ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
日本人と台湾人が結婚するためには様々な書類を用意する必要があります。
今回は用意しなくてはいけない書類のひとつ「婚姻要件具備證明書(独身証明書)」を、台湾で取得・認証する手順を解説していきます。どうぞご覧ください。
台湾の婚姻要件具備證明書(独身証明書)を取得・認証する手順
01. [日本] 戸籍謄本(全部事項証明)を取得
婚姻要件具備證明書(独身証明書)を申請するために台湾へ渡る前に、日本の本籍地の役所へ行き戸籍謄本を申請する必要があります。また市区町村によっては役所まで直接行かなくてもコンビニ受け取りができます。
申請をスムーズにするため事前に本籍地の筆頭者氏名・生年月日を把握しておきましょう。
役所に入ったら戸籍課などの前に置いてある戸籍証明等請求書を記入して窓口に提出します。
この時「戸籍・全部事項証明(謄本)」にチェック、請求理由に「婚姻手続きのため」と記入します。
取得には1通450円かかります。この戸籍謄本は台湾の外交部領事事務局と日本の役所で結婚(報告)手続きをする際に必要になるので2通取得しておきます。
02. [台湾] 日本台湾交流協会で書類の手続き
用意するもの
- パスポート
- 戸籍謄本(全部事項証明)
- 手数料 330元
手続きの流れ
日本台湾交流協会へ行き、受付で「我要婚姻要件具備証明書」と伝えて整理券を貰います。
番号が呼ばれたら、窓口に戸籍謄本とパスポートを提出します。
申請書を渡されるので記入します(計2枚)。
ほとんどの欄はパスポートおよび戸籍謄本の内容を写せば問題ありませんが、2枚目の用紙に台湾で結婚届を提出する戸政事務所の名前を書く欄があるので、事前に相手とどこの戸政事務所に婚姻届を提出するか相談しておきましょう。
ちなみに婚姻届を提出する戸政事務所は台湾にある戸政事務所ならどこでも問題ありません。
申請書を提出し手数料 330元を払ったら、戸籍謄本と一体になった證明申請書を受け取ります。
03. [台湾] 外交部領事事務局で書類の認証を受ける
用意するもの
- パスポート + 写真ページのコピー
- 日本台湾交流協会で作成した證明申請書 + コピー
- 戸籍謄本 + 全ページのコピー
- 文件證明申請表 [ダウンロード]
- 手数料 400元
手続きの流れ
外交部領事事務局へ行き3階へ上がります。
VISA、文件證明のカウンター付近に置いてある黄色い紙の「文件證明申請表」を埋めます。
この文件證明申請表は外交部領事事務局の公式サイトから事前にダウンロードして記入した状態で持っていくことも可能です。
個人情報を書き、「使用用途」には結婚、「驗證文件種類」に 婚姻要件具備証明書 1通と記入します。
「文件證明」と書かれているカウンター横にある整理券を取って待ち、番号が呼ばれたら準備した書類を提出します。
書類に不備がなければ4色の用紙を渡されるので、それを持って同階の出口エスカレーター付近にある「繳費處」で手数料 400元を払います。
白とピンクの用紙が戻ってくるので「文件證明」カウンターに戻り、整理券を取って番号が呼ばれたら白い紙を渡します(人が少ない時はそのまま用紙を渡してしまっても問題ありません)。
ピンク色の用紙に書かれている日時(2日後)になったら改めて「文件證明」カウンターへ行きます。
申請時と同じように整理券を取って番号が呼ばれたらピンク色の用紙を見せて、婚姻要件具備証明書(戸籍謄本、日本台湾交流協会で書いた証明申請書、外交部領事事務局による文書証明が一体になったもの)を受け取ります。
たったひとつの書類にしては手順がかなり多いですが、これで台湾の婚姻要件具備證明書(独身証明書)の準備は完了です。
※婚姻要件具備證明書(独身証明書)の申請に必要なものや手数料は変更になる場合があります。申請の際は必ず事前に日本台湾交流協会のサイトをご確認ください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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