ども、何度かの台湾旅行を経て現在は台湾に住んでいるナカジマチカ(@nakazimachica)です。
さてみなさん、こんな覚えはありませんか? 台湾のエンタメや台湾旅行・出張などがきっかけで台湾に興味が湧き、台湾で使われている中国語を勉強しようと思って学習本を買いに本屋へ行ってみたら、中華人民共和国で使われている簡体字の中国語の本しかない!
そう、日本の書店には台湾で使われている中国語(台湾華語)を勉強したい人向けの本は決して多くありません。
僕が一番はじめに台湾で使われている中国語を勉強しようと思った時、購入してみた書籍があります。
しかしながら、いざ自分の意志で外国語を勉強するとなっても、勉強の進め方が分からずたまにパラパラとページをめくったり付属の例文音声CDを復唱して分かった気になっただけの日々を1年ほど送りました。
当然これらはあまり身にならず、中国語が上達する実感も得られず中国語学習に対してのモチベーションもいまいち上がりませんでした。
そんな中で見つけた僕が実際に活用して良かったと感じたのが、本記事で紹介する台湾の中国語を無料で学習できるアプリやWebサイト、YouTubeチャンネルです。
中国語学習用の書籍はどれも数千円はするので決して安い金額ではありません。是非これらのアプリやWebサイト、YouTubeチャンネルを一度試しください。
台湾中国語(台湾華語)を無料で学べるアプリやWebサイト、YouTubeチャンネル
01. 五百字説華語
五百字説華語は中国語の単語や文法を動画で学ぶことができる台湾政府公式のEラーニングサイトです。文字だけではなく音声と動画付き、しかも日本語での解説もサポートしてくれているので至れり尽せりの内容となっております。
全30課からなる構成で、1日1課ずつ進めていけば毎日少しずつ用語や文法を学べるので、たった1ヶ月で初歩の中国語が身に付くということです。
私はこのEラーニングサイトにある課が全て終わった時、日本語は挨拶などの簡単な言葉しか分からない台湾人の友人と、必要最低限の会話なら、中国語を使ってLINEでやりとりできるるようになりました。
ただ残念ながら現在は公開が終了しており、代わりに同じ内容のものが全球華文網というサイトで電子教材として配布されているので興味のある方はご覧ください。
02. 一千字説華語
一千字説華語は先に紹介した五百字説華語の上位互換版サイトです。五百字説華語と比べ学べる単語や文法が増えています。
ただし一千字説華語は日本語の翻訳サポートがなく、解説と翻訳文は英語のみの対応となっています。
こちらのサイトも公開は終了しており、代替コンテンツは全球華文網で電子教材として配布されています。
03. あいこの台湾中国語講座
あいこの台湾中国語講座は、台湾大学の大学院に通われていた日本人のあいこさんが運営するYouTubeチャンネルの、友人と話すような感覚で台湾中国語が学べるコンテンツのひとつです。
基本的な文法から台湾の日常で使う会話例、日本人にとっての中国語の難しいポイントや発音といった内容をメインに扱い、非常に分かりやすく解説されています。
五百字説華語と一千字説華語でひと通り勉強してからこちらのあいこさんの動画を見ると、理解できなかった部分が埋まってより一層中国語への理解が深まります。
動画投稿をされているあいこさん自身も綺麗で非常に明るい方なので、その様子を見ているだけでも元気を貰えて中国語の勉強がはかどるでしょう。
04. Xiaofei * 小飛と台湾中国語
Xiaofei * 小飛と台湾中国語は台湾で生まれ育った台湾人の小飛さんによる台湾の中国語講座YouTubeチャンネルです。
本チャンネルを運営している小飛さんは台湾人ですが日本語でゆっくり丁寧に解説してくれるので分かりやすく、台湾旅行や台湾生活における様々なシチュエーションですぐに活用できる有益な情報が詰まった内容になっています。
また小飛さんのチャンネルの特徴として、台湾中国語だけでなく台湾語も合わせて学ぶことができるようになっており、僕のように台湾語の学習に興味を持っている人も楽しめます。
05. ㄅㄆㄇBoPoMo發音練習
突然見慣れない文字列が出てきましたが、ㄅㄆㄇBoPoMo發音練習は台湾で使用されている注音符号の学習サイトです。
「私は馴染みのあるローマ字のピンイン(拼音)で中国語が書ければいいや。」と思った方もいるかもしれませんが、台湾人はこの注音符号:ㄅㄆㄇㄈ(ボポモフォ)と呼ばれる発音記号を使って中国語を打ちます。
つまり台湾ではこの注音符号を用いて中国語の教育を行うので、台湾で育った台湾人に文字の発音を聞きたい時は注音符号で教えてもらうことになります。よって台湾の文化に腰まで浸かりたい方はこちらの注音符号を使用した学習をおすすめします。
注音符号で中国語を学ぶメリットとしては、我々日本人はピンインに用いるローマ字を見ると、ほとんどの方が「エー」「ビー」などのカタカナ読みが頭に浮かぶと思いますが、注音符号という未知の記号を使って学ぶことで、ピンインのようなカタカナ読みを促す作用がなくなり、発音に気をつけながら学習できるようになる気がします。
またこれは余談ですが外国人が注音符号をマスターしていると台湾人から尊敬の眼差しを浴びます。これはホントです。
06. HelloTalk ハロートーク
最後に、上で紹介したサイトなどを活用して中国語が何となく上達してきたら是非利用してみてほしいのがHelloTalk ハロートークというアプリです。
所謂言語交換アプリなのですが、個人的にはチャットを通して語学を学ぶ上で必要な機能がひと通り揃った、一番使いやすい言語交換アプリだと思います。
また台湾人の利用者も非常に多いので日本に居ながらでも簡単に台湾人の話し相手が見つかります。身につけた中国語を使って台湾人に話しかけてみましょう。
最後に
以上、僕が台湾の中国語(台湾華語)を独学するために利用して、台湾に来てからも学習効果が実感できた無料のアプリやWebサイト、YouTubeチャンネルの紹介でした。
もちろん留学や駐在などの理由で台湾に住まれる方以外でも、台湾を旅行をした時に台湾人と会話ができたら楽しいなと思った人でも気軽に始めることができます。
きっと台湾の中国語を学びたいと思ったみなさんの役に立てるはずなので是非ご参考ください。
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。