学習期間が1桁から2桁になるだけで急に長老感が出ますね。このままいくとドラゴンボールを1つ任される長になれそうな勢い。
僕の師範大学での留学生活も1年に例えるとついに最終章、冬の季節に突入です。そして台北もそれに伴い10度近くなる日も出てきてかなり冬らしくなってきました。誰だよ台湾の12月は全然寒くないからクリスマス感や年末感全然ないって言ったの。くっそ寒いわ。
最後を締めくくる今学期ですが、今まで受けていたインテンシブコースではなく思い切ってレギュラーコースに変更してみました。というわけで台湾師範大学で中国語を学んで10ヶ月目の報告です。どうぞご覧ください。
語学センターの先生について
いきなりですが今学期で初めてクラス変更制度を利用しました。理由は先生の教え方についての不満が大部分を占めております。
最後の4学期目ということで先生達に対しての雑感を書くと、経験上若い先生より経験の長いベテラン先生の方が、長年の経験で授業準備などの面で極力負担を防ぐ方法を知っているのか、人によってはバラエティの少ない退屈な授業になる傾向がある気がします。
結局新しいことをやらせるために事前準備したり、授業内容を補足するための資料を作ったり、宿題を多く出せば出すほど、それだけ自分の負担が増えるってことですもんね。
だから皆、僕は先生として物事を教えた経験は0なので悟ったようなことを言える立場じゃないけど、先生の宿題や他のクラスには無いような特別課題が多いのは生徒が憎いからじゃなく全てが愛だぞっと。
というか先生という職業はこうやって学生の立場から表面上を見てるだけでも分かるくらいに本当に大変です。僕が現役大学生くらいの年齢だったらこんなこと一切考えなかったと思うけど。
今学期の先生
というわけでクラス変更した先の先生です。元からそのクラスに居た友人達の事前評判通り、発音と声調にめちゃくちゃ厳しい、今の僕の求める学習ニーズを満たす条件です。そして今までの先生の中で一番綺麗で若い(?)。アジアンビューティー系。
しかもIT関係のリテラシーが高く、宿題は初のメール提出ok。というわけで文章を作る課題なんかはMRTに乗ったりする移動時間を利用して、スマホでパパパっと作ってその場で送ったりしています。今までの手書きの手間がなくなり馬鹿みたいに楽。
とまぁこんな具合で何でも卒なくこなし学生の相談にも親身になって聞いてくれるので、これは女性として好きになる。仕方ない。
今学期のクラスメイト
続いて学期始めには毎回紹介しているクラスメイトの国籍です。
今回はベトナム人が2人、フィリピン人が1人、インドネシア人が1人、パナマ人が1人(同じクラスになってこれで4学期目。笑)、そして僕日本人が1人で以上6人。なんと初の日本人1人!
というかこの日本人比率が3,40%を締める台湾師範大学において、僕が移動してくるまでクラスに1人も日本人がいなかったというレアなクラス。
今回のこのクラスの学生は年齢が皆20~30歳とばらつきも少なく、尖った性格の奴もおらず友好的な人も多いため、クラスの雰囲気はすこぶる良いです。
授業が終わったら、みんなで大教室で行われる選択授業に一緒に参加して、それが終わったらお昼ごはんを食べて、午後は一緒に自習するか遊びに行ったり、休日に関しても一緒に遊びに行くことがあります。なんだか失われた学生生活が戻ってきたようですね。
自分以外のクラスメイト達のレベルが高い
とまぁ良いことばかりなんですが、悪い点というかここがちょいプレッシャーという事を強いて言うと、僕を除いた皆の中国語レベルがめちゃくちゃ高いんですよね。
元々母国で仕事をしている時に中国語が必要だったり、華僑向けの学校に通っていてその時中国語の授業があったり、台湾で仕事をしていたりとか、もともと中国語に触れる機会が多い(かった)環境の人たちが集まっているので、中国語に触れてきた時間が僕とは桁違いだったりします。
こういう風に劣等感満載になってしまうのは、それもこれも僕がこの中国語学習環境の活かし方が不充分な証拠なんですよね。いやーこの台湾生活、思ったより引きこもっちゃってます。
強者を知ることで自分の未熟さを知るという意味でも今回は本当に良い人達が周りに集まったと思います。うわぁ頑張ろう。
朝の課に移動したことによる生活の変化など
実は今回10:20開始のクラスから8:10開始のクラスへ移動したので、授業全てが終わってもまだ10時台という驚異的な速さで放課後がやってきます。午前中のうちに予習・復習・宿題を全て済ませてしまえば毎日がお休みみたいなもんですね。
早起きは今のところ全然問題ないんですが、この9ヶ月間、優雅に朝御飯兼ランチを食べながらゆっくり学校に向かうという重役出勤生活をずっと続けていたので、ゆったりとした生活が名残惜しいのも事実です。
ということで今学期は毎日22時には眠気がやってきて翌日の6時半に起きます。そしてその日の授業でやることを軽く確認してニュースをさっと流した後、顔を洗って歯を磨いて着替えたらすぐ出発です。サラリーマン時代よりも早い起床時間になっちゃいましたがこれはこれで生活はとても便利になりました。
今までは学校が終わったら17時半とかだったので、お役所関係は授業が始まる前に重い腰を上げて行かなければいけなかったところを、学校が終わってから優雅に行けるようになりました。
開店時間が限定されるようなお店にも簡単に行けるようになって食事の選択肢が増えたり、休日は人でごった返す場所で平日の昼間にゆっくり遊べるというメリットもあります。
だから自分で計画を立てるのが好きで、早起きも問題無い人は一番早い朝の授業時間を選んだ方が中身の詰まった留学生活を送れるはずです。早起きが全く問題ない僕は最初からこの時間帯を選んでおけば良かったなと少し後悔しているくらいです。
でもそうなると色々な出会いも無かったかもしれないのでこれはこれで良かったかな。最後の1学期の時間を大切にしていきたいです。
喋り方を矯正していこう
普段の会話はゆっくり話すとリズムが悪くなって支障が出たりするので、今学期は授業中だけ話しやすい言葉で喋るのやめて少し考えながら発言する練習を始めました。
思い付いたことをすぐ声調・発音をあまり気にせず喋るのではなく、授業中は今までの悪い癖を取り去ることを重点を置きつつより正しい中国語で喋ることに意識を集中しております。
結果喋るのが余計下手糞になって逆に退化してる状態なんですが、次の段階へ行くための耐える時間だと思ってひと踏ん張りしています。
また大教室で行われている課外授業のひとつ(本来は初級者向けの)発音の授業にも積極的に参加しています。「え!?知らなかったわ~」みたいな今更知った基本的な事も多く教わったので発音クラスに今まで参加してなかったのはかなり駄目な奴ですね。
だから台湾師範大学の語学センターに通う予定の人は、僕のように変な癖が付いちゃう頃合いの4学期目とかじゃなくて、遅くても2学期目までには発音の授業には必ず参加しましょう!毎学期必ず5階で実施されてます。
以上、「あなたの中国語は”発音以外”悪くないよ!」とめっちゃ中国語を話せるクラスメイトに言われて結構グサっときている日本人のおっさんからのアドバイスでした。
- 台湾師範大学で中国語を学んで2ヶ月が経過したので、中国語の上達度を報告します
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立し、中国語を学ぶための台湾語学留学を経てそのまま台湾移住。現在は台中市を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。