ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台湾には新十大建設という大型インフラ整備事業があり、その計画内容の項目のひとつに台湾全域に国際芸術文化センターを設置して台湾を中華圏流行音楽の発信地にする目的を持った「国際芸術及び流行音楽センター」があります。
今回はその国際芸術及び流行音楽センターのひとつとして2020年8月に開館した臺北流行音樂中心へ行ってきたので、臺北流行音樂中心の概要と共に現地の様子を紹介したいと思います。
目次
臺北流行音樂中心とは?
臺北流行音樂中心は17年を経て2020年8月に開館した、台北市の南港区にある国家クラスの流行音楽センターです。
敷地面積は計8.96ヘクタールで、最大約5,000人の収容が可能なコンサートホールや台湾流行音楽の歴史を紹介する文化館、人材育成を目指す産業区などを有しています。
臺北流行音樂中心の様子
臺北流行音樂中心の最寄り駅は台北MRT昆陽駅。駅を出て徒歩7分の距離に位置しています。
案内に従って進んでいくと見えてきました。左の歪な外観をした建物がコンサートホール(主廳館)、右の四角い形状の建物が流行音樂文化館です。
ただ残念ながら流行音樂文化館はまだ工事中。
ということで、中には入れませんがコンサートホールを見ていきましょう。
こちらがコンサートホールの全景。建築士によると外観の不規則な形状は、起伏して連なる台湾の山々を模しているそうです。
個性的な形状をしているので中に入らないと内部の様子が想像しにくいのですが地上5階、地下3階の構造です。
近づいて見上げると、柱がコンクリート打ちっぱなしの無機質な雰囲気も手伝って、まるでスペースコロニーの内部にいるような気分にさせてくれます。
地層のメタファのようなガラス張りの外観が美しい。
コンサートホールということでライブ演奏などにも使用されるのですが、どんな音が奏でられるのか気になりますね。
最後に
以上、臺北流行音樂中心の紹介でした。
臺北流行音樂中心が本格的に動き出すのは2021年からなので、今回は流行音樂文化館やコンサートホール内部をしっかり見学することができませんでしたが、時間を置いて再訪したいと思います。
施設情報
臺北流行音樂中心
台北市南港區市民大道八段99號地図(Googleマップ)で見る
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。