ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。表題通り気づかないうちに台湾で税金を納めておりました。
僕は台湾では外国人、しかもまだ居留証を取得してもおらず、国籍も日本のままだというのに一体どういうことなのか?
今回僕の身に起こった、そして台湾に仕事や留学で長期滞在されている日本人の方なら誰でも起こりえる、台湾の税金に関することを説明していきたいと思います。
目次
事の発端
ある日、以前口座を開設した銀行から一通の封筒が送られてきまして、その中に入っていた「各類所得扣繳暨免扣繳憑單」という書類を見ると、内容は税金絡みのものということをなんとなく理解しました。
ですが外国人=免税という思い込みもあり最初は思いっきり無視していました。
気になったので台湾人の友人に聞いてみた
けど、どーも焼きトウモロコシを食べた後に歯の隙間にステイしている繊維くらい気になるので、念のため銀行から送られてきた書類の写真を添えて台湾人の友人にLINEで聞いてみることに。
結果、返答としては「これは払う必要があるね!」とのことでした。
税金の正体は預金利息の所得税
台湾人の友人に中国語で説明してもらったのですが、自分でも調べられる範囲でネット上の情報を調べてみることに。
するとどうやら台湾の銀行にお金が入れている(普通預金・定期預金)と利息が発生するので、その利息に対しての税金(所得税)は外国人でも納める必要があるとのこと。
台湾ドルでの預金に対して発生している利息所得に対する税金ってことですね。知らなかった…。
税金を払うために銀行へ行ってみた
台湾では銀行の脇に設置されているATMでも税金が払えるようになっているという情報は事前に台湾人の友人から聞いていたので、支払いをしに書類を送ってきた銀行へ行ってきました。
意気揚々と銀行へ乗り込んでみたものの、ATMを使った税金の支払いは初体験だったのでやり方がいまいち分からず近くにいる銀行員さんに聞いてみました。
すると「これはもう払っている税金だから払う必要はないよ。」と言われ、届いた書類は税金を支払った証明書控えだということが判明しました。
結局いくら払った?
払っていた税金(所得税)は15元(約60円)です。届いた書類の「扣繳稅金」の欄に今回支払った税金の額が記載されています。
ちなみに利息は77元(約308円)。初外貨収入!
アレ、台湾の預金金利って日本の銀行より全然良いのでは…。
まとめ
- 台湾の銀行で預金をしていると、日本と同じように利息に対しての税金(所得税)が発生する。
- 外国人でも上記の税金は払う必要がある。(銀行が勝手に払ってくれるので、自分で払ったり税務署に申告する必要はない。)
- 税金を払った旨を知らせる「各類所得扣繳暨免扣繳憑單」という書類が家に届く。
ということです。ひとつ賢くなりました。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。