり、歴史と趣ある場所にものづくりが好きな人たちが集まり、元々その場所に住んでいた人たちと共生しながらイベントをやったり作品を展示したりして、元々あった雰囲気にうまく寄せながら新しいお洒落をつくっている感じです。
元の住民たちどういう気持ちで自分たちの住む場所の変化を見つめていたのかは少し気になるところです。
寶藏巖國際藝術村の場所と最寄り駅
「寶藏巖國際藝術村」は台北MRT公館駅の1番出口から出ると一番近く、駅から出て徒歩10分強で到着します。
すぐ近くには台湾大学(台湾の最高学府)もあります。そこそこ規模が大きいので学校好きな人はセットで観光しても良いかもしれません。
寶藏巖國際藝術村の様子を紹介
ではでは早速向かいましょう。ほんとにこの先そんな場所があるのかいなっていう雰囲気の道路をひたすら歩いていきます。
それっぽい雰囲気になってまいりました。
こちらはこの場所の名前の由来となった廟。
開放日は火曜日~日曜日の11時から22時です。入場は無料。時期によってはイベントもやっている模様。
現在この「寶藏巖國際藝術村」で活動をしている作家さん達のインフォメーション。日本人の作家もいるかなと探してみましたが、この時はいませんでした。
入るとすぐお出迎えしてくれる人。
カラフルな石垣。
細い路地を挟んで左右の建物の様子が全然異なる画が好きです。
消火栓とラックを積んで作った階段の向こうには盆栽?台湾って結構色々なところで盆栽を見掛けるような気がします。
取っ手の代わりにアイロン。
おそらくここに住む作家さん達が共同で使っている洗濯機。近くにゴミ収集スペースもあったので作品ではないはず。
密度がとにかく高い街。で、今ふと「ミッドタウン」って思いついたんですが使えませんか?
そこに部屋あるんかいって意外さは忍者屋敷のよう。
你很性感(君はセクシー)。
これは日本統治時代の名残りの防空壕的なものでしょうか。見てはいけないものを見てしまう気がして中を覗く勇気が出なかった…。
とにかくアップダウンが激しい場所なので、見晴らしの良い場所はこの通り。
急勾配感が少しでもお伝えできると幸いです。
ギャラリー的な場所はそこらかしこにあります。カフェもあるようですが僕が行った時はまだ開店しておらず…。
高校の部室を思い出すような廊下!(高校で部活動したことありません!)
開放されていたスペースをちら見。
意味深。
陽があまり入らない場所。
有象無象。
「おーい、コメント適当になってきたぞ!」
ちなみに赤いテープが貼られてたり、こんな風に書かれている場所は入っちゃいけない場所です。作家さんに混じって普通の民間人も暮らしています。観光時は節度あるマナーを!
こういう古びた場所に人工的なイエローを入れるとなんか映えますよね。
心なしか廟の龍も青いモヒカンを纏ってお洒落感がある。
建物にモジャモジャ生えた緑とポストの赤が効いてる。
公園的な場所。これ写真で見るとそこそこ良い感じですが、実際この屋根?みたいな部分は結構汚いです。笑
四角い扉の周りを掘って丸くしちゃってるのがたまらん。
カフェのある通り。
コーヒーしかないと思いきや、しっかり食べ物も売ってるのが台湾っぽい。
住居・アトリエのあるエリアの下には緑と川、そしてサイクリングロードが広がっています。開放的なので芝生の上でピクニックしてる人も結構います。
最後に
以上、台北市内にあるアート村「寶藏巖國際藝術村」の紹介でした。
僕は単純にこの場所が結構好きなのですが、台湾の作家さんが達が気になるアート関係に興味がある方が行くと更に楽しめる場所なんじゃないかと思います。
海外からの観光客も比較的少ないので是非行ってみてください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。