ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。みなさん、台湾のご飯を楽しんでますか?
台湾と言えばやはり台湾グルメということで、台湾へ来たら自分の食べたいものを好きなだけ楽しみたいですよね。
日本では「台湾は日本語が話せる人が多い」なんて紹介されることもありますが、それは観光客が多い場所に限った話で、やはり日本語が話せない台湾人の方が当然多いわけです。
そんな時に台湾社会で共通の言語として使われている中国語(台湾華語)を少しでも話すことができると、台湾で食べることができる食の幅が広がるかもしれません。
そこで今回は台湾の屋台や飲食店における食事の流れ、注文方法、店員さんと会話する時に使える中国語フレーズをまとめてみました。
実際に会話が始まると中国語に慣れていない場合は、相手が何と言っているかを完全に理解するのは難しいと思いますが、流れと最低限伝えることを先に知っておくことで安心感を得ることができるはずです。どうぞご参考ください。
ステップ別台湾で食事をする時に役立つ中国語フレーズ
01.お店に入る
【店員さん】 お店に近づいたら何か言われてる時
- 裡面走(リメンゾゥ)… 中へ入ってください
スーパーの生魚コーナーと同じノリで声を掛けられますので、食べる場合は店内へ入りましょう。 - 你要什麼? (ニィヤオセマァ?)… 何が食べたいですか?
個別の飲食スペースがない屋台のようなお店の場合は開口一番こうやって聞かれます。
【店員さん】 中で食べるかお持ち帰りにするか聞かれてる時
- 內用外帶? (ネイヨン、ワイダイ?)… 中で食べますか? お持ち帰りですか?
- 內用嗎? (ネイヨンマ?)/這裡吃?(ヂャーリーツー?)… 中で食べますか?
- 外帶嗎? (ワイダイマ?)/帶走嗎?(ダイゾウマ?)… お持ち帰りですか?
お店の中へ入ろうとすると、このように中で食べるかお持ち帰りにするか聞かれることがあります。
【自分】 中で食べるかお持ち帰りにするか答える時
- 內用(ネイヨン)… 中で食べます
- 外帶(ワイダイ)… テイクアウトします
その場で食べていきたい場合は「內用(ネイヨン)… 中で食べます」と答えます。
宿泊しているホテルなどへ持ち帰って食べたい時は「外帶(ワイダイ)… テイクアウトします」と答えます。食べるスペースがない飲食店(屋台など)は強制的に「外帶」になります。
【店員さん】 人数を聞かれてる時
- 幾位? (ジーウェイ?)… 何名様ですか?
- 一位嗎? (イーウェイマ?)… 1名様ですか?
- 兩位嗎? (リャンウェイマ?)… 2名様ですか?
こちらは人数確認時の質問です。日本の飲食店と同じで比較的大きなお店や人気店では、入店するとまず人数を聞かれることが多いです。
また忙しいお店などではお店に入っても放置されてしまうこともあります。その場合は近くにいる店員さんにとりあえず人数を伝えれば席への案内などの対応をしてくれるはずです。
【自分】 人数を答える時
- 一個人(イーガレン)… 1人です
- 兩個人(リャンガレン)… 2人です
人数を答える時は中国語を使って答えなくても指で表現すれば問題ありません。
02.注文する
【自分】 (記述式のメニュー表がないお店で)メニューを見て口頭で注文する時
この回答は上述した「你要什麼?(ニィヤオセマァ?)…何が食べたいですか?」に対する答えです。
- 我要一個◯◯(ウォヤオイーガ◯◯)… ◯◯を1つください
- 我要兩個◯◯(ウォヤオリャンガ◯◯)… ◯◯を2つください
◯◯◯の部分はメニュー名ですが、発音できない場合は指差しで伝えましょう。
記述式のメニュー表があるお店の場合
もし店頭や座席に記述式のメニュー表が置いてあれば店頭で注文しなくても、そのメニュー表へ食べたい料理の横に注文数を数字か正の字で記入し、その注文票を「謝謝(シィエシィエ)と言いながら近くにいる店員さんに渡せばオーダーが成立します。
中国語ができない人にとってこの記述式のメニュー表は心強い味方です。台湾の人気餃子チェーン店「八方雲集」もこの注文方式を採用しています。
03.お会計をする
【自分】 店員さんにお会計したいことを伝えたい時
- 結帳(ジエヂャン)… お会計お願いします
- 多少錢? (ドゥオシャオチエン?)… (食べたものは)いくらですか?
どちらも意味は同じで台湾では会計時によく使われるフレーズです。
もし最初に渡したメニュー表が返ってきていれば、それを店員さんへ渡せば何も言わなくてもお会計してくれます。
中には先払いのお店もあるので、メニューに書かれている自分が頼む物の値段を確認しておき、注文時にお金を渡しましょう。
お会計が終わりお店を出る時に「謝謝! (シィエシィエ!)」とお店の人に伝えるとマナー的には良いです。
最後に
このように台湾の飲食店では店員さんが言うことはある程度決まっており、流れも大体上記のような形で進みます。
今回は中国語(台湾華語)を勉強したことがない方でも取っ付き易くなるようカタカナ読みを記載しましたが、台湾人とコミュニケーションが取れる喜びから「中国語(台湾華語)を本格的に勉強しよう!」となった際はこれらは一度忘れてください。
海外を旅行する際は言葉が通じないと気になるお店に入るのを躊躇してしまうことがあると思いますが、是非この記事を参考に台湾でおいしいものをたくさん食べてください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。