ども台湾在住のナカジマチカ(@nakazimachica)です。先日「烏来(ウーライ)」へ遊びに行ってきました。
台湾にある程度詳しい方なら「烏来」と聞けば「あぁ名前は聞いたことあるな」と思う方もいるでしょう。その烏来にはどんなイメージをお持ちでしょうか? 山奥、温泉、原住民…大体こんな感じです。
今回はその烏来への行き方や現地の様子などを紹介していきたいと思います。どうぞご覧ください。
目次
台北駅から烏来への行き方
実際のところ烏来は台北中心地からなかなか距離があるのですが、一番簡単なアクセス方法は台北駅からバスに乗って行く方法です。

台北駅付近にある烏来行きのバス停は台北駅のM8出口から出て少し歩いた所にあります。
こちらのバス停『臺北車站(青島)』から849路線のバスに乗りましょう。
ちなみにここからバスに乗ると烏来まで結構な時間(1時間〜1時間半)バスに揺られることになります。
バスに長時間乗るのが嫌な人は台北MRT新店線の終点新店から乗ると長時間バスに乗らなくて済みますが、その代わり始発である『臺北車站(青島)』からバスに乗っていくより座れる確率が下がります。というかほぼ立って乗り続けることになるでしょう。
座って長時間バスに乗っていくか、立ちで数十分バスに乗るか好きな方を選んでください。個人的には途中山道を走るので座って行ける前者をおすすめします。

バスが来たら手を上げてバスに停車してもらい、悠遊カードなどのICカードを運転席横のカードリーダーにかざし運賃を支払ってバスに乗ります。
ICカードを持っていない現金払いの方のために運賃を書くと『臺北車站(青島)』から烏来までは45元(約220円)です。
ただ運賃は変わる可能性があるので小銭でいきなり45元投入するのが不安な人は、バスの運ちゃんに直接聞いた方が早いです。@>
烏来行きのバスを運転する運転手さんは比較的観光客慣れしているので英語が少しできるはずです。「ウーライ、ハウマッチ?」とか単語で話せば教えてくれるでしょう。

バスに乗り込んだら終点のバス停『烏來』まで乗りっぱなしで問題ありません。街中を駆け抜けてていきます。

テクニカルカーブが続く山道を抜けまして、この緑色の川が見えてきたらもうすぐです。

ICカードを使って乗った場合、下車する時に再びICカードをカードリーダーにかざします。所要時間は10時台(10時45分)のバスに乗って75分くらいでした。
烏来の様子を写真で紹介

さてこの『ウーライ』、正式な漢字は烏来じゃなくて烏來です。この微妙な違い、分かりますか?
『来』が微妙に違います。語学センターに通い始めた頃はこの『來』に馴染めなかったことを覚えています。今では漢字を書く時こっちの字しか出ないようになっちゃいました。

終点から老街とは逆方向の少し北に進むと、緑色の川とお寺と赤い吊橋があります。

せっかくなのでこの吊橋を渡ってみましょう。

結構しっかりしてる橋です。今まで渡った台湾の吊橋で一番恐くない。

続いて烏来老街の方へ進んでいきます。ところどころのあしらいが原住民の身につける伝統的なファッションの模様を想起させます。

烏来老街の入口に烏来のマップがあるんですが、意外と見るとこ少ないなオイ!って思いました。

烏来老街に入っていきます。こういう雰囲気はどこでも一緒ですね。

台湾の老街ならではの街並み

こちらは烏来原住民博物館です。ちなみに烏来に住んでいる主な原住民族はタイヤル族と言われています。

タイヤル族のグッズ売り場。やはり少しエキゾチックな顔立ちの店員さんが多い気がしますね。

烏来の名産のひとつであるタイヤル族の伝統的なお酒『小米酒』。
タイヤル族はこのお酒をひとつの盃に注ぎ2人で同時にお酒を飲むそうです。その行為をタイヤル族の言葉で「アイノミ」と言います(日本語由来の言葉)。

烏来老街を抜けまして…(この辺りに数少ないトイレがあります。)

無料で入れる温泉エリアに行ってみましょう。

やってますね。あの紳士2人が泳いでるところは水温がかなり低いです。

このように石垣が囲まれている場所は水温が比較的高い温泉エリアです。身体が温まってきたら川で泳いで身体を冷ますという、異なる水温の場所を交互に泳ぐのが烏来スタイルってどこかで聞きました。

服を全部脱いで用意した水着を着て…が面倒な人には足湯もあります。休憩にどうぞ。

ロード乗りもたくさん見かけました。ここまで入ってくるとは…。

烏來のグルメのひとつ山猪の串焼きです。観光地価格にしてはまぁまぁの3本100元(約490円)。ここのおばちゃんは昔東京のお土産屋さんで働いていたらしく日本語が少しできました。

続いて温泉街へと入っていきます。

この温泉街にたくさん立ち並ぶ温泉民宿では貸切温泉がさくっと楽しめる湯船だけの「湯屋」や温泉付きの客室を1〜2時間貸してくれます。

こちらの温泉民宿で表示価格について聞いてみましたが、このお店は赤い数字で書かれている料金は、1人1時間あたりの料金とのことです。
例えば写真の一番上のタイプ「日式の湯屋」を例に挙げて説明すると、2人で1時間利用したら300元(約1,347円)、2人で2時間利用したら600元(約2,940円)です。
実際に烏来の温泉民宿を利用してみた様子はこちら

続いて山道を歩いていきます。台湾にしては珍しく車やバイクがほとんど走っていないので歩きやすいです。

台湾の1月はススキの季節。

この辺りも温泉を楽しめるエリアのようです。

老街の方まで戻ってきました。こちらはカトリック教会。

軌条が見えてきました。烏來觀光台車(烏来トロッコ)の乗り場です。

片道50元(約245円)で滝や更に山奥へ登ることができるロープウェイ乗り場がある場所まで連れて行ってくれます。ただ台風の影響などを受けて運転を中止することもあります。

ゆるやかな山を登り降りして疲れたので、烏来の風景を見渡せるカフェで休憩することに。

ゆっくりできそうな席を探したら黒猫さんと相席でした。

最後に老街手前を曲がった先にある烏来小学校の校門のみを見学。エンブレムが格好良い。
烏来から台北駅方面への帰り方

さて帰りですが、帰りも849路線のバスに乗ります。というかバス停『烏來』にはこの番号のバスしか来ません。バスが動き出すまでバスターミナルのベンチで座って待ちます。

早い時間なら15分に1回はバスが出ます。時間帯が遅くなるにつれて20分に一本となり、終バスは意外に早く21:40です。

帰りは大体の場合、バスを一本見送らないと座れないでしょう。座って帰りたい人はベンチに座って一本見送るため乗車しません。立ってでも帰りたい人はその人達を抜かしてバスに乗ります。
運賃の支払い方は行きと同じで、カードリーダーにICカードをタッチして乗り込みます。

案の定すぐに車内は満員になり立ちで帰ることになりました。立ったまま台北駅のほうまで行くのは辛かったので、台北MRT新店駅がすぐ近くにあるバス停『新店站』で下車してそこから台北MRTで帰ることにしました。
もし台北駅の方まで行きたい場合はそのまま乗り続け、終点捷運台大医院站で下車すれば台北駅に一番近いです。

烏来から『新店站』までの所要時間は大体40分。行きと異なり乗車距離が変わったので運賃は15元(約73円)でした。
烏来から出発し『新店站』までの間で降りると15元、その先のバス停まで乗ると30元・45元と15元ずつ値段が上がる仕組みになっています。
※1元=4.9円で計算(2025年10月25日現在)
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ナカジマチカ / nakazimachica
神奈川県出身。日本で会社員として約7年間働いた後に独立。台湾で10年間暮らした後本帰国し、現在は神奈川を拠点にWebコンテンツ制作の個人事業主として生活中。
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