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借りるのは簡単? 入居ルールが意外と細かい台湾の賃貸

ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。

台湾ではパスポートやビザ、居留証などの身分証明書とお金さえ準備すれば、外国人でも快く部屋を貸してくれる大家さんもいます。

ただ、日本で賃貸を借りたことがある人からすると「これも禁止なの?」といったことが契約書に書かれている場合があります。

そこで今回は台湾で部屋を借りる際に見かける、ちょっと意外な入居ルールを紹介したいと思います。どうぞご覧ください。

台湾賃貸の意外な入居ルール

禁煙

禁煙の注意書き

日本の賃貸では、喫煙によってクロスなどが変色したり部屋に匂いが付着した際、退去時のクリーニング費用に清掃代を上乗せされることはあるようですが、賃借人に喫煙の自由を制限する賃貸は少ないかと思います。

ですが台湾では大家さんが喫煙自体を禁止にしている賃貸も少なくありません。僕は台湾で何度か引っ越しをしていますが、今まで借りた部屋の全契約書に『部屋及び共用部での喫煙は禁止』と書かれていました。

ちなみに台湾では2009年に菸害防制法が修正されて以来、大部分の公共施設の室内で喫煙禁止になっているので、喫煙を禁ずるのは時代の流れに合わせた、スムーズに次の人に部屋を貸すための手段なのでしょうか。

料理禁止

電鍋とノンフライヤー

日本では狭い部屋の賃貸でも簡易キッチンが設置されていて、規則上が料理ができないことはほぼありませんが、台湾ではそもそもキッチン設備がない賃貸も少なくありません。そういった賃貸はたいてい料理禁止になっています。

キッチンがない部屋を貸し出す大家さんからすると、料理に適さない環境で料理をすることで起きてしまう可能性のある、火災や衛生上のトラブルを最小限に抑えるためのルールなのかもしれません。

ただし、外で購入したものを電鍋や電子レンジでを温めることや、電気ケトルでお湯を沸かしてカップ麺を作るのは料理に含まれるのかといった、どこまでを“料理”に含めるのかの議論もあり、料理禁止の部屋でも簡単な調理ならみんな黙ってやっているのではないかと思います。

八大行業禁止

舞廳

八大行業に該当する方は部屋を借りることができない場合があります。ちなみに八大行業とは

  1. 舞廳業
  2. 舞場業
  3. 酒家業
  4. 酒吧業
  5. 特種咖啡茶室業
  6. 視聽歌唱業
  7. 夜店業
  8. 三溫暖業

以上8つの職業が該当します。

臺北市商業處-常見問答-八大行業各業之定義說明

字面でなんとなく分かるかもしれませんが、日本で言うところの夜職や水商売に類似する職に従事する方の入居を禁止するということです。

日本でも夜職や水商売をされている方だと賃貸の入居審査が厳しくなる話もあるので、それに近いのかもしれませんね。

女性限定

飲み物のボトルに描かれた男性

日本だと女性専用シェアハウスなどはあると思いますが、591などの賃貸を検索できるサイトでは条件検索欄に入居可能性別の項目があり、台湾では男性禁止の部屋は珍しいものではありません。

ホステル等の女性専用ドミトリールームと同じ理屈で、同じ建物に住んでいる隣人は女性しかいないと分かっていた方が入居者本人及び家族も安心できるニーズに応えたものではないかと思います。

また「女性の方が綺麗に部屋を使ってくれそう」といった固定観念を持つ大家さんもいるのかもしれませんね。

ちなみに時々「男性限定」の部屋もあります。

高齢者(XX歳以上)禁止

591の賃貸紹介ページ

入居できる方の年齢制限がしっかりと明記されている場合もあります。

以前見つけた上の部屋は「20歳〜45歳」を対象に貸し出していました。他にも「40歳以上禁止」という条件も見たことがあります。

賃貸の入居に年齢制限がある理由としては、多くの大家さんが高齢者は意外な事故や孤独死、家賃滞納の確率が高いなど貸し出すリスクが高いと考えているためと言われています。

これは台湾の高齢者にとって厳しいのはもちろん、リタイア後などに台湾で暮らしたいと考えている外国人からしても少し悲しいルールです。

幸い今のところ今回紹介した他の4つに比べ年齢制限を設けている賃貸はそこまで多くありません。台湾も日本と同じ高齢化社会ですが今後どのように賃貸事情へ影響してくるのでしょうか。

最後に

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以上、台湾の賃貸で見かける少し意外な入居ルールの紹介でした。

大家さんによっては更に細かいルールが存在する賃貸もあり、入居者より大家さんの権利が強く、賃貸によっては大家さんと接する機会も多いので、何年住んでも日本の賃貸と比べ「自分の部屋感」がやや少なく感じます。

単身のワーホリや語学留学などの短期滞在では気にならないかもしれませんが、家族を持ち根を下ろして暮らすなるとやっぱりマイハウスがあった方がいいのかなとも思ってきます。

実際、周りの台湾人に話を聞くと「経済状況は厳しいけど、いずれは自分の家が欲しい。」と考えている方が多いです(もしくは自分での購入は諦め、将来的には親の所有する住宅で暮らす)。

他にも色々な原因はあると思いますが、住宅価格対所得の比率が過度に高い台湾(特に台北)でも、自分の家を持ちたい人が多くいると感じるのは、今回紹介したような入居ルールが示唆する賃借人の権利の弱さが理由のひとつになっている気がしました。

ナカジマチカ

ナカジマチカ / nakazimachica

神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作のフリーランスとして生活中。

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