ども台湾在住日本人のナカジマチカ(@nakazimachica)です。いきなりですが台湾は日本と比べると全体的に空気が良くありませんです。
実際台湾にいるとマスクを装着して外を歩く台湾人は非常に多く、リアルタイム気質指数ビジュアルマップなどを見ても数値は悪く、特に南部は身体で感じるほど酷い日も多いです。
ですが、そういった情報のもと「台湾は空気が悪い」と言われてても、空気の悪さが視覚的な情報として出るわけではないので、結局のところどのくらい大気が汚染されているかはよく分かりません。
というわけで今回は「台湾の空気、実際こんな感じよ」といったことを、台湾の台北に住んでいる僕が身近な場所やものを通して視覚的に分かるよう証明していきたいと思います。現実はこうです。どうぞご覧ください。
紹介する場所は僕の住む家
証明するために利用する物なんですが、大体の人は1日の1/3以上は確実に居ることになる“家”を例に挙げて紹介してみたいと思います。
場所は台湾の一般的な一人暮らし用の部屋のつくりという条件もあり僕の今住んでいる家です。(写真を撮ったりしやすく何かと勝手も良い。)
僕の家の情報
- 住所は台湾の新北市の西の方
- 11階建てマンションの11階
- 外出時は換気のため窓は開けっ放しに
大気汚染の影響を受けて家はこんな感じになっています
トイレ&バスルーム
それではまずはトイレ&バスルームからいってみましょう。
ご覧の通り僕の家のトイレ&バスルームは、外とすぐ隣接しているので窓の縁は非常に汚れやすくなっています。
雨が直接吹き込んでくるのでこうなるのは分かります。おそらく日本もこういう感じにはなるでしょうが、まぁなかなか汚いですよね。
バルコニー
さて問題はこちら。もうひとつの外と隣接する窓があり、洗濯機などが設置してあるバルコニーです。
薄暗いことから分かるように、完全に北向きなのでスーパーマリオブラザーズ3の砂漠のステージに出てくる太陽(トラウマ)みたいなアクティブ太陽が居ないかぎり、太陽光は一切入ってきません。
窓を開けると目と鼻の先に、僕の住んでいる部屋のある建物と同じ高さくらいの建物がそびえ立っています。
ちなみに部屋の手前にはもう一枚ガラス戸があるので、外と隣接する方の窓は常に開けっ放しです。とはいえ先ほどのトイレ&バスルームと比較すれば、直接外気の影響を受けづらい環境だと思うのですが…
開け放たれた窓の下の床を見てみると見事に黒ずんでいますね。
一部分だけ汚れを拭きとってみました。うーん。
じゃあ、部屋の中もかなり汚れてるんじゃ…
そうなんですよね。じゃあこの部屋の中の段になってる部分をティッシュで拭ってみましょう。
こんな感じです。部屋の規則上、煙草は吸ってはいけないことになっていますし僕も喫煙の習慣はないので、前の住人や僕が残したヤニ汚れとかでは決してありません。ただの積もった埃にしては黒すぎる気がします。
こんな環境ですから衣類等を外干しする勇気はありません。僕は普段、服を乾かす時は基本乾燥機を使っています。
雨が降りやすい気候のせいもあって、台湾人も室内だったり透明なガラスで囲まれたベランダで干したりと、日本のように外に直接干す人の数は多くありません。
最後に
というわけでこのような形で、台湾の大気汚染を視覚的にご理解頂けたかと思います。
こうして証明するまでもなく「今日は空気悪いのでマスク付けて歩きましょう」とニュースで流している日は、体感としても外に出て少し歩くだけでも喉がイガイガしてきます。
僕自身としては台湾での生活は大好きなんですが、日本の空気と比較すると台湾の空気は決して綺麗とは言えないので、定住となると少し躊躇してしまうのは確かです。
台湾で生活される際は是非この現状を見つめ、できる限りの対策を行った上で日々をお過ごしください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。