語学留学時代は台北は台北でも新北市に住んでおりましたが、現在のワーホリでは台北の台北市に住んでおりますナカジマチカ(@nakazimachica)です。
ということで時間がある時は、徒歩またはYouBikeなどで台北市の街中をウロウロとしてまして、ある日も例によって暇にまかせて動き回っていたら見つけてしまいました。素敵な場所を。
名前を『林安泰古厝民俗文物館』と言うのですが、偶然見つけた場所にしては良さが溢れていたので紹介したいと思います。それではどうぞご覧ください。
目次
林安泰古厝民俗文物館について
林安泰古厝民俗文物館はどんな場所?
台北市にある民俗文物館です。ってそのままですね。元は1700年代から1800年代にかけて別の場所に造られた建築物及び庭園などを復元したものです。
民俗文物館という堅そうな名前が付いていますが、決して文物館文物館しているわけではなく、日本人から見ると懐かしく美しい中華感が漂う庭園付き住宅がある場所です。
営業時間
毎週火曜日〜日曜日の9時から17時まで開いています。お休みは毎週月曜日と台湾の祝日(春節・清明節・端午節・中秋節)です。
行き方(交通情報)
最寄りのMRTは中山國小駅です。駅から歩いて行くと15分くらいで車で行けば5分で着きます。
だから旅行などの限られた時間を使って行く場合はタクシーを利用したほうが早そうです。現地周辺には沢山タクシーが停まっているので帰りも安心です。
入場料金
嬉しいことにこちらの林安泰古厝民俗文物館の入場料は無料です。
台北市内にある観光地の中では中途半端な位置にあり規模も小さいですが、こういった場所が観光地として無料で開放されているのは本当に素晴らしいことだと思います。
林安泰古厝民俗文物館の様子を写真で紹介
入ってすぐ右奥の方まで進んでいくと、いきなりゆったりとした奥深い風景が待ち構えています。
こちらは『映月大池』という池です。この池に浮かぶ蓮の葉と周囲の紅い建物の組み合わせが絶妙。
映月大池と手すり越しの眺め。うむ。
先ほど遠くから見えた建物『雨前樓』の中に入っていくと、椅子と机が並んだ学校の教室みたいな空間があったり。
この雨前樓を最上階まで登っていくと、敷地内にある建物を一番高いところから眺めることができます。
こんな感じで丸く穴が空いた壁の先に見える景色が本当に好き。
3kmくらいしか離れていない松山空港があるので、離陸して間もないめちゃくちゃでかい飛行機が頭上をバンバンと通り抜けていきます。
いかにもな壺が並べられています。中に漢方薬がたっぷり詰まってそう。
波打った外壁に窓枠、そして植物。
トイレへと続く花瓶型に穴が空いた仕切り壁。
ゴミ箱までもこの場所の雰囲気に合っていて何となくオシャレ。
入口からすぐ左手には人工のお山『顧渚茗山』がありまして登ることも可能です。
上まで登ると林安泰古厝民俗文物館の中心に位置する『安泰堂』を見下ろすことができます。あいにく外庭に停まっているトラックが邪魔ですね。
最後に
たまに「台湾は台北に来ると日本とほとんど変わらない街並みでつまらない」なんて話を聞いたりしますが、この林安泰古厝民俗文物館は台北の中では海外の雰囲気を濃厚に感じられる場所で個人的にお気に入りです。
少し辺鄙な場所にありますがここ単体でも充分行く価値はあると思います。是非台北旅行のコースに加えてみてはいかがでしょう。
施設情報
林安泰古厝民俗文物館
台北市中山區濱江街5號地図(Googleマップ)で見る
営業時間/09:00〜17:00
定休日/月曜日
ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。