ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。身体で少し気になるところがあったので、台安病院の国際特別外来センターという所で診察を受けてみました。
こちらの国際特別外来センターは「お待たせしない診療」「言葉の壁を感じさせないサービス」を売りにした、完全予約制の日本語が通じる病院です。
僕は普段、台湾で病院を選ぶ際、日本語が通じる通じないは判断基準にしていないのですが、今回は外国人向けのサービスがある病院がどんな感じになのか気になったので試しに行ってきたというお話です。
というわけで僕が実際に体験した台安病院の国際特別外来センターにおける予約から診察までの流れを紹介してきたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
診察の予約をする
まずは台安病院 日本人特別外来 予約申請書から診察の予約を取りましょう。また電話でも予約を受け付けています。
各必要項目を埋めて「提出」をクリックします。
これで診察予約の申請が完了です。申請した当日もしくは翌日に電話がかかってくるので、内容の確認と診察日の確定を行います。
電話では中国語か英語で話しかけられる可能性はありますが、電話対応をしてくれる方は日本語も堪能ですので最初に「日本語で良いですか?」と聞いてみましょう。
海外旅行保険を利用したい場合
もしクレジットカード付帯の医療費キャッシュレスサービスなどの海外旅行保険を利用する場合は、事前に連絡を入れてこちらの病院で適用できるよう手配しておきましょう。
エポスカードを持っている場合は海外旅行傷害保険が自動付帯するので、台湾への旅行中などに何かあった時は利用するのをおすすめします。
「医療費キャッシュレスサービス」利用の流れ
専用窓口に電話をかけて医療費キャッシュレスサービスを利用したい旨を伝えます。そして症状や個人情報、クレジットカードの最終決済日、日本出国日、診察の予約日などの確認を受けます。
その後指定したメールアドレスにクレジットカードの利用証明に関するメールが送られてくる、個人情報を記載の上、クレジットカード利用明細のスクリーンショットを添付してメールで送ります。(このあたりは利用しているカード会社の海外旅行保険によって異なると思います。)
それらの情報をもとに審査してもらった後、最終的な海外保険利用の可否に関する連絡が入ります。僕の場合は上記のメールを送信してから大体1時間で連絡がきました。
少し手間ですが以上の手続きを済ませたら予約した日に病院へ行きましょう。
国際特別外来センターへ行く
持ち物
- パスポート
- (ある場合)海外旅行保険に関する書類
場所
MRTを利用して行く場合は南京復興駅の5番出口から出ると近いです。ただタクシーを使った場合でも領収書さえあれば海外旅行保険を使って請求することが可能です。
診察を受ける流れ
院内に入ったらそのままエレベーターで3階へ上がります。
『國際特診中心(特別外来センター)』の案内に従って進みます。結構奥の方にあります。
こちらが国際特別外来センターの入口。清潔感があってとても綺麗です。
中に入ってすぐ右手に専用受付があるので、診察予約をした旨を伝えましょう。日本語でも問題なく通じます。
問診票へ記入し、パスポートや海外旅行保険利用の確認を受けます。この時、事前に海外旅行保険利用の旨を保険会社を通して伝えている場合は書類への記入が必要です。それが終わったらまずは血圧と体温を測ってもらいます。
その後、待合スペースで待機していると名前を呼ばれるので、診察室にて先生による診察を受けます。先生は日本語が話せる人と話せない人両方いますが、話せない場合は通訳の方が同席してくれます。
診察後は精算をして、また来院する必要がある場合のみ次の予約をします。そして、その日中に何か検査などのするべきことがあればそれを済ませたり、薬を受け取ったりして終わりです。
自費で払った場合の診察費
ところでお会計なんですが、最初に書いたように海外旅行保険の医療費キャッシュレスサービスを利用すれば現場でお金を出す必要は一切ありません。
ですが僕が今回最初に病院へ行った時、クレジットカード付帯の海外旅行保険の存在を忘れていて自費で支払ってしまったんですね(保険の適用条件に該当すれば事後でも請求可能です)。
それが一体どのくらいの金額になるのかというのもお見せしたいと思います。台湾では過去に小さい病院にて自費で支払った経験はありましたが今回は想像のかなり上を行きました。
4,444元(約19,998円)でした。
電卓でバババっと打たれて出てきた金額に驚愕しましたよ。こちらの国際特別外来センターでは症状や診察内容に関わらず受付基本料として1,700元(約7,650円)かかります。それなりのサービスを受けるためにはそれ相応の額を払う必要があるってことですね…。
最後に
今回は試しに日本語翻訳サービスのある病院へ行ってみましたが、自費だとなかなか辛い金額だったので、もし次回身体の調子が悪くなった時に海外旅行保険が切れていたら、次はいつも通り台湾ローカルの病院へ行こうと思っています。
確かに日本語翻訳サービスは素晴らしかったのですが、僕は途中から翻訳を待たずに先生の質問に答えたりしていたので、海外旅行保険を持っていない既に中国語がそれなりにできる方ならここへ行く必要はないでしょう。
ですが中国語が全く話せない状態で台湾での生活を始めたばかりだったり、普通に旅行で台湾に来ていて海外旅行保険が適用できる人にとっては、ずっと付き添ってくれる日本語堪能な台湾人が居ますし、何より「日本語が通じる」という安心感を得ることができる病院なので、頭の片隅に置いておいて機会があれば利用してみてください。
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。