ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
台湾には海外で取得した運転免許証を無試験で台湾の運転免許証に切り替えることができる制度があり、日本で取得した運転免許証もその対象に含まれています。
台湾の運転免許証を所持することで、台湾でのシェアカー・バイクサービスの利用や車両をレンタルするのがスムーズになるので、既に日本で運転免許を取得していて、これから台湾で生活して車の運転をしようと考えている日本人にとっては便利な制度ですよね。
そこで今回は、実際に日本で生活していた時に取得した運転免許証を台湾の運転免許証に切り替えてみたので、手続きに必要なものや切り替え手順など紹介します。それではご覧ください。
目次
運転免許証切り替えに必要なもの
- 運転免許証の申請書(身体検査の結果が記入済みのもの)
- 日本の運転免許証
- 日本の運転免許証の中国語翻訳文
- 台湾の居留証(有効期限6ヶ月以上)
- パスポート
- 証明写真x1枚(約2.5cm x 約3.0cm(1吋) / 6ヶ月以内)
- 免許証交付手数料 200元
申請書に記入する身体検査の結果について
台湾で運転免許証の切り替え手続きを行うためには、事前に所定の医療機関で身体検査を受けて合格した上で、申請書に検査結果を記入してもらう必要があります。
運転免許証用の身体検査を行っている医療機関は臺北市區監理所のWebサイトにある病院リスト(台北市)などでご確認ください
日本の運転免許証の中国語翻訳文について
日本の運転免許証の中国語翻訳文は日本でも取得できますが、台湾で取得する場合はパスポート・日本の運転免許証を用意し、日本台湾交流協会で申請書を提出して手数料 540元を払えば約1時間で発行してくれます。費用は台湾で申請した方が若干安いです。
詳しくは日本交流協会のサイトにある証明事務の運転免許証中国語翻訳文をご覧ください。
運転免許証切り替え手続きができる場所
運転免許証の切り替え手続きができる場所は、日本台湾交流協会のWebサイトの切替え手続きのできる運転免許センター一覧をご覧ください。
台北市に住んでいる場合は、臺北市區監理所や士林監理站などが最寄りの運転免許センターになるかと思います。
台湾の運転免許証に切り替える手順
僕は松山区にある臺北市區監理所で手続きを行ったので、その時の手順を例に紹介していきます。
施設情報
臺北市區監理所
台北市松山區八德路四段21號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/08:30〜17:30
定休日/土曜日・日曜日
建物内に入ったら2階へ上がります。
建物中央部にある整理券発行機で「駕照業務」の整理券を取ります。
駕照業務のカウンター前で待機し、番号が呼ばれたらカウンターにいる人に「我要把日本駕照換台灣駕照」伝えて、用意した書類を提出します。
提出した書類に問題がなければ、免許証交付手数料として200元を払います。その場で少し待つと台湾の免許証を受け取ることができます。
本制度の説明として「切り替え」という用語が使われていますが、実際は新しく台湾用の運転免許を取得する形になるので、元々持っている日本の運転免許証も引き続き保持できます。
台湾の免許証に切り替えた時の注意点
切り替えた台湾の運転免許証でも運転可能な車種は日本で運転が認められている車種と同等の車種のみとなります。
例えば僕のように日本で普通免許(+原付免許)しか持っていなければ、台湾では車や普通輕型機車(50cc以下のバイク)には乗れても、台湾で普及している排気量125cc前後のスクーターに乗ることはできません。
日台の運転免許種別及び運転可能な車種の対照表 | 公益財団法人日本台湾交流協会
日本で乗れない車種を台湾で運転する場合、台湾で運転免許を取得するか日本で運転免許を取得してから切り替え手続きを行う必要があります。
ただ、台湾の有効な居留証を持っている人なら台湾で運転免許の試験を受ける資格があります。日本と比べ運転免許取得に掛かる費用は台湾の方が圧倒的に安く、時間も短いので台湾で挑戦してみてもいいかもしれません。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。