ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
先日、数年前に台湾で取得した運転免許証を、日本の運転免許センターで日本の運転免許証に切り替えてみました。
そこで今回は台湾の運転免許証を日本のものに切り替えることができる条件や必要なもの、手続きの流れを紹介したいと思います。どうぞご覧ください。
目次
外国の運転免許証を日本の運転免許証へ切り替えるために必要な条件
- 外国の有効な免許証を所持している
- 免許取得して免許発給国に滞在した期間が90日以上
上記の条件を満たしている方は、所持している外国の運転免許を日本の運転免許へ切り替える手続きを行うことが可能です。
嬉しい点として、自分のように台湾で発給された運転免許証を切り替える場合は特例として学科・技能試験が免除され、運転免許センターへ行って適性検査を受けて交付手数料などの費用を払うだけで日本の運転免許証を取得できます。
切り替えた運転免許
今回切り替えた運転免許証は、台湾で取得した50cc〜250ccの自動二輪車が運転できる『普通重型機車』という種類の運転免許証です。
日本において400ccまでの自動二輪車が運転できる『普通自動二輪車』免許証へ切り替えることができます。
台湾で普通重型機車の運転免許を取得する方法は下記の記事で紹介しているので、台湾の居留証を持っていて日本の自動二輪免許を取りたいと思っている方はご参考ください。
運転免許証切り替えに必要なもの
外国の有効な運転免許証
パスポート
免許取得して免許発給国に滞在した期間が90日以上であることを証明するため、出入国スタンプが押されている必要があります。
外国免許証の日本語翻訳文
外国免許証の日本語翻訳文は在日大使館、領事館又はJAFで作成可能です。
また、台湾では台湾日本関係協会が置かれている台湾の監理所で申請すると100元(約440円)で交付してもらえます。
住民票の写し、又は滞在証明書
本籍(外国籍の方は国籍)が記載されていて6か月以内に取得した住民票の写しが必要です。
海外転出届を提出していて住民票がない場合は、滞在証明書(要押印)と書いてもらった人の氏名・住所が分かる住民票や免許証などのコピーを代わりに提出します。
申請用写真1枚(6ヶ月以内に撮影/2.4cm x 3cm)
日本の運転免許証(過去に持っていたことがある方のみ)
眼鏡等(必要な方のみ)
交付手数料
今回の自分のように普通自動二輪の場合は合計4,650円です。
運転免許切り替えの流れ
僕は日本帰国時は神奈川県に滞在していたので、神奈川県警察運転免許センターで手続きを行う場合を例に、運転免許切り替え手続きを紹介していきます。
まずは外国の運転免許から日本の運転免許への切替手続に関するページに記載されている時間帯に電話をかけて受付予約を行います。
最短で手続き可能な日を伝えられるので、その日以降の月曜日から金曜日の8:30〜9:00、13:00〜13:30までの間で予約します。
また、当日に必要な持ち物に関する説明があるのでよく確認しておきます。自分が予約をした時は上述の持ち物に加えて、防疫対策のためか各種用紙に記入するためのボールペンを持参するように言われました。
予約した日時に運転免許センターの3階にある12番外国免許係へ行き、運転免許証に関する同意書への記入、適性検査(視力検査)を受けます。
免許センター側の手続き準備のため、その場でしばらく待機すると(自分の時は約1時間後)、名前が呼ばれるので運転免許証申請書へ必要事項を記入します。
別の窓口で証紙(免許申請料:2,600円+免許交付手数料2,050円)を購入し、外国免許切り替えの受付窓口へ戻って免許申請料分の証紙を貼った運転免許証申請書を渡します。
その後は運転免許証の暗証番号を設定し、運転免許証用の写真撮影を行います。
渡される用紙(運転免許証受領書)へ免許交付手数料分の証紙を貼って指定された場所で待機していると、新しい免許を持ってきてくれるので、運転免許証受領書及び旧免許証と引き換えに新免許証を受け取れば、運転免許証の切り替えは終了です。
切り替える免許の取得国や運転免許センターによって手続きに要する時間は変わりますが、台湾の免許を神奈川県警察運転免許センターで切り替えた場合は受付から約2時間で手続きが終わりました。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。