ども、台湾在住でたまに香港を訪れることがあるナカジマチカ(@nakazimachica)です。
香港には所謂100万ドルの夜景が一望できる「ビクトリアピーク」という場所がありまして、先日香港へ行った際に登ってきました。
ビクトリアピークは名前の通り山の上にあるので徒歩で向かうのは相当キツイです(徒歩経路があるのかは知りませんが)。
そこでバスやタクシーなどの交通機関を利用すると良いのですが、今回は交通手段の中で一番お金が節約できる「ピークトラム」という乗り物に乗ってビクトリアピークへ行ってきました。
名景と名高い香港の夜景を見るための場所ビクトリアピークへピークトラムに乗って行く方法を紹介していきます。どうぞご覧ください。
目次
ビクトリアピークへ行く前に準備しておくと良いものは「オクトパスカード」
まず初めにピークトラムに乗ってビクトリアピークへ行く前の準備として、香港で普及しているICカード「オクトパスカード」は必ず買っておきましょう。香港国際空港やMTR各駅で購入できます。
なぜならオクトパスカードがあればピークトラムの乗車チケットを買う手間や、そのチケットを購入するための列に並ぶ手間が省けます。
オクトパスカードは香港の交通機関を利用したりちょっとした物を買う時まで使えるので、香港を旅行する際は持っていて絶対損の無いマストバイアイテムです。
ピークトラム乗り場の場所と行き方
オクトパスカードが用意できれば夜景を見る準備はほとんど完了です。早速ビクトリアピークへ行くためのピークトラム乗り場へ向かいます。
ピークトラム乗り場へ行く際の楽なアクセス方法は最寄り駅「中環」まで行ってバスやタクシーを使う方法ですが、徒歩でも充分いける距離です。僕は中環駅から歩いて行きました。
時間を効率良く使えるツアー参加もおすすめ
時間を有効に使い効率良くビクトリアピークの夜景などを楽しみたい方はツアー参加もおすすめです。
通常は乗るために何時間も並ばなければいけないピークトラムですが、ツアーに参加すれば待ち時間なしで優先的に乗車できます。
更にビクトリアピークがある香港島から対岸へ行かないと乗れないオープントップバスで夜の香港を駆け抜けるプランも付いてきます。
ピークトラムに乗ってビクトリアピークに辿り着くまでの流れ
まずはピークトラムに乗るための列に並びます。
日中の空いている時間は、ピークトラム乗り場はチケット売り場前だけで列が収まっていますが、今回並び始めた16時半頃には既に人がいっぱいでチケット売り場前のスペースでは収まりきらなくなっていました。
みんな考えることは一緒で、山頂に到着する頃にちょうど夜になるよう日が暮れ始める少し前の16時~17時くらいから並び始めます。
周辺に立っていた誘導員にどこに並べば良いのか聞いてみたところ、大きく「CAUTION」と書かれた赤い横断幕があるガード下のスペースにある列に並ぶよう言われたので並び始めます。
ピークトラム乗り場自体は、チケット売り場の近くにあるため道路の反対側へ戻る必要があり、ガード下の列の先頭付近になると車通りが激しい道路を何人かで一斉に渡ります。
渡る寸前になると「ピークトラムに乗るために道路を横断します」という通行証みたいなものが配られますので、周りの人や車のドライバーに見えるよう携帯します。
この通行証は道路を渡ったら即回収されます。(待機列に挟まれた道を走る車向けのものだと思われますが正直意味あったのかな? 笑)
すっかり日も落ちましてピークトラムの乗り場が迫ってきました。友人、カップル、ファミリー色々なグループが見えますが、僕はここにひとりで並んでいます。寂しくはないのでしょうか。
ピークトラム乗り場の手前に改札があるので係員の方へオクトパスカードを渡し改札にあるカードリーダーにかざしてもらいます。ピークトラムの乗車料金は往復で45香港ドル(約621円)です。
いよいよピークトラムに乗り込みます。みんな車内から山頂へ登っていく様子が見たいので、ここぞとばかりに前方に押し寄せてきますので、良いポジションに座りたい方は争いに負けないでください。乗客は非常にアグレッシブです。
ピークトラムに乗ると、絶叫指数80くらいのジェットコースターでもなかなか無いだろうってくらいの急勾配をゆっくりと登っていき、その先に夜景が見れるビクトリアピークが待っています。
並び始めて約2時間半、ようやくここに辿り着きました。
夜景が良く見える場所は大体カップルで溢れ返ってるので、良いムードになっている人達の雰囲気を壊さない配慮のできる僕はそこから少し離れてひっそりと写真撮影をしています。
ひとりぼっちで数時間掛けてここまで来て、この夜景を見た時はそれはもう今までの疲れと寂しさがいっきに吹き飛んだとか言いたいところですが、まぁ綺麗でしたという感想です。次は誰かとこの景色を共有して一緒に感想を言ったりしたいですね。
今回夜景を見た時期・時間帯とピークトラムの混雑具合
夜景を実にビクトリア・ピークを登ったのは1月中旬金曜日の16時頃だったんですが。(西暦の)正月明けで旅行にくる人はそこまで多くないだろーと若干舐めつつ行ってみたらもうとにかく人、人、人という状態でした。
「明日は週末だし今夜は夜景でも見に行っちゃおうか。」みたいな空気になりやすい金曜の夜っていうのが少し関係している気がするので、もしかしたら月~木曜日はもう少し空いてるかもしれません。
ピークトラムに乗ってビクトリアピークへ行く時の注意点
- オクトパスカードを持っていれば、チケット購入列に並ぶことなくピークトラム待機列に並ぶことができ、スムーズにビクトリアピークまで行くことができる。
- 日が落ちて辺りが暗くなるピークの時間帯は、並び始めてからビクトリアピークに辿り着くまで2~3時間はかかることを覚悟しておく。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。