ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台湾のコンビニで飲み物でも買おうと店内に入った瞬間強烈に匂ってくる、お茶と八角などの香辛料で煮込まれた日本にはないアイツの存在をご存知でしょうか。
匂い自体を知っていたとしても近寄り難い雰囲気を醸しているため、その存在が何なのかまで確かめたことがない人もきっといるでしょう。
僕は今でこそ、台湾以外の国から台湾へ到着してこの匂いを嗅ぐと「台湾に来た~」と気持ちが高揚するのですが、まだ来台経験が浅い頃はこの独特且つ漢方的な匂いが全く受け付けませんでした。
それが台湾に住みはじめ数年経った今では全く気にならなく…というか気がついたら2週間に1回くらいは自ら進んで買って食べるようにまでなりました。
ということで今回はそんな主張の強いアイツ『茶葉蛋(チャーイエダン)』の買い方、そして食べ方などを紹介したいと思います。どうぞご覧ください。
目次
茶葉蛋(チャーイエダン)とは?

簡単に言うと茶葉蛋(チャーイエダン)はお茶と八角などの香辛料で卵を煮込んだ中華料理の一種です。台湾及び香港や中国などで広く親しまれています。
元々栄養価の高い卵へ漢方などに使う身体に良さそうな香辛料を加えているので、手軽に食べられる大衆向け薬膳料理としても台湾人に愛されています。
茶葉蛋が売っている場所

茶葉蛋が手に入る場所として一番身近なのはコンビニです。
- セブンイレブン
- 全家(ファミリーマート)
- Hi-Life(萊爾富)
- OK Mart
などの台湾にあるコンビニならほぼ全ての店舗で売っています。ときどき路上や伝統市場でも売ってる人も見かけます。
茶葉蛋の買い方

続いて茶葉蛋の購入方法を紹介します。今回は台湾でも一番店舗数が多いセブンイレブンで買ってみます。
店内に入り茶葉蛋が煮込まれた電気鍋を見つけたら、近くに透明なビニール袋が置いてあるのでそれを手に取り広げて、トングを使い茶葉蛋をビニール袋に入れていきます。
茶色い液体がたっぷり染みている方が美味しいので、少しヒビが入っている茶色く染まった卵を選んですくい上げましょう。

鍋から取り出した直後の茶葉蛋は非常に熱いので火傷に気をつけてください。袋に入りきるなら何個でも購入できます。

ビニール袋に入れた茶葉蛋をそのままレジに持って行くと店員さんが購入数を数えて会計をしてくれます。
茶葉蛋の値段は、台湾の主要コンビニ4社では、セブンイレブンがひとつ10元(約49円)、全家(ファミリーマート)、Hi-Life(萊爾富)、OK Martはひとつ13元(約63円)で売っています。(2025年10月22日現在)
茶葉蛋の食べ方
普通にゆで卵みたいなノリで食べても良いのですが、ここでひとつ台湾人の友人から教わったおすすめの食べ方を皆さんにも伝授したいと思います。

まず茶葉蛋をビニール袋から出さずに水平な場所に置き、袋の上から卵を手の平を使って押さえ、軽くゴロゴロと転がしてください。
するとポロポロと茶色い殻が剥がれ始めます。再三の注意でしつこいですが、買ってきたばかりの茶葉蛋は本当に熱いので火傷に注意です。

そしてそのままビニール袋の上から、剥がれやすくなった状態の殻を剥がしていきます。

ハイ綺麗に剥き上がりました。これで手を汚すことなくそのままガブッと食べることができます。
茶葉蛋の味は?

肝心の味ですが薄っすら塩味。僕が慣れてしまっただけかもしれませんが八角などの漢方的なキツイ匂いはほとんど感じません。
あと黄身はモッソモソです。僕もそうだったんですが半熟のゆで卵を愛している方は最初は受け付けないかもしれません。
最後に
以上、台湾のコンビニで存在感を放つ茶葉蛋の紹介でした。
台湾に行った際には、話のネタに一度はこの茶葉蛋を試してみてください。一度食べたら意外とクセになって、2つ3つといけちゃう味です。
※1元=4.9円で計算(2025年10月22日現在)
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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