ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
先日、前々から行ってみたかったけどアクセスがあまり良くないので、ずっと後回ししていた新北市の八里へ遊びに行ってきました。
今回は八里へのアクセス方法や僕が訪れた観光スポットなどを紹介していきたいと思います。それではご覧ください。
目次
八里とは?
八里は台湾新北市にある行政区画のひとつです。
何度か台北を訪れたことがあり、観光地もそれなりに回ったことがある人は知っている人も多いはずです。なぜなら淡水老街の横を流れる淡水河を挟んで見える風景だからです。
余談ですが八里は中国語の「(フランスの)パリ」と発音が非常に似ているので、中国語学習者は2声と3声の違いを疎かにすると呼び分けが難しくなる地名のひとつです。
八里への行き方
八里は淡水の対岸にあるので淡水の老街からフェリーで渡ることができたりと色々アクセス方法はあるのですが、今回は「十三行博物館」「十三行文化公園」「八里渡船頭老街」といった3つの場所を巡る前提で、MRT・バスを利用して陸路で八里へ行きました。
まず台北MRTで「徐匯中學」駅へ行き1番出口から外へ出ます。
徐匯中學駅1番出口から出て徒歩3分くらいの場所にある民和公寓というバス停から704路線のバスに乗ります。
田心(十三行博物館)というバス停で下車します。民和公寓からここまではスムーズにいけば約30分で到着します。
バス代は悠遊カードを使用すれば、直前にMRTを利用しているため割引が効いて7元(約25円)でした。
降りたバス停「田心(十三行博物館)」から5分ほど歩くと十三行博物館に到着します。
八里の観光スポットを一部紹介
今回八里へ遊びに行った時に訪れた観光スポットを一部紹介します。
新北市立十三行博物館
最初に足を運んだのは新北市立十三行博物館。台北北部にはじめてできた考古博物館です。
台湾における建築関係のコンテストで何度も金賞を獲得している博物館でもあります。
入場料は80元(約360円)。
こちらは台湾原住民の展示エリア。プユマ族の鮮やかなブルーが効いた唐裝の影響を受けたと言われている衣装が格好良いですね。
古代台湾や台湾原住民に興味を持っている方にとっては、なかなか興味深い内容になっているはずです。
館内は面白い絵になっている構造の箇所もあり、台湾の若者たちがこぞって写真を撮りに来る人気の写真スポットでもあります。
一番人気の撮影スポットは重厚な壁に挟まれたこの細長い階段。この日も台湾の青年たちが時間をかけて撮影を行っていました。
建物の外側に直接設けられた階段から屋上に登って見える景色の緑が眩しい。
施設情報
新北市立十三行博物館
新北市八里區博物館路200號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/月曜日〜金曜日 09:30〜18:00、土曜日 09:30〜19:00
定休日/なし
十三行文化公園
次にやってきたのは十三行文化公園(もといミッフィー公園)。
所狭しとミッフィーおよびミッフィー関係のオブジェが並んでいます。
ミッフィー好きな人はそこそこ楽しめる?
ミッフィーと台湾原住民文化のコラボが見れるのはここだけ!(多分)
園内の高台からは淡水を眺めることができます。
施設情報
八里十三行文化公園
新北市八里區博物館路與忠孝路口地図(Googleマップ)で見る
八里渡船頭老街
最後に淡水河を挟んで淡水老街の対面にある八里渡船頭老街へ向かいます。
八里は海から淡水河に沿ってサイクリングロードが敷かれているので、八里へ遊びに来る人はまず八里渡船頭老街で自転車を借りてサイクリングをしながら各スポットを回る人が多いです。
淡水の対岸からこうしてじっくり淡水を眺めると、もの凄い数のビルが建っていることが分かりますね。
浜辺前にリゾート感のあるカフェやレストランが並んでいる様子が、ほんのりタイのパタヤを感じさせます。
淡水老街周辺は観光化が進み人も多いので、やや雑多で息が詰まる印象がありますが、同じ淡水河沿いでもこちら八里側は空気が澄んでいる気がします。観光客も淡水と比べると圧倒的に少ないです。
台湾の老街周辺の雰囲気が出てきました。
こちらは食べ物の屋台が並んでいる通り。
売られているものは淡水老街と大体一緒で海鮮が多いですね。
34元(約153円)で淡水老街へ渡ることができます。また支払いには悠遊カードなどのICカードも使用可能です。
淡水河を渡るフェリーが19時までしか運航していない点にお気をつけください。
行きと同じルートで戻るのもつまらないので、帰りは八里渡船頭老街からフェリーで淡水老街まで行き台北MRTで帰りました。
施設情報
八里渡船頭老街
新北市八里區渡船頭街地図(Googleマップ)で見る
最後に
以上、八里へのアクセス方法と観光スポットの紹介でした。
僕は老街側ではないところから八里に入ったので徒歩で移動しましたが、天気が良い日にゆっくり自転車を漕ぎながらブラブラすると気持ち良いのではないかと思います。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。