ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台北の代表的観光地のひとつでありランドマークにもなっている台北101ですが、内部の構造などに強い関心がない限り、大体の方は登って眺望を楽しむのは1回で満足すると思います。
ですが台北101の外観は曜日によって異なる色のライトアップがあり、見る角度によって周辺環境・施設も相まって様々な表情を見せるので、写真撮影なら何度も楽しむことができます。
そこで今回は台北に住む僕が好きな台北101を撮影するためのおすすめスポットを6つ紹介したいと思います。それではご覧ください。
台北101のおすすめ撮影スポット6つ
01. 四四南村
まずは定番中の定番「四四南村」。かつては日本軍によって利用されていた倉庫エリアでしたが、戦後は台湾へ移住した中華民国国軍とその家族が暮らす眷村だった場所です。
さらに時は流れ現在その場所は歴史的建造物として保存・整備され、カフェや雑貨屋、広場などがある観光地になっていて、台北市信義区という都会の真ん中にあるとは思えない建物郡と台北101のコントラストを楽しみながら撮影することができます。
台北101は台北の気候や建物のライトアップなどを考慮すると夜の方が綺麗に映る場合が多いのですが、四四南村から撮影する台北101は昼間がおすすめです。
施設情報
四四南村
台北市信義區信義路五段地図(Googleマップ)で見る
02. 國立國父紀念館(翠湖)
國立国父紀念館から鑑賞することができる台北101も定番ですね。
敷地内には人工的に造られた『翠湖』という池があるのですが、その翠湖越しに台北101を撮影すると建物郡が鏡面反射した絵になるのでオススメです。
施設情報
國立國父紀念館
台北市信義區仁愛路四段505號地図(Googleマップ)で見る
03. 幾米月亮公車
幾米月亮公車は宜蘭県出身のイラストレーター幾米と台北市政府がコラボレーションして作られたパプリックアートです。
そのパブリックアートが設置されている場所から背後にそびえ立つ台北101を撮影すると、絵本『月亮忘記了』をテーマとしてデザインされたバス後方の球体(微笑星球)が周囲の景色を反射し、画面を賑わせてくれます。
ただ普通に撮影すると台北101と球体を同時に画面に収めることは難しいので、広角レンズや魚眼レンズ、広角レンズ内蔵スマホ等の機材を持って撮影に臨みましょう。
施設情報
幾米月亮公車
台北市信義區信義路五段100號地図(Googleマップ)で見る
04. 松高路と忠孝東路5段236巷のT字路付近
台北101がある信義区には2018年に竣工した陶朱隱園という、DNAの二重らせん構造をイメージしたマンションがあります。
その独特な形状のマンションと台北101を同時にカメラに収めることができるのが松高路と忠孝東路5段236巷のT字路付近です。
ちなみに陶朱隱園は1戸あたりの購入面積が1,000平米で、内装工事も含めると日本円で100億円近い価格になると言われている真の富裕層向けマンションなわけですが、住むことはできなくても撮影という手段で僕のような平民も楽しませてくれて有難いです。
余談ですがこのマンションが完成した当初、写真に収めたマンションの建物だけを左右反転コピーして中央の隙間に台北101を収める加工写真が流行りました。
今もInstagramで陶朱隱園を検索するとその加工写真だらけなので、僕はこの写真を撮りに現場へ行くまで陶朱隱園をツインタワーだと勘違いしていました。
場所情報
松高路と忠孝東路5段236巷のT字路付近
台北市信義區忠孝東路五段236巷32號地図(Googleマップ)で見る
05. 信義路四段と基隆路一段の交差点
信義路四段と基隆路一段の交差点は台北101からほど近い場所に位置し、台北101と周辺の建物や道路をあわせて写真に収めることができます。
また交通量が多いため夜にシャッタースピードを落として撮影すると車の光跡が映る写真になります。光跡を綺麗に撮りたい人は三脚を持ってポジション争いに参加しましょう。
場所情報
信義路四段&基隆路一段
台北市信義區基隆路一段信義路四段地図(Googleマップ)で見る
06. 竹村居酒屋前(台北市松仁路253巷1弄)
竹村居酒屋前は建物が軒を連ねる路地の僅かな隙間から、静かにそそり立つ台北101を撮影することができる場所です。
夜になると赤提灯がぶら下がった竹村居酒屋が画面内の良いアクセントになります。
決して広い道ではありませんが車の往来がそこそこあるため、信義路橋と同様に夜はシャッタースピードを遅くして撮影すると、光線が加わり面白い絵になります。
場所情報
竹村居酒屋前(台北市松仁路253巷1弄)
台北市松仁路253巷1弄地図(Googleマップ)で見る
最後に
以上、台北101を撮影するためのおすすめスポット6つでした。
実は今回の台北101撮影にあたり、いくつか台北101を綺麗に撮れそうな場所をピックアップしていったものの、前方に遮るものができてしまい台北101をカメラで捉えることが難しくなってしまった場所がいくつかありました。
台湾(特に台北)の街並みは目まぐるしく変化しているので、気になる場所で台北101を撮影したい方はお早めにどうぞ。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。