ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。
僕は現在台北に住んでいるのですが気分転換をするために時々バスに乗って、台湾北東部に位置する温泉地のひとつの礁渓(ジャオシー)という地域まで温泉へ入りに行くことがあります。
今でこそ慣れましたが、最初は日本とは少し違う台湾の温泉の独特な雰囲気に戸惑うこともありました。
今回は温泉地礁渓へのアクセス方法とともに、日本と少し異なる台湾の温泉マナーと台湾人の温泉の楽しみ方などを紹介したいと思います。どうぞご覧ください。
目次
台北〜礁渓のアクセス方法
行き(台北バスターミナル→礁渓バスターミナル)
まず礁渓へのアクセス方法を説明していきます。台北から礁渓に行く場合はバスで行くのが一番安くて速いです。台北駅の近くにある台北轉運站(台北バスターミナル)から葛瑪蘭客運に乗って礁溪に行きます。

台北バスターミナルに到着したらまず1階にある「當日售票櫃台」と表示されている葛瑪蘭客運の窓口で、「礁溪,一張(ジャオーシー、イーヂャン)」と言ってチケットを購入します。
運賃は片道(單程)チケットが112元(約560円)で往復(來回)チケットが198元(約990円)なので、台北に確実に戻ってくる人は往復(來回)で買うと交通費が少しだけお得になります。

チケットを購入したらバスターミナルの4階へ行きましょう。礁渓行きのバスは412か413の乗り場から出ます。

どちらの乗り場から乗るのか事前に知りたい場合は、同じフロアにあるモニタ上の出発時間(發車時刻)とチケットに書いてある出発時間(班次)を照らし合わせると確認することができます。

自分の乗るバスがやってくると出発時間を掲げた係員さんがお知らせしてくれます。

バスに乗ったらチケットの『座號』に記されている番号の席に座りましょう。

車内では葛瑪蘭客運のフリーWi-Fiが提供されています。

走ること約1時間。礁渓バスターミナルに到着です。
帰り(礁渓バスターミナル→台北バスターミナル)

台北へ戻るときは行きで降りたバスターミナルから、行きと同じように葛瑪蘭客運の窓口で台北行きのバスチケットを購入します。

バスが到着すると行きと同じように係員さんが出発時間を掲げてお知らせしてくれるので列に並んでバスに乗り込みましょう。
おすすめの礁渓の温泉

礁渓は温泉地なので温泉に入れる場所がたくさんあります。その中で個人的におすすめの場所は礁渓温泉公園 森林風呂です。
場所はバスが到着する礁渓バスターミナルから徒歩5分の所にあるのでアクセスも便利です。
入浴料は大人ひとり200元(約1,000円)です。バスタオルや手ぬぐいは持参していきましょう。女湯はスイミングキャップの着用も必要です。

周辺が日本風の造りになっていることから分かるように中も日本人にとって馴染みある空間になっています。しかもそれなりに清潔感が保たれていて複数の種類の温泉やサウナを楽しむことができます。
中の様子は写真に収められないので、気になる方は礁溪溫泉公園 森林風呂のFacebookページなどからご覧ください。
台湾人と日本人の温泉の入り方の違い

さて、本日の(ある意味)本題です。その前に「日本の温泉」ってどんなイメージでしょうか。
中では鹿威しのカコーンという音が鳴り響き、温泉の主みたいな寡黙な頑固親父が必ずひとりいて、身体を流さないで湯船に入ろうとしたり騒いでると怒鳴られるみたいなやや緊張感のある場所ですよね?
ですがここは台湾なので、温泉における暗黙の了解やプレッシャーは全くありません。このフリーダムな様子を写真でお届けできないのが本当に惜しいのですが、ここではとりあえず僕が目撃した中で台湾の温泉のゆるさを示すものを箇条書きにしてみます。

- 温泉に浸かりながら本を読んでる人がいる
- 飲み物(マイボトル)を持ち込んで温泉に浸かりながら飲む人がいる
- 食事(軽食)をしている人もいる
- 浴槽のすぐ横でガチ熟睡している人がいる
- 奇声を上げながら滝に当たる人がいる
こんな感じで皆さんまるで自宅のリビングで過ごしているかのように寛いでいます。色々なリラックスグッズを持ち込んで、自由に使うためにリュックを常に近くに置いて温泉に浸かる人も多いです。
最後に

台北市内には『三溫暖』と呼ばれる施設が何軒かあり、温泉やサウナに入れるようになっているのですが入浴料は700元(約3,500円)前後と、ひとっ風呂浴びるだけにしてはやや高いという印象を持ちます。
ですが礁渓なら台北からの交通費をあわせたとしても約400元(約2,000円)で広い温泉やサウナを楽しむことができます。
都会から離れた場所へ行き、リラックスして台湾式の温泉を楽しんでみたい方は礁渓へどうぞ。
※1元=5円で計算(2025年11月29日現在)
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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